本が好き!プロジェクト第三十一弾レビュー!
テーマ:本が好き!プロジェクト(書評)
秘伝すごい会議
- 大橋 禅太郎、雨宮 幸弘
- 大和書房
- 1575円
「秘伝すごい会議」
私は本書を読後、「潔い凝縮」。
それが本書の本質だと解釈した。
効率を極限まで突き詰める現代社会の象徴的な一冊であり、確かにここに記載されている方法を実践すれば、確実に成果は上がると思う。
ただ、それは過去言われてきた「努力」と「ど根性」
それと同質の原理ではないだろうか?
~正確には、頭脳的努力。頭脳的ど根性ではあるが~
無論、濡れ手で粟といったお得なことばかりは、人生には転がってはいない。
しかし、私が本書を読書中「君の努力と根性を見せろや」
そう背中を突付かれている心地が抜けなかったのだから、よほどのスパルタ式ではないだろうか?
売り上げが低迷中の企業ならば、必ずやってみるとよいとは思う。
しかし、常々この会議を継続していくと、人間、ガスが溜まりすぎてパンクしちゃう気がしてしまうのも確か。
何故ならば人間には、陰陽のバランス。生活と仕事の調和が欠かせぬと思うから。
効率を上げるために、休日まで会社の企画成功を考えねばならないなら(この会議を実践するなら、確実にそうなると思うゆえ)、溜まったガスは、どこかで爆発する?
そう思えて、仕方がない。
理論的に、ここに書かれた理論には、私も同意だ。
しかし、人間として、自身の動物的本能と、この体が、この効率第一の会議の方向性に、ついていけない感覚を覚えてしまった。
民主主義の中で行われる会議ではある。が、どこか会社主義を促進させる会議という一面も持っているから、啓蒙感を私は覚えてしまうのだ。
それはお前、言いすぎだろう。
確かに、この書評は、私の一面的な意見に過ぎない。
ただ作家が、読者を恐れ、読者の気持ちを察して物を書くように、私は読者として、本書の持つどこか効率主義的思想の加速感に、違和感を覚えてしまったのは事実だ。
ただ本を享受するだけの読者なら、そこまでは思わないかもしれない?
しかし、私が鋭い読者であるのか、そこに気付いてしまった?
まとめ。
効率という視点からはスペシャルな一冊!
ただし、私のように社会の落ちこぼれ人間にしてみると、やや重荷な主張の述べられてある堅い一冊。
しかし、社運を賭けて再起を図る会社の社長ならば、必読の一冊であることは言うまでもないだろう!
そう、書物とは、一面だけで評せないものであるから。
今の私の状況において、さほど必要な秘伝ではなかったものの、(方法論に)貧している会社にとっては、救済をもたらす可能性の高い優れた一冊!
心当たりのある経営者ならば、必読の一冊!(08/12)





