東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


テーマ:
これはなかなか面白いホイールです。


DT Swissのチューブレスホイール、これちゃんとスポークホールが無いのだ。
マヴィックやシマノはリムにネジを切るタイプ、カンパやフルクラムは磁石でニップルを誘導するタイプ、じゃあDTはどうしたかというと、


凝った事したなあ。重量がネックとなるチューブレスホイールだが、他社はニップル部だけ分厚くしたりしているので、重量面でもそんなに目立ってはいないだろう。
現行はRR 1450 TRICONというようで、前後で1500gとのことだ。

今回はこのホイールを分解してハブとスポークを交換する。
ハブフランジ側は通常の首折れスポークが使えるタイプで、ニップル側はφ2.0となっている。
なので完組ながらDTコンペティションが使われているようだ。
これで普通のニップルが使えたら手組用チューブレスリムとして最高なんだが、このニップルが曲者で材料調達に苦労した(オーナーが)。

ネジ部にはDTのprolockが塗布してある。緩み止めのようなものだ。
ニップルは四角ではなく、トルクスのような形になっている。
これはまたparktool様がSW-5という品番でニップル回しを出している。誰がこんなもの買うんだと不思議に思うのだが、アマゾンで在庫が2個あった。割と色々な通販サイトでも見つかった。


このチューブレス構造をDT triconというのだろう。それ専用のニップル回しだ。


タイヤを外すと確かにスポークホールがなく、クリンチャーとして使用する場合でもリムテープが不要だ。
ニップルはprolockが塗布してあり回しにくいと思いきや、意外とすんなり回る。
縦にずらすとニップルユニットごとリムから外すことができる。

このニップルの代わりに一般的なニップルを使う事が出来たらいいなと思い、手持ちのニップルを試してみる。


ホシやsapimは頭がでかくて入らない。アルミだとなおさらだ。DTブラックブラスニップルだけはすっぽり入ったが、大きさがちょうどすぎてガッチリ嵌ってしまう。これで張力がかかったら回す事ができないだろう。
そう見ると、DT triconは頭がお椀状でかなり小さくなっている。


じゃあなんだ、お椀状にすればいいのでは?と思い、電動ドリルに取り付けて削って成形してみた。


ううん、まあ何とかといったところだ。やはり頭が分厚いぶん、斜めにして張力が加わったら引っかかってしまうような気がする。最悪ニップルが手に入らなかったらニップルだけ使い回しかな、としてオーナーのニップル捜索を待つ。


何と手に入りました。スポークはDT aeroliteを奢る。


フロントハブはそのままの18H、リヤハブはDT 240sの24Hに変更する。
スポークの購入は、別件で教えてもらったpaxcycleにしてみた。
スポークやニップルを1本単位で購入でき、小さい荷物ならメール便で送料が安くできてとてもいい。これでカード決済が出来たら多用してしまいそうで怖い。それより店主のキクちゃんブログというのが面白くて読み込んでしまうというトラップだらけのサイトとなっているので注意した方がいい。

今回はアルミニップルということでスポークプレップを使った。


後で気付いたんだけど、ニップル側にprolockが塗ってあってちょっと塗りすぎになってしまったが幸いエアロスポークだったので共回りを防ぐ事ができた。
ハブを交換するのでスポーク長が変わるかもしれないと思い、RR415のERD599mmを仮に代入してスポーク長を計算すると0.5mm以内の差だったのでスポーク長は解体したものの実測値を用いた。ちなみにメーカーからの情報によるとERDは600mmとのことだ。
スポーク長の測定にはパークツールのSBC-1を使ったのだが、


何とこれ、実際より1mm短い数値を表示するようなのだ。
ややこしいけど、例えば280mmのスポークを測ると279mmと読んでしまう。
けっこうどのゲージもそんなもんらしく、メーカー内では安定しているとのことで、世界的にパークツールのSBC-1は1mm短いと言えるだろう。
そんなことは知らないので(これは後日自転車屋さんで聞いた)、そのまま実測値を伝えて注文してもらったら在庫が無く、偶然1mm長い方に変更したので良かったが短めにしてたら危ないところだった。

組み方は後輪は左右とも4本取りイタリアンで前輪はラジアルだ。
フリーボディーを上にして上に一本落とし、その左隣の下に落とす。
この始めの1本はロゴの真裏の右側にするとバルブホールがロゴの下に来るようにできる。4本取り、6本取りも同じだ。

ニップルをつまんでユニットを嵌めこみ、そこにスポークを繋げる。何だか通常のスポークホールがあるリムよりやりやすいくらいだ。


スポークパターンはこんな感じだ。DTスポークは首折れの部分がギチギチにできているので、張力だけではこのようにフランジに沿わない。特にaeroliteなので横方向にはペランぺランで、綾取りの部分がグニャグニャになる。スポークを通した時にグニっと曲げるくらいにしないとこのようにまっすぐにはならないくらいだ。


振れ取り台はTacx Exact Truing Stand T3175を使用していて、安物のくせにかなり使用頻度は高いので何気なく改善している。
まずゲージが見にくかったので白いビニールテープを貼って見やすくした。


あと設置にクイックがいるのだが、馴染ませたりセンターゲージを当てたりするたびに外さなくてはならないので振れ取り台専用クイックを用意してスペーサーを入れた。


完成しました。

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

タロウ銀輪さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。