A氏との「旅行記」第四部。 ついに彼は話題の推理作家にまで気に入られるというツキに遭遇!
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1月23日(水)先負・壬戌・五黄・収・参・張・奈良大安寺癌封じの法会(笹酒)・(八専)間日・水星と海王星が最接近・水星が海王星の北0゚19.7'を通る
A氏との「旅行記」第四部。
寝る前に「勉強しなけりゃね」と、ある雑誌を取り出したA氏は、その本を隅々まで読み始めた。
「日経エンターティーメント」
この本には、色々な分析が掲載されているので、仕事の際にかなり参考にしていると。
イベント系の場合、タレント等のグラフがあり、そこに○○系とか○○系と色々と人物が分析されており、確かに、この編集者のカテゴリー区分け設計は、手が込んでいる感心!
それに、映画に関する分析もあり、あぁ、これはA氏の隠れアイテムかと納得。
今まで呼んだタレント等のイベントも、ほとんど成功させているという裏に、彼のデータ解析能力という秘密があったと認識。(無論、彼のカンも相当あるとは思いますが)
しかし、こういう地道な分析を表に見せず、ジョークばかり飛ばす彼はやはり、策士だと思う。
油断させておいて、彼の好きな言葉であるどんでん返しを喰らわせるコンピューター付きF1カーのようなフットワークが軽くて飛ばし屋男。
ただ、そういうビジネスマンな顔以外にどうも、昔から(乱歩や、綾辻行人ワールド的な)猟奇感覚を持っているので、ハード・ミステリーやホラーが好きなのでしょう。(あと、お笑い好きですね)
(毎月購読している)日経エンタメを早々と読み終えると一冊のハードカバーを取り出した。
その本は?
これは、このミスで一位になっていて、俺の好きな信用できる評論家が絶賛していたから購入したと。
「このミス」もまだ読んでいたのか。
タイトルは 「治療島」
ドイツ人推理作家のデビュー作。
しかし、装丁から始まり、精神病院にサイコと、A氏が好きそうな設定で、彼曰く「最初の十ページでもう、才能を感じた」と。
その話題作、私は未読ですが、しかし、A氏は幅広く何でもやる人間です、ホント。
ミステリー作家といえば、この間、TVのインタビューで今話題の推理作家「
高嶋哲夫」さんにお会いし、その際、意気投合して、高嶋さんにえらく気に入られたようで(やはりA氏の話術は、凄いですね!)、何と高嶋さんの方から、一月○○日に(故郷の)岡山に戻りますから、是非、飲みにいきましょうと、言われたそうで。
その話を聞き、羨ましいと思った私……しかし、私はお呼びでないし、A氏に同席させてと頼んだけれど、おそらくセレブなお付き合いだからか、私如きの人間では、その席にお呼びでないという事か?
首を縦には振ってくれなかったA氏。
それで再び、彼は、ギャグを飛ばし、話は流れた。
しかし、長い付き合いで、A氏を見てきて思うのは、作品とかテーマとかより、まずは有名になれば、多くの運が集ってくるという事でしょうか。
この間鑑定した声優志望で上京されたSさんも、声優学校を出て、養成所まで入っても、ただの一度でさえ仕事を貰えなかったそうなので、そして、同期生も皆、そんなものだったと。
A氏から仕事の手伝いを頼まれた際、これまでにも芸人さん達と会う機会が幾度かありましたが、やはり吉本にせよ○○プロにせよ、お笑い系の方々はギャラは数百円とか、普通のバイトの日当より安いという富めない世界……。
しかし、A氏という人は、自分で何でも企画し、売り込みも上手く、企業でもどこでも乗り込んで、仕事を取ってこれるただのタレントではなく、頭のよい交渉人かつ企業家のような面も持ち合わせているので、東京時代、相当、お金を稼いだご様子。
やはり世の中、仕事が来るのを待っている芸人さんや、役者さんより、何かを企画し、売り込み、物をガンガン売れる営業マン的なアーティストがいると、そういう人は、自然と速足になり、儲かっていくのがこの世の構図。
世の中の優劣の縮図を見せられるようで、悲しくなってしまうけれど……。
手八丁口八丁で売りに売り、その積み重ねで人脈も広がり、次第に、大きな仕事も回ってきたという経緯もあり、つまり、A氏という芸術家は、棚からぼた餅で待つタイプではなかったと思う(最近は、ノーマルな人になってきて、かなり常識的で余り無茶にでしゃばらなくなってきたので、大人になったなぁと感じますが)。
総じて、軽いノリながらリーダーであり(しかし、私自身、A氏に征服されないよう、自分を強く持っていようと思っています)、企画者であり、司会者かつタレントであり、しゃべり上手かつ数字の取れる(ズケズケを通り越し、相手の懐に笑顔で切り込むようにシャープに入り込み、一気に攻め込んで、気が付くと、その話術にて、交渉を設立させてしまうような)優秀な営業マンであり、表現者であり、脚本家でありと、マルチな男。
しかし、高嶋さんとの飲みは羨ましいですね。
「ミッドナイトイーグル」の映画化を皮切りに、本当に時の人となっておられる高嶋さんは、今度ハリウッドからの依頼で、原作権を売る話も出ているそうで、では、A氏との接点は、ミステリーと、ハリウッドという因果の結んだ結合なのだろうか?
やはりA氏は、運のよい男です。まったく。
しかし、冷静になり思う事は、やはりそれも縁の成せる業。
私ももし縁あれば、何年後のいついつに会えるとか、人は会う年月日も決まっていると思う。
そのA氏曰く「高嶋さんは科学オタクだけど、わかりやすく話してくれるから、本当に頭のいい人だと思った。普通、科学オタクな人は、専門用語ばかりを並べて(つまり無駄が多いと?)、延々と話し続けるけれど、高嶋さんは、違う、とても頭の良い作家だね」と。
あぁ、私もコツコツ頑張ろう。







