東員自転車工房の作業日誌

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テーマ:
お陰さまで忙しくしてます!
日誌がたまっておりますが今日ようやく完結したBMC載せ換え作業いきましょう。

フレーム:BMC SL01 → BMC Racemaster SLX01
コンポ:campagnolo centaur10S
ホイール:MAVIC ksyrium SL

このSLX01、お目にかかるのは3台目だ。しかもヒンカピーモデル。
おお、ヒンカピーはアメリカ人だったんだなというデザインだ。すいませんツールとかあまり見ないもので。

これはなかなか手強い車両だった。
・エルゴパワー故障→別作業日誌参照
・veloce BB→特殊すぎ
・EASTONフォーク使用→クラウンレース付け換え
・カンパ10Sチェーン→ミッシングリンクで対応
・バンド式FD→直付FD
・旧型キシリウム振れ→5.5mmニップル回し
・エンド曲がってる?→何となく調節

概要はこんな感じだ。
では載せ換え前の観察。


10Sケンタウルの限定カラーらしい。ガンメタ調の色合い、華奢で美しいクランクだ。


チェーン長さはインナー×トップで程よくクリアランスがある状