東員自転車工房の作業日誌

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テーマ:
EASTON EA50aeroスポーク張換え、ベアリング交換、グリスアップです。


オリジナルアルミディープリムとシールドベアリングハブ、sapimCX相当のスポークで組まれた完組ホイールだ。
これが硬すぎてどうにも足に合わないということで、セミエアロスポークやバテッドスポークを用いて交差組にしてみようというものだ。
自分自身はスポークパターンやマテリアルについてのウンチクを持っているわけではなく、また色々組んで試した事もないので正直よく分からない。想像して思う所では、交差組だと路面からの衝撃はフランジに斜めに加わり曲っていなしてくれそうな気がする。駆動に関してはリムを引っ張るという応力をより多くのスポークに分散して伝達してくれそうな気がする。

などと相談したのち実際にホイールを見てみると、スポークの張力がもの凄くてさらにきしめんみたいに幅が広いのでほとんどコンプレッションホイールのような感触なのだ。
これは確かに、スポークの種類や組み方によっては何か変わることが期待される。

まずは解体して各部を計測する。


ニップル部には何か塗ってあった跡がある。
エアロスポークを通す事が出来るようにフランジの穴が縦長になっている。
アルミニップルで組まれているが、フリー側のハイテンション部にはブラスニップルが使われていた。
スポーク本数は前輪20本、後輪24本となっている。初期状態は前輪ラジアル、後輪NDSラジアル、DS2交差だ。
参考までに僕が計測した値を記しておこう。
スポークホールPCD L/R センター-フランジ間 L/R リムERD
EA50F 40 40 34 34 583
EA50R 46 51 38.5 16 583

相談の結果、前輪sapim CX-RAY 2交差、後輪sapim RACE NDS3交差、DS2交差という仕様になった。ニップルは全てsapimのアルミニップルを用いる。


この時初めてスポークプレップを使ったので、まずは説明書の通りに付けてみる。

スポーク表面を脱脂し、スポークを4~5本とり、先1/3程度までスポークプレップにつける。
そのままグリグリと回してネジ部全体にまんべんなく延ばす。ネジの溝くらいが適量、と書いてある。
一気にできるので早くできそうだが、ちょっと僕にはやりにくかった。エアロスポークだと回す事ができないし。


そこで、1本を筆代わりにして他に塗りつけるという方法にした。これなら量を調節しやすいし綺麗に塗ることができる。慣れてきたら左手に5本持って右手で塗る、と作業性もいい。


後輪から組んでいこう。左右で取り方が違うが、イタリアンであれば左に落とす方法は変わらない。

次にハブを分解、シールドベアリングを交換するため取り外す。

オーバーロックナットにも軸の両側にもそれぞれ5mm六角レンチが入る。どれも両側に六角レンチを入れて回すとどちらかが外れるといった感じだ。



リヤハブは通常通りと思いきや、フリーボディーの奥のベアリングの手前にCリングが嵌めてあった。フロントハブは軸を叩いて抜くタイプだ。
リヤハブのシールドベアリングはよくある規格のものだが、フロントハブにはインチ規格のシールドベアリングが使われていた。一応アマゾンで手に入れる事はできるが、かなり高価だ。

このハブは前後ともにベアリング間はスペーサーや段差で決まっているタイプだ。これが厄介な事に、オーバーロックナットを締めこむとベアリングに変な力が加わって回転が渋くなってしまっているのだ。ここをアルミスペーサーで調節する、ということを試みてみる。


例えばフロントハブはベアリングの位置に対して内側の段差の幅が広いため、ベアリングを圧入した時点でインナーレースが外に押し出されアウターレースとのずれが生じている。
アウターレースが内側に入りすぎないようにスペーサーを入れ、ベアリングの平行を保つというものだ。


元々1mm厚のアルミワッシャを平ヤスリで削って電動ドリルの研磨ビットで馴らすことで薄くしていくが、0.2mmくらいが限界だ。スペーサーでサイズがあれば0.1mm厚というのも既製品であるが、今回はサイズが無く代わりにアルミワッシャ(パッキン?)を使ったのでいい感じの厚さにするのが難しかった。
いい感じになったと思ったらクイックを締めこんだら硬くなってしまったりと、なかなか難しかったが何とか始めよりはマシな状態まではできた。ここは共締めナットにしてもらいたいものだ。

後輪は今度はアウターレースの幅が広くなっているのでインナーレース側にスペーサーを入れる。これも0.2mm程度まで薄く削って設置したらオーバーロックナットを締めこんでもいいようになった。

軸を通す時にスペーサーを捕まえて通さなくてはならない。事情を知らない人が開けたら何だこれってなるな笑


フリーボディーは問題ないのでベアリング交換のみだ。


完成しました。



東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html

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