本が好き!プロジェクト第三十八弾レビュー
テーマ:本が好き!プロジェクト(書評)
聞かせて! 恋ってお金のかかるもの?
- OKWave
- インプレスR&D
- 683円
好き嫌い好き嫌い。
と、花占いをする少女たち。
やがて彼女たちは大人となり、恋愛を経験し、そこに伴う金銭に敏感となってゆく。
本書は、主に女性優位な意見の多い書籍。
私にはそう感じられた。
男は女に尽くし、その関係は、不変の法則という錯覚まで感じられたので、恋愛とは、男女平等の生活行為とはいかないやや偏りのあるシーソー。
何故、「おごる」「おごらない」
そこばかりにこだわるのか?
女性として生まれてしなけらばならないこと。
男性として生まれてしなければならないこと。
それは在るとは思う。
ただ、それを、男だから、こうしろと、当然のように女性側が思うなら、おそらく自身を鏡に写せば、おやっと思うこともあるだろう。
女だから、こうしろ。
ムッとしなければ、それは出来すぎた女性。いや、鑑だと思う。
そう、人間とは、相手が当然だと思ってかかってきた場合、それは対する人に圧迫感を与えてしまう。
そう、そのことに気付いていく必要があるのではないだろうか?
無論、私だって、灯台下暗しなところも多いとは思う。
偉そうなことばかりも言えないのも事実だ。
その観点から、少し譲歩して発言せねばとは思う。
だから、前提という枷は、男女とも少しだけ緩めて、まぁ、珈琲でも飲みながら、やんわりと語っていってはみませんか?
恋って、お金がかかるもの。
悲しいかな。
それはかかってしまう消費社会。
でも、人間の欲の度合いを、少しだけ下げていけたなら、無理して紡ぎ出している金銭の何割かと、労働者の体調も、悪い方へと向いてはいかないはずではないだろうか?
恋。
それは十割が綺麗なものじゃない。
人は人と競い、争い、動物を食し、汚物をも下水施設へと流していく。
人と人との間に生まれる怒り憎しみ。
それを踏まえ、乗り越えたところに、残る絆。
男女の絆は、そこに到達した時に初めて、実るものかもしれない。
ゆえに、恋愛時にかける派手なお金は、人間の影の部分からいかに遠のこうと華を演出する幻想の宴。
人間は、美しく柔らかな場所でしか、心を落ち着けられない生き物だけれど。
人と付き合っていくのなら、影の方も見ないと、長くは続かない。
そんな風に思うのも事実だ。
この世は、生きづらい。
自殺する者に対して、理解できないと首を傾げる者も大勢いるのは、低いところの現状を認知できないからではないか?
特に、ニュー貧困層が急増している今日。
安定した金銭を手にできない者たちは、暮らし方、どう生活していけばいいか?
それらを鋭敏に考え、不安と戦っているテリブル平成!
格差のできている現代。
これからのテーマは、下層者の収入をどう安定させるか?
差異の広がる中でも、いかに新たな共生のモデルを創るか?
そこに在ると私は思う。
ゲームのように人は簡単に勝利も敗退もできない。
この肉体をどういたわり、相手の心身もいたわる気持ち。
それは大いなるテーマではないかと思う。
何故なら人は、人を邪険に扱うと、相手も邪険に扱い、クールさが加速していくのが目に見えているからだ。
人は、穏やかなリーダーのいる場では意外と和み、殺伐とした者の下にいると、次第に目が死んでいく。
そう、自分の気持ちが明るくなれるか否かは、自分の付き合い次第。
相手は、あなたの出方を常にうかがっているのだから。
だから、人は人に安心感を与えると、たいがいうまくいく。
差異の時代にあっても共生していく方法。
まさに、今、それは時代の求める需要のはずだ。
だから金銭が有る無いという論理だけで、問答を繰り返すより、まずは、互いの現状から、どうすべきか。
それを考えていくことが大切なことに違いない!?(08/4)




