尾崎豊展、大事なことが見えてくる、 衝撃的でかっこいい世界です! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

尾崎豊展、大事なことが見えてくる、 衝撃的でかっこいい世界です!

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1984、アトミックカフェのライブ写真の前で。

数日前から、尾崎豊の本「NOTES 僕を知らない僕」 を読んでいて、彼の残した言葉の膨大な量と、表現の真っ直ぐさに感動していた。その手書きのノートを見られたのも嬉しかったし、息子さんの、尾崎裕哉くんの歌う『僕が僕であるために』を聞きながら、まるで
尾崎豊が蘇ったみたいなデジャヴュを感じ、ちよっと泣いてしまった。

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尾崎豊との出会いは、1984年日比谷野音のアトミックカフェ、反核コンサート。
当時、世の中は経済好調で、メッセージをぶつけてくるシンガーがいない、そんな中で尾崎豊を聞き、びっくりして、舞台袖に飛んで行ったのだった。

そして、その後、尾崎は、照明用のイントレから飛び降り、骨折し、それでも歌い続けた!私は興奮し、すごい親近感を感じながら、救急車が呼ばれ運ばれるまでの騒然をみていたのを、今もありありと思い出す。

尾崎豊展に入ると、NOTES,の冒頭の「絶望的青春」の一説がまず大きなパネルになっていて、飛び込んでくる。
これは、彼が15歳の、1981年の言葉。

正直に生きたい、そう思う。けど、この世の中、やりたい
  ことだけやって生きてゆくことはどうもできないようだ…
日本の文化が産業中心であるからこそ、僕らも社会の一部
にくみこまれて、ネジかなにかのように働くことを考えな
   ければならないのかもしれません…
大切な青春時代を、まちがった教育の方法によって心をか
   き乱され夢さえも見ることのできなくなってしまった少年
たち…

すごく真っ当で、正しい緻密な言葉。この本は、今15歳を生きる人たちに、まっすぐ響く言葉だと思う。
「『尾崎豊特別展』OZAKI20東京・表参道」はラフォーレミュージアム原宿にて9月7日から9月19日まで開催されています。
是非見に行って、尾崎豊の素顔に触れてください!

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尾崎豊のプロデューサー須藤晃さんと。


さて、今週末、土曜日は、新発田市民文化会館での「詩と歌コンサート」(18:30開演)。
そして日曜日は、川口リリアの大ホールでのコンサート(16:00開演)です。
今、歌う時間が何よりの楽しみ。二つのコンサートで少しずつメニューも、メンバーも違うので、それも楽しみ!是非聞きにきてください!

いよいよ9月が始まりましたね!
夏バテの人も、ねじまき直して行きましょう!
ほろ酔いコンサートのチケット予約も始まりました。

頭の中は、もうプログラムのひねり出しモードに、切り替わってます!
東京は今年が40回目。歌いたい歌が、あれもこれもで、決めて行くのが大変なの。
まずは、40年40曲セレクトの作業に入ったのですが、もしかしたら、皆さんに参加してもらって、人気投票してみようかな、なんて思っているところです。

それぞれの街の日程を確認してください!