東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


テーマ:
これはまた凄いのがきました。

フレーム:YOSIRYUUWORKS
コンポ:Super Record 11S
ホイール:Campagnolo BORA one


聞いたこともないマニアックなフレームにスーパーレコードとスペックもさることながら、何と2014鈴鹿エンデューロ秋sp8Hrロード部門の優勝車両であります。
http://suzuka8h.powertag.jp/2013/result/autumn/801.pdf
マジだ・・・

変なチーム名が付いておりますが、地元津の名門ダイモンレーシング関係のチームらしい。これだけ強い選手となると、スポンサーとかいってこのマシンは提供されたものだということだ。想像できない世界だ。

まあスーパーレコードといっても基本は同じ、と思いきや結果的に1日半かかりました。写真の数もいつもの倍くらいあります。ではいきましょう。


決戦用で走行は少ないものの、カーボンリム用シューは真っ黒になり激しい走りを物語っている。


カーボンの塊のようなリアディレイラーだ。リンクがネジになっていたりして分解することもできるだろう。


リヤブレーキケーブルを取ってみると、アウターキャップが付きぬけかけている。これは危ない。Jagwireのケーブルセットで組んであるが、これはカンパ純正で組みかえる。
カンパ純正のケーブルセットにはこのリヤブレーキ用アウターキャップが付属していないのだが、以前シマノのアウターキャップを代用して馴染みだしのためブレーキレバーを強く握ったらアウターキャップを突き抜けてしまったことがある。
カンパのアウターケーブルは強度上アウターキャップの使用を考えていないのかもしれない。アルミの強そうなのを使っておいた方がいいだろう。

シフトケーブルのBB貫通部にはワイヤーブーツが付いている。切り口を揃えて抜き、ブーツは再利用しよう。
シフトのアウターが錆びている。


ブレーキケーブルはトップチューブ内臓となっているためケーブルライナーを通しておく。
普通は左から入って左から出るが、これは右から入っている。左後ブレーキ仕様だとケーブルラインがスムーズになる。


ニコーでバイトしてたことがあるそうです。


ブレーキ台座のブリッジが薄いため緩み止めナイロンナットでブレーキが取り付けられている。


リヤディレイラーはアルミがプーリーケージ裏だけであとは全部カーボンだ。ケーブルを留めるネジなど、この黒っぽいのはチタンボルトだろう。
フロントディレイラーはバンド式で、このネジもチタンボルトだ。割と強めに締めてあったがチタン×アルミの部分は白い粉が吹いている。強く締めてあったわけではなくて固着していただけだろうか。特にロックタイトが塗ってあるわけでもないので常識的なトルクで取り付けよう。


クランクはウルトラトルクで10mm六角レンチで連結部のボルトを外すのだが、スーパーレコードだけチタンボルトになっていて逆ネジだということだ。本当かなあとライトで照らして見てみたがよく見えない。右回しでグッと体重をかけるとバキッと・・・


KABUTOの作業台が破損しました笑。前から異音がすると思ったら、こんなことになっていたとは。
車両を降ろし、板で補強する。前より強くなった感じだ。折りたためなくなったけど折りたたんだことないからいいか。

気を取り直してクランク連結ボルトを外す。やはり逆ネジで右回りで外れた。スプロケット側に抜け止めピンが付いているので取ってから右クランクを外す。



BBベアリングはCULTでチェーンオイル程度のもので湿らせてあるだけだ。左クランクにスプリングワッシャーが入っていてこれに普通のグリスが塗ってあるが、CULTに入り込まないよう組付け時はなるべく薄めにした方がいいだろう。


チェーンリングボルトもチタン製で、インナーリングにネジが切ってあるためメスネジが存在しない。クランク裏のボルトには樹脂のこんなものが邪魔してトルクスレンチを入れる事が出来ない。押しても引いても動かなくて、頑張ってピンセットで引いたらようやく取れた。
ボルトの裏に樹脂の割が入ったカップが差し込んであり、これを押し込むことで開いたのだろうか、これは検索しても何も見つからず、どんな意味があるのか分からない。


と、ここまで半日かかった。恐るべしスーパーレコード!


