2009年11月21日(土) 15時33分15秒 tokupapaの投稿

『君の成績をぐんぐん伸ばす7つの心のつくり方』本田篤嗣

テーマ:読書ノート

山口県の塾の先生が、
中学生に向けた本を出版されました。
内容は、私が日々子供たちに伝えてきたこと、
話してきたこと、そしてこれからも伝えていきたいことと、
本当にぴったり重っていました。
まさに、周波数が一致したと感じます。



●『君の成績をぐんぐん伸ばす7つの心のつくり方』本田篤嗣



この本は、勉強の「方法」「技術」ではなく、
勉強ができるようになるための「考え方」をまとめられた本です。
ノウハウ、技術も大切ですが、考え方、つまりその心の姿勢がまちがっていたら、
目的地に到着することはできません。

がんばろうと思っているのに、思うだけで終わってしまっている生徒に向けて
書かれていますが、
そんな小中学生だけではなく、
大人の私たちにとっても、
勉強を通して成果を上げるために必要な、
大切な考え方を学ぶことができるはずです。

また、生徒の前に立つ教師としても、これからの授業の中で、
ぜひ一つ一つとりあげて話してあげたいテーマばかりなので、
じっくりと学びたい本です。



----------------------------------------------------------
この本でとりあげている7つの心とは

 1つめの心「目標」
 2つめの心「できる!」
 3つめの心「忍耐」
 4つめの心「継続」
 5つめの心「言葉」
 6つめの心「感謝」
 7つめの心「信念」

----------------------------------------------------------


この7つの心は、どれも本当に大切なもの。
本田先生の教え子たちのエピソードばかりでなく、
イチローなどのプロスポーツ選手や本田総一郎、松下幸之助など
多くの成功者の例をあげながら、
生徒に話しかけるように、わかりやすく解説してくれます。




★この本からの引用------------------------------------------


6つめの心「感謝」


 普段から、まわりの人に感謝しながら勉強をつづけてほしい。
 なぜなら、今君が「勉強する環境」を持てていることは、とてもありがたいことだからだ。
 「ありがたい」を漢字で表わすと「有難い」である。
 これは「有ることが難しい」つまり「めずらしいこと」という意味だ。
 勉強する環境を持てることは、当たり前のことだと感じるかもしれない。
 しかし、実際には、「有ることが難しい」つまり「ありがたい」ことなのだ。
 なぜなら、勉強する環境は一人で作り出せるものではないからだ。(p.124)


 ☆


 「ありがとう」を何度も口にできる君に、もたらされるものが二つある。
 それは、
  ①謙虚さ
  ②素直さ
 である。どちらも勉強する上で欠かせないものだ。(p.133)


----------------------------------------------------------


 私たちは、
 日本という、世界で最も恵まれた国に住んでいて、
 自由に勉強ができるという環境にいます。
 そのことに感謝する心を
 生徒たちに、ぜひとも育ててあげたいと思います。


 田坂広志さんも、
 『未来を拓く君たちへ 』の中で、

 この日本という国は、
  1.半世紀以上戦争のない国
  2.世界第2位の経済力の国
  3.最先端の科学技術の国
  4.世界一の健康長寿の国
  5.世界有数の高等教育の国
 これら5つの姿を同時にあわせもった、世界で最も恵まれた国だ
 と述べられていました。

 そんな恵まれた国に生まれた自分たちだからこそ、
 果たさなければならない役割というものがあるように思います。


 ☆


 「有難い」の反対は「当たり前」だと言われますが、
 生徒たちが「当たり前」のこととしか感じていない多くのものが、
 実は大変有難いものなのだということを、
 どのようにすればわかってもらえるのか。
 「有難い」と感じられる心、すなわち子供たちの「感性」を磨くこと
 こそが大切なんだと思います。

 では、どうすれば、その「感性」を磨くことができるのか。
 どのようなはたらきかけをしていけばよいのか、
 これからも模索をしていきたいと思います。
 


★この本からの引用------------------------------------------


7つめの心「信念」


 夢+積極的な心構え+こうありたい=「信念」


 ①夢

  夢のないところに信念は生まれない。それほどに夢の持つ力は大きい。・・
  夢はどんなものでもいい。だから君の夢を他の誰かの夢と比較してはいけない。
  大事なのは君が本当に叶えたいものであるかどうかだ。・・
  あくまでも、君自信が本当に欲するもの、それが君の夢だ。・・
  人は誰でも、自分の思い描いたところまでしかたどり着けない。・・
  それならば、できるだけ大きな夢を描いた方がいいに決まっている。・・
  君が成長してくことで、夢も同じように成長していくに違いない。


