西大寺会陽に参加
した後、全身の筋肉痛に耐えながら帰宅、まずは無事生還を感謝し...
...西大寺観音院で購入した熊手に向かって 礼!
さて、明けて月曜日のお昼。
午後診開始前に慌てて西大寺観音院へ。
屋台も出て、前日ここであの白熱した宝木争奪戦が繰り広げられていたとはとても思えぬほど穏やかな雰囲気。
今年の祝主からの献上品も厳かに飾られています。
当院からもわずかながらの寄付を致しましたので、医院名が(たったの五千円ってのがチト気恥ずかしい...)。
こうして本堂に立ってみると、大床という割には小さい。
宝木投下時には最大 4,000 名がこの上でもみ合いするわけですから、怪我しないほうがおかしいです。
この上で昨夜、亡くなった方がおられるのかと思うと、胸が詰まります。
やはり当医師会の病院に搬入されたようです。
宝木投下直前から、急に怪我人の担ぎ込みが増え、ベットが満杯になったとのこと。
一昨年、昨年と比較し、私も何か殺気だったものを感じていました。
外は大雨、その影響もあってか、例年よりも本堂の人口密度は高かったと思います。
今年の会陽、救急車で搬送された方が4名、そのうちのお一人が特に重傷だったわけです。
宝木投下直後、本堂東側(私のいた場所からほんの数メートルの場所)で、どうも雰囲気がおかしい...
しばらくして救助隊が到着、すぐに救護テント内に運び込まれました。
胸騒ぎがしましたが、やはり心肺停止状態だったそうです。
AED でいったんは心臓が動き始めましたが、残念なことに「全身圧迫」で亡くなられたと。
言葉も出ません。
「全身圧迫」という死因自体、普通なら考えられないことですが、この会陽なら起きても不思議はありません。
それもあってか、いつもよりたくさんのろうそくが立てられています。
参拝された方々も、自分の願掛けだけではなく、亡くなった方への哀悼の気持ちが強いのでしょう。
屋台の向こう側で恒例の植木市が催されています。
帰りに寄って小ぶりな紅梅を購入し... 
...医院の中庭に植えました。
もちろん亡くなった方と面識があるわけではありません。
しかし同じ祭に参加し、宝木奪取だけではなく、いろいろな願掛けをされていたその方の気持ちを慮ると、思わずこの紅梅に頭を垂れてしまいます。
心より合掌。
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さて、以下は「西大寺会陽から帰ってきました」に対するコメントへの返答です。
> 500年…
確かにスゴイです。
なんと言っても室町時代から(!)ですから。
> 人間に訴えかける「普遍的」なものが
あると思います。
昨日からネット上を検索すると、「(前略)・・・後ろの奴とかも面白がって押すから、最悪だよ」などという記載をたくさん見ました。
一地元民としてとても残念です。
参加している裸衆は、誰かが少しでも倒れようものなら、「起こせ、起こせ」と、すぐに周りが抱き起こします。
それくらい会陽で「倒れる」ことが、いかに危険であるか、皆が知っているからです。
ただ、宝木投下の前後はこの人口密度(→動画
)です。
助けようと思っても助けられない状況があります。
それでも、間違っても倒れた人を無視することはありません。
他県の方々には、どうか理解いただきたいと思います。
地元の人間は誰もこの祭をやめるべきだとは言いませんし、私自身も来年また参加するでしょう。
おそらくこの500年近くの間、多くの犠牲者が出たに違いありません。
それでも続いている大きな力のようなものを感じます。
> いつかは見学に行きたいものです!
見学だなんてそんな無粋な(笑)。
是非、一緒に参加しましょう!
> 死をも恐れずもみ合う姿
例年なら「カッコ良いでしょっ!?」と V サインするところですが...
> お付き合いが深まるんでしょうね~
えぇっと、チト注釈を付けますが、○△グループなんて銘打ってますが、基本的に寄り合い所帯なんですよ。
早い話、年一回、会陽の時にだけ集まる烏合の衆です。
もちろん新入りさんも例年たくさんいます。
あつさんが M 氏グループに飛び入り参加しても、誰も何も言いません。
それが西大寺会陽の良いところです。
> 祭りは大事です。
はい、その通り。
本来、祭は怖いものだと思います。
神聖なものに触れようとするなら、何らかの危険を冒さねばなりません。
こうして生まれて初めて集う参加者が、マワシ一丁で肩を組んで練り歩くのは、一体感を醸成するためだけではなく、恐怖感に打ち勝つことが目的でもあります。
ISO さん、トップギアさん、あつさんも、一度是非ご参加下さい!