人間にしかできない仕事 | 石黒ブログ「縁の下の力持ち」

石黒ブログ「縁の下の力持ち」

所属する組織とは一切関係のない、個人が思う所感を気の向くままに記載しています。変わった考え方もあるんだな程度に読んでいただければ幸いです。

石黒です。

毎週木曜日に更新しています。

 

多くの経営者の悩みが

「自分で考えて行動できる従業員が育たない。」

ということだと思います。

 

この考える習慣とはどうすれば身につくのでしょうか?

 

 

私はまず、疑問を持つことだと思います。

 

疑問とはつまり

「本当にそうか?」です。

 

例えば

「小麦は体に悪い」という話を聞いて

「本当にそうか?」と返せるかです。

 

これはもうどんな話を聞いても条件反射的に「本当にそうか?」と考えた方がいいです。

私は小麦が体に悪いと思っていますが、

何度となく繰り返し「本当にそうか?」を問うています。

 

「体に悪いと言われて体に悪いと思っているけど、本当にそうか?」

「実は体にいいんじゃないんだろうか?」

 

という感じです。

 

実はこの「実は体にいいんじゃないだろうか?」が

考える習慣につながるのです。

 

つまり「問いをたてる」という行為です。

 

今、AIが進化し人間にドンドン近づいています。

 

ですが、この「問いをたてる」行為だけはAIには

いつまで経ってもできないそうです。

 

慣れると簡単ですが、

これが考える習慣を作ります。

 

ニュースを見て、

「本当にそうなんだろうか。」「実は…」

と疑問を持ち、問いを立てる。

 

普段の生活からできていれば、必ず考える習慣が身に付きます。

 

しかし、まさに習慣ということで

 

慣れれば簡単な行為も慣れていない人はできません。

 

それは「楽しくない」からです。

 

疑問を持つのは誰でもできますが、

「問いをたてる」には知識がいります。

 

知識がないうちは、問いを立てるのがつまらないのです。

 

ではどうすれば知識が身につくのか?

 

勉強すれば身につくと考えるかもしれませんが、

相手は考える習慣がない人です。

そして知識も知識を呼ぶ傾向がありますので、

知らないと勉強も強烈につまらなくなります。

 

なので、ここが一筋縄ではいかないのです。

 

しかしここを仕組化していかなければ、

企業の継続的な成長は難しいかもしれません。

 

問いのない会社は「当たり前」しか提供できません。

当たり前を提供することはとても大切ですが、

残念ながらそこに待っているのは価格競争です。

 

これからの時代には新しい「問い」が必要なのです。

問いの立て方はまた今度話します。