本が好き!プロジェクト第十五弾レビュー!
テーマ:本が好き!プロジェクト(書評)
ビジネスの論理―私はいつも限界に向き合い、格闘し、限界を超えて生きてきた。
- 斎藤 博明
- TAC出版
- 1470円
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livedoor BOOKS
書評
/ルポルタージュ

火のように熱い男という人がいる。
おそらくは、火の神「アグニ」を守護神に持つ稀有な人物。
その一人が、本書の著者斎藤博明氏だ。
斎藤氏の肩書きは、資格専門学校TACの創業者であるが、私は本書を読み、資格専門学校と彼の哲学とは、一つのライン上にあるのではなく、むしろこの経済社会に疑問を抱き、真理を求めてインドへと旅立った若かりし日の氏あってこそ、今日があるのではないかと、膝を打った。
しかも氏は、東北大学時代に禅を始め、山にこもって断食修行までしたそうだ。
生死の境まで自身を追い込み、そこで彼は人間として格段に成長したのであろう。
もしも東洋哲学を素通りして、社長というエリート・コースをたどっていった殿様タイプならば、精神世界の高さは、おそらくはある程度止まりだと思う。
しかし氏は、自身の中で悟りの境地に達したのではないのか?
インドへ行き帰国後、今度は正式にインドへ留学する道を選択。
しかし、そこで大きな障害に遭い、氏は断念するが、その程度の挫折ではこの大人物はへこたれない。
おそらくは人の何倍も勉強し、自分のルールを死守していく。
大学時代には、公民館を借りて、塾を経営。
ベンチャー経営者の魁を行いながら、精神世界をも求め、禅を続けていた斎藤氏。
一体、この方は、いつ休むのだろう?
読んでいる方が心配になるぐらい、猛烈に勉強し、働くことを刻んでいる本書は、まさに斎藤博明の奇跡の書だ。
普通、エネルギーは補給せねば枯渇していく。
しかし斎藤氏は、若い時分、食費を削り、キャベツ畑のキャベツを見ながら、それがラーメンに入ったらどれだけいいだろうと、想像しながらラーメンを食べて勉強に専念したという。
無論、貧しい時代にはそういう風景は珍しくはなかったかもしれない。
しかし、氏はそれらの苦労をその後に活かし、会社社長として大成していったのだから、やはり本物なのではないだろうか?
≪特に、精神力の強さに、私は感銘した≫
とにかく、斎藤氏の凄さが、どうだ、私は凄いだろう。エッヘンという調子ではなく、私は負けないために努力して、努力して、努力して、頭を使って使って使ってきたと、とにかく努力の凄まじさを読み手に反響させてくれるパワー・ブック!
企業戦士の中の企業戦士の生き様が、ここにある!