FSAのステム一体型カーボンハンドルだ。ステムのあたりは中身がアルミのようだ。ケーブルをハンドル内臓にするためアッパー部にバーテープを巻かなくてもケーブルが暴れない。


上がオーバーサイズ、下がスーパーオーバーサイズのインテグラルヘッドでフレームの受け側はカーボンになっている。
下側のベアリングがかなり錆びている。


ヘッドからフレーム内側を覗くと、バリが少なく美しく仕上がっている。
シートポスト、シートピンも取り外して綺麗にしよう。


BB30規格のフレームにカンパ純正の変換アダプターが圧入してある。
カップを抜いたら中のアルミシェルが取れたりしないかなあと思って抜いてみたが、このアルミシェルは完全にフレームに組み込まれて多分リベットのように成形してある。
取り外しはバイクハンドのYC-2530BB プレスフィットBBベアリング外し工具 BB30/BB86兼用 圧入BB工具に付属しているBB30用アダプターをベアリングプーラーで引っ掛けて抜いた。
本来はベアリングに引っ掛けて叩くものだけど、これならとても静かにスムーズに抜く事ができる。
アルミシェルの中身を見る事は出来なかったが、このアダプターはグリスが塗られていないようだったので薄くグリスを塗って戻しておいた。


フォークを取り付ける。




パーツの洗浄をしようと新聞紙を広げたら多気町のマウンテンバイクコースの記事を見つけた。


リアディレイラーのプーリーはガイドプーリーが非ベアリングでテンションプーリーがセラミックベアリングになっている。コーラスもベアリングじゃなかったし、純正はあまりここにベアリングを使いたがらないように感じる。
調節ネジはスプリングで抵抗がかけられ簡単に回らないようになっている。隠れた所で凝った事をしているがなかなか有効な構造だと思う。


アダプターはフレームとの接触部に薄くグリスを塗り圧入する。

クランク裏のチェーンリングボルトに付いていた樹脂製のものは元のように差しこんだらそのまま奥まで入り込んだ。益々意味が分からない。
ペダル部のネジは重要なポイントなので念入りに掃除する。


BBベアリングの各接触部にはCULTに影響がないようにはみ出ない程度に薄くグリスを塗り、CULTにはレスポチタンスプレーを少量吹きつけておいた。
クランク連結ボルトは逆ネジ方向に矢印がある。


クランクを入れたら抜け止めのピンを差し込む。

シートピンも分解清掃して軽くグリスアップする。カーボン用はオフセットしてあるもので、これもマークが付いているのでマークを真後ろになるように取り付けた。
リアディレイラーハンガーの交換もついでに、ということでスペアに交換する。


パーツを洗浄してあとは組付けだ。


リヤディレイラーの取り付けボルトは表からもできるようだが、裏からの方がやりやすい。


BORA ONEの分解グリスアップいきましょう。


フリーボディーを留めるナットは逆ネジになっている。これでフリーボディーを取り外すことができる。


左側のオーバーロックナットは両側に六角レンチを入れて順方向(左回り)に回して取り外すが、たいてい滅茶苦茶固い。
玉当たり調節ナットを緩めて外すと左側の玉押しが取れ、シャフトを抜く事ができる。


ハブはカンパ純正グリスでグリスアップされているが、ナスカグリスに入れ替えるため残らないように除去する。グリススリーブも取ることができる。向きがあるようだ。


各部をグリスアップして元に戻す。
グリスは基本的に付いていればOKであって性能差のようなものはほとんどないと思う。
昔からよく使っているレスポチタングリスやこのナスカグリスは金属表面に残る性能が高いらしく、実際にチタングリスは薄く塗るだけでも数々の荒天走行を経てもなおベアリングに残り続けていた。
このグリスはどうこうというところで差を付ける事は出来ないので、やるとすれば少なめに塗って回転抵抗を減らすといったところだろう。


フロントもグリスアップを行う。シェルがアルミというだけでほとんどBORA ULTRAだなこれ。


ヤグラも分解グリスアップする。


カンパ純正ケーブルセットを使用する。白、赤のケーブルセットは少し内容が違うようだがどう違うのだろうか。
このセットはブレーキ、シフトのアウターインナーとシフトの金属製アウターキャップが4個、シクロクロス用の防水アウターキャップが1個という内容だ。つまり、エルゴパワーやブレーキキャリパーはアウターキャップが不要で、ブレーキのアウターキャップが無い。
ブレーキのアウターキャップにはAVEDIOのアルミ製のものを用いた。なかなかしっかりしていていい感じだ。
シフトにはアジャストボルトを中継するものを再利用するため、樹脂キャップやアルミキャップを用いた。フレームの2か所とリアディレイラー接続部は純正のアウターキャップを用いる。


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