近畿日本鉄道 乗りつぶし (21) -生駒鋼索線-
こんばんは。
引き続き、近畿日本鉄道 の 乗りつぶし です。
以下の内容は、すべて昨年の 12月30日(日) の出来事です。
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けいはんな線 を乗りつぶしたあと、学研奈良登美ヶ丘駅 から 生駒駅 まで戻ってきました。
学研奈良登美ヶ丘 7:24 → けいはんな線 → 生駒 7:33
次は、生駒鋼索線 に乗車します。
生駒鋼索線 は 生駒ケーブル とも呼ばれ、ケーブルカー ではありますが、れっきとした 近鉄 の路線です。
始発駅は 鳥居前駅 で、駅名は異なりますが、生駒駅 と歩行者用の通路で繋がっています。
↑生駒鋼索線 鳥居前駅
↑近畿日本鉄道 生駒鋼索線(宝山寺線) 宝山寺行き 鳥居前駅 7:45発
この車両は、「ミケ」 と呼ばれています。
三毛猫が双眼鏡で景色を覗いているんですね。
とても遊び心があって、お子さんには喜ばれるのではないでしょうか。
40過ぎのおじさんが、一人で乗るにはちょっと恥ずかしいかもしれませんが。(笑
なお、生駒鋼索線 は、鳥居前-宝山寺 間 の 宝山寺線 と、宝山寺-生駒山上 間 の 山上線 の2つの区間からなります。
そのうち 宝山寺線 の方は、沿線にマンションや住宅が結構あり、日常的に通勤や通学での利用もあるのだそうです。
ケーブルカー としては、とても珍しいと思います。
また、この 宝山寺線 には、さらに面白いことがあります。
というのも、ふつうの ケーブルカー は、線路が1本(つまり単線)なんですが、この 宝山寺線 は線路が2本(一見すると複線)あるのです。
それぞれが独立して運行できるようになっており、便宜上、通常運行する方が 宝山寺1号線、多客期と1号線が点検などで運休するときのみ運行する方が 宝山寺2号線 とも呼ばれています。
残念ながら、今日は 2号線 の方は運行していませんが、鳥居駅前 のホームにはその車両も停車していました。
↑鳥居前駅に停車中の宝山寺2号線の車両(ゆめいこま4)
今日は 2号線 は運行していませんので、残念ながらこちらの車両には乗れません。
↑7:46 鳥居前-宝山寺 間
中央の線路がこの列車が走行している 宝山寺1号線 で、右の線路が 宝山寺2号線 です。
一見、複線 に見えますが、正確には 単線並列 です。
↑7:46 鳥居前-宝山寺 間
↑7:47 鳥居前-宝山寺 間 (中間地点)
ケーブルカー ですから、中間地点 では、上っていく列車と下ってきた列車がすれ違えるように 複線 になっています。
しかも、1号線、2号線 がともに 複線 になっているため、一見、複々線 のように見えます。
これはすごいですねえ!
なお、踏切 が写っていますが、この 踏切(鳥居前3号踏切) は、自動車 も通行できるのだそうです。
これもまた、ケーブルカー としてはとても珍しいです。
↑7:48 鳥居前-宝山寺 間 (同じく中間地点)
宝山寺駅 から下ってきた列車とすれ違いました。
あちらの車両は、「ブル」 と呼ばれています。
車掌さんの帽子をかぶったブルドッグなんですね。
↑7:49 鳥居前-宝山寺 間
このあたりでも、沿線にマンションがあります。
↑7:50 鳥居前-宝山寺 間
宝山寺駅 が見えてきました。
↑宝山寺駅 7:50着
この列車はこの駅が終点です。
生駒鋼索線 としてはまだこの先がありますので、生駒山上行き の 山上線 に乗り換えなければなりません。
なお、この列車に乗ってきた人は、地元の人と思われる女性が2人、鉄道ファンが1人(私のことです)でした。
↑宝山寺駅に停車中の宝山寺2号線の車両(ゆめいこま3)
宝山寺駅 にも、宝山寺2号線 の車両が停車していました。
くどいようですが、こちらには今日は乗れません。
↑宝山寺駅 駅名標
さて、山上線 ですが、次の列車(というかそれが今日の始発列車なのですが)は、9:09発 までありません。
宝山寺線 が運転本数も多く、通勤通学での利用もあることを考えると、同じ 生駒鋼索線 なのにずいぶん格差があるようです。
山上線 は、生駒山上遊園地 へ遊びに行く人が利用するらしいので、その開園時間にあわせて運行すればよいのでしょう。
しかし、その 生駒山上遊園地 は、12月から3月まで 冬季休園 となっています。
つまり、今日は営業していないのですが、では誰のために運行するのでしょうか?
1時間ほど 宝山寺駅 の中でぼけーっと過ごし、やっと 山上線 に乗れる時間になりました。
↑近畿日本鉄道 生駒鋼索線(山上線) 生駒山上行き 宝山寺駅 9:09発
この車両は、「スイート」 と呼ばれています。
バースデーケーキ をイメージしてあるんですね。
↑9:09 宝山寺駅 発車直後
宝山寺駅 のホームの端から、すぐ トンネル になっていました。
↑9:10 宝山寺-梅屋敷 間
↑9:11 梅屋敷駅に到着します
山上線 には、途中駅が2つあります。
京浜急行 に 梅屋敷駅 がありますが、こんなところにも同じ名前の駅があったんですね。
↑9:12 梅屋敷-霞ヶ丘 間 (中間地点)
生駒山上駅 から下っていた列車とすれ違いました。
あちらの車両は、「ドレミ」 と呼ばれています。
車体が オルガン になっているんですね。
↑9:13 霞ヶ丘駅に到着します
まわりに何にもありませんが、この駅は誰が利用するのでしょうか?
↑9:14 霞ヶ丘-生駒山上 間
↑9:15 霞ヶ丘-生駒山上 間
この写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、終点の 生駒山上駅 が見えてきました。
↑生駒山上駅 9:16着
これで、近畿日本鉄道 生駒鋼索線 を乗りつぶしました。
↑生駒山上駅 駅名標
↑生駒山上駅
ここまで乗ってきたのは、私と、私より年配と思われるおじさん、そして、鉄道ファンと思われるお兄さんの3名でした。
そのうちのおじさんは、どこに何の用事があったのか、いつの間にか駅からいなくなっていました。
↑生駒山上遊園地
駅の目の前が遊園地です。
ですが、そもそも 冬季休園期間中 で誰もいませんし、さらには雨も降っていて、とても静かで寂しい感じがしました。
(22)へ続きます。
すみませんが、明日以降になります。
ときひろ.ねっと