本が好き!プロジェクト第十弾書評!
テーマ:本が好き!プロジェクト(書評)
今すぐなれる「見た目」美人 43のルール
- 著:竹内一郎
- 出版社:マガジンハウス
- 定価:1260円
人間は、美しいフォルム。それを気にしていく宿命を負っているということなのかもしれない。
それが神のプログラムなのかどうかはわからないが、醜さと美しさ。
その二律背半がどこまでも続く精神世界の荒野の上を、杖も無く歩いていくのが人間という生命体だ。
ならば本書は、そのコンプレックスに対する杖。そんな要素も過少ながら持ち合わせているノウハウの書。そう解析できるかもしれない。
無論、表層をどれだけ化粧し、変革していこうとも、中身までを変えることは難しい。
そんな論もあるだろう。
しかし、この面(ツラ)は、この胴は、この手足は、残念ながらパーツ・チェンジの如くには交換することは不可能なのだ(現時点の科学技術では)。
だから、動作や、手足の置き位置。そして、顔の表情。
それら後天的、二次的な努力によって、人は美形を手に入れようと、書店に、そして、エステ・サロン等へと救済を求めて手を伸ばす。
さて、本書で解かれる美の術。
それは、私の目からは、礼儀と密接した手ほどき。
そう映った。
それもそのはず、筆者の略歴を見ると、演出家(劇作家、漫画原作者)とある。
そう、筆者が収集してきた、人間が美しく見える形。
それを大風呂敷を広げて披露されたのが、本書の内実のはずだ。
「魔法の上目づかい」
「斜めとカーブでキレイを演出する」
「女のスキは武器になる」
「顔の右側はウソをつけない」
これら、おやっと思わせるような気を惹く小題が、それを物語るが如く、美形になるテクニックが、コンパクトに収められているのだ。
反射塗料を装丁に仕掛けられた本書には!
持って生まれたこの原型を変えることは適わないが、角度や、身体の動き、置き位置、心の持ちかた等によって、人間の精神そして肉体のプロモーションは、いくらでも磨きをかけられる。
そう説いているように私には感じられた「フォルム改革」を意識させられる一冊。
本書を鏡として、自分をそこに映してみるといい。
明日から、あなたの心身にも、美の神が舞い降りてくれるかもしれない!?(2007/4)






