東員自転車工房の作業日誌

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Avidの油圧ディスクelixir1のブリーディングです。


油圧ディスクは自分でも使った事がないし、意外と今までご依頼を頂いたことがないので初挑戦となる。
ということで、2年以上前に買って未開封のサイメンのディスクブレーキメンテナンスDVDを今更見てみる。
ふむふむ、油圧には大きく分けてリザーバータンクがあるものとシリンジで行うものがあるようだ。
このelixir1はシリンジで行うタイプだ。
またelixirで検索すると様々な説明動画が用意されていて、外人のイケメンが説明してくれる。英語っぽいが動きがカックイイので言葉の壁は難なく乗り越えられるだろう。
まずは説明書を読むより動画を見る方がいい。

今回のケースはブレーキパッド間が狭くディスクがかすってしまうというものだ。
確かに隙間が無く、ホイールを回すとパッドがディスクに当たってしまっている。
ここが調節できるといいのだがそのような機構は無いようで、恐らくはフルードが過剰に入っているとか吸湿して膨張しているなどの原因が考えられる。
Avid純正のスペーサーがあるので、これに合わせてブリーディングすれば適正な位置に持ってくることができるだろう。


シリンジやチューブあたりは余裕で自作できそうだが、スペーサーや注入口ねじなどがあるので迷わず純正ブリードキットを仕入れた。
手順をざっくりと言うと、フルードの入れ替え→キャリパーのエア抜き→レバーのエア抜きとなる。

フルードはDOT5.1というものを用いるが、塗装がハゲるとかニトリルグローブや保護メガネが必要とかまるで酸アルカリを扱うかのような注意書きがしてある。
ちょいと調べてみたら、グリコール系というもので非常に吸湿しやすく経年劣化するということだ。確かサイメンでもフタはすばやく閉めると言ってた気がする。


キャリパーとレバーのカバー下にトルクスのネジがあり、ここが注入口となる。


下位グレードらしくパッドは割ピンで取り付けられており、再利用できるか心配だったが一応できそうだ。


キットには色々なスペーサーが入っているが一切説明はなく、動画に従ってこの形のスペーサーを用いた。下側がカチッとはまるようになっているので間違いないだろう。

まずはフルードの入れ替えを行う。
注入前にフルード内に潜在する空気を除去する。
液クロなんかを扱う方には馴染みのある脱気というものだ。だいたい陰圧にしながら撹拌や超音波をかける。これも同じようにシリンダを引き陰圧にしてトントンと叩いたりする。


注入口ネジは両方外すと中身が飛び出してしまうだろうが、片方ずつなら全くそんなことはない。
キャリパー側にシリンジの2/3程度、レバー側に1/4程度のフルードを入れて注入口にセットする。

キャリパー側を押すと古いフルードを押し出しながらレバー側に入っていく。
真新しく見える車体だが新品と比べると少し白っぽく変色している。黒いカスのようなのも出てくる。


引き続きキャリパーのエア抜きを行う。
キャリパーのエア抜きはレバーを引いた状態で行うようだ。
先ほど押し込んだキャリパー側のシリンダを脱気した時のようにキューっと引く。
こうしてもレバー側のシリンダが戻ってくることはないので、そのためにレバーを引いた状態にするのだろう。
シリンダを引きながらプラハンでキャリパーに振動を与えるといいそうだ。
シリンジと金具の間には柔軟性の乏しいチューブで接続されているのだが、シリンダを引くとチューブのところから空気が漏れて入ってきてしまう。
接続部をタイラップで締め付けたがそれでも漏れる。DOTフルードに耐えうる耐薬品性のチューブと思われるので仕方のないことかもしれないが、ここは何らかの対策を施したいところだ。


レバーを解除しキャリパー側の注入口を密栓する。
何故か写真を撮り忘れているが、レバー側もシリンダを引いてエア抜きをする。
シリンダを引きながらレバーをカチッカチッとして振動を与えるといいそうだ。


レバー側も密栓する。


フルードをふき取るのにやたらイソプロピルアルコールを使えと限定してくるのだが、手元にあったBC-9がIPAのようなのでこれで各所ふき取っておけばいいだろう。

シマノのブレーキパッドを用意してもらっていて、同じような形をしているので取り付けられるかやってみたがはまらない。ここは互換性はないようだ。


元のパッドを取り付ける。


キャリパーの位置が偏っていたので整える。
ボルトを緩めてレバーを引きながらボルトを締めればOKと思いきやそんなことはなく、実はこの位置を整えるのが一番難しかったという笑


フロントも同じようにブリーディングを行い、キャリパーの位置を整えるのに苦戦した。

前後ともパッド間が適正になったようで、動作も良好だ。
しかし下位グレードというのに本当に精巧にできている。
この調子でロードのディスクブレーキ化もどんどん進行してもらいたいものです。

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html 

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