 ②積極的な心構え

  積極的でいられるかどうかを性格の問題にしてはいけない。
  これはあくまでも考え方の問題なのである。
  君がどう考え、どう行動するか、そうい問題なのだ。


 ③「こうありたい」という強い想い

  信念は、君を動かす燃料である。
  その燃料の一部は、君が「こうありたい」と意識することで作られている。
  「こうありたい」とは、君が自分自身に期待するイメージだ。(p.145)
  
----------------------------------------------------------


 「夢」を持つということは、とても難しいことだと思います。
 自分自身が本当に欲するもの、
 「これを思い切りやってみたい」
 「これをやっているときは時間を忘れてしまうくらい楽しい」といった、
 自分の内面から湧き出るようにあふれだすような思いが「夢」なのだとしたら、
 まだ、自分が夢中になってやってみた経験が少ない生徒の多くが、
 「夢」を持てないでいることは、無理ないことなのかもしれません。


 でも、本田先生も書いている通り、
 自分自身が成長してくことで、夢も同じように成長していくのだとすれば、
 目の前の事柄に真剣に取り組んでいくことを通して、
 自分がそれまで気付いていなかった自分の才能、
 自分の可能性を見つけることができるかもしれません。


 高校、大学というのは、
 その自分の可能性を見つけるために行くところなのだと思います。

 アルバイトやクラブ活動、趣味や旅行など、
 好きなことに思い切り時間とエネルギーを注ぐことができる時代だからこそ
 数多くの人と出会ったり、すばらしい本とめぐりあったりするチャンスが生まれます。
 そして、自分がこれまで知らなかった世界を垣間見たり、
 新しい考えを吸収したりしながら、
 自分が夢中になれるものと出会うかもしれません。

 そして、そのことを、自分なりに全身全霊を傾けて取り組んだときに、
 自分の心の内面から湧き出るような、本当の「夢」を持てるようになるのではないでしょうか。



 ☆



 ちょうど、自分という鉱山の中に潜んでいる、
 原石をさがすような感覚でしょうか。

 「これだ!」


 と思えるような、
 原石を、自分自身の中に見つけ、
 それを磨きあげてくことの大切さを
 生徒にしっかりとつかませてあげたいと思います。



著者の本田先生のブログ

  ●「Mr.Honda のココロ・トーク

  ●「mr.hondaのアメーバブログ



私も、この本田先生と同じ切り口で、
小冊子をまとめているところだったので、
世の中には、同じような考えの人がいるものだと、
ちょっと驚きました。



本田先生にコメントをお送りしたら、
早速メールをいただき、新しい出会いが生まれました。


私の周波数とぴったり一致する人物に出会ったような気がします。

「波長同通」の原則にあてはまるのでしょう。


新しい出会いに、感謝!

同じテーマの最新記事
2009年10月28日(水) 21時13分51秒 tokupapaの投稿

『察知力』中村 俊輔

テーマ:読書ノート
察知力 (幻冬舎新書)
察知力 (幻冬舎新書)
posted with amazlet at 09.10.25
中村 俊輔
幻冬舎
売り上げランキング: 10863
夢をかなえるサッカーノート
中村 俊輔
文藝春秋
売り上げランキング: 216
2009年10月24日(土) 11時34分41秒 tokupapaの投稿

『自己プロデュース力』島田紳助

テーマ:読書ノート
自己プロデュース力
自己プロデュース力
posted with amazlet at 09.10.17
島田 紳助
ワニブックス
売り上げランキング: 61


自己プロデュース力



■ 紳助竜介漫才は、「パクリ」だった・・・!?

  ------------------------------------------------------------------

    この世の中はすべて才能です。
    別に漫才に限らず、どんな仕事もね。
    才能は生まれ持ったもの。・・
    僕の才能を君たちにあげることはできません。
    だけど、努力の仕方を教えてあけることはできます。(p9)

  ------------------------------------------------------------------


  1980年代の漫才ブームで一世を風靡した、紳助竜介。
  その漫才は、島田紳助が、
  あらゆる漫才をいっぱい聞き、
  自分が面白いと思う漫才については、
  紙に書き起こしてまで、研究しつくした上で、
  売れるための作戦を立てたといいます。


  紳助は本当にいっしょうけんめい漫才を研究し、
  さらに、自分ができる得意分野を見つけて、
  絶対に負けない漫才をしたんです。


  ------------------------------------------------------------------
  
    ぼくは洋七さん(B&B)をパクリました。

  ------------------------------------------------------------------


  紳助は、この本のなかで、正々堂々と、告白していました。


  それから、
  同期にオール阪神・巨人がいたことはラッキーだったと言っています。
  オール阪神・巨人の漫才を見て、正統派の漫才はやめようと思ったそうです。
  
  


■ 島田紳助が語る「努力の仕方」

  ------------------------------------------------------------------

    僕がよく言うのは、「X+Y」でものを考えろ、ということ。

    「X」は自分の能力。自分は何ができるのか。
    これは自分にしかわからないのだから、
    自分自身と向き合って必死に探すしかありません。

    「Y」は世の中の流れ。
    これまでどんなことがあって、いまどんな状況で、
    五年後十年後、それがどんな風に変わっていくのか。
    これは資料が揃っているんだから、
    研究することでわかってくるはずです。(p.29)

  ------------------------------------------------------------------


「孫子の兵法」の有名な一節に、

 「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」
  
という言葉があります。


漫才でお客さんを笑わせるためには、
お客さんという敵をよく知ること、

つまり、お客さんをとりまく今の時代、時代の変化をしっかりと見極め、
お客さんが共感できるネタを作らなければいけないということなのでしょう。


 

■ この本からの学び

 ●詳しい1分野1箇所を増やしていく

  ------------------------------------------------------------------

    僕たちタレントというのは1分野の仕事をするのとは違う。
    「バラエティ」というだけあって、
    色んなことをしなければいけないし、
    「すべてのスペシャリスト」みたいな顔をしていないといけない。・・

    1分野につき1箇所を掘り下げて、
    全部を知っているような顔をすればいいんです。(p.72)

  ------------------------------------------------------------------


紳助は、いまや押しも押されもせぬ、売れっ子「タレント」。

昔、サンデープロジェクトにも出ていましたし、
今も多くの番組の司会を務めており、
その話芸の面白さだけでなく、
いろんなことをとてもよく知っている頭のいい人だと思っていました。


頭のよさは、
漫才での成功でも証明されていますが、
多くの知識も身につけていると思っていました。

でも、実は多くを知っているわけではなかった。
紳助の作戦にまんまとはまっていたわけです。


私も、気が多く、
いろんなことを、何でもやってみたい、

「あれもこれも」

という性格ですが、
ひとつのことを細く深く掘り下げるという視点を
持つ必要性を感じました。

これからの私自身の課題です。


 ●古い自分を捨て、新しい時代にあわせて自分を変化させていく

  ------------------------------------------------------------------

    さんまだってそう。
    世の中の変化に合わせて、少しずつ自分を変えています。
    傍から見たら同じことをやり続けているように思えるかも知れないけど、
    売れ続けているというのは、
    気づかないぐらいゆっくり変わっていってるということなんです。(p.34)

  ------------------------------------------------------------------


今、役にたつ技術も、
時代が変化によって、まったく無価値になってしまうことがあります。

それは、私たちも、IT革命の時代の中でたくさん経験してきました。


テレビの世界では、
多くの人たちを相手に勝負しているわけですから、
その多くの人たちから支持される存在でい続けるためには、
私たちの気づかないところで、
並大抵ではない、研究と努力をしているのでしょう。


スポーツの世界でも同じですよね。
元ヤクルトスワローズ監督古田敦也さんも、
プロ野球の世界では、
去年通用したボールも、バッターは研究してくるので、
同じ玉では打ち取れないという話をしていました。


  ------------------------------------------------------------------

    しかし、その相手が2年前から今日までプロに残ってきたということは、
    はっきりいってもうその手は通用しなくなっているということなんですよ。
    だから、古くなった情報は
    もう当てにならないと思って捨てないとだめですね。

         『心を読み、かけひきに勝つ思考法』 谷川浩司・古田敦也

  ------------------------------------------------------------------




  『自己プロデュース力

      島田 紳助( ワニブックス(2009/9/1) )





漫才も楽しみたい方には、

DVD『紳竜の研究』がおすすめです。



紳竜の研究 [DVD]



紳竜の研究 [DVD]


彼らの全盛期は1980年から1981年。
私が大学1~2年生のころです。
今見ても、やっぱり面白いです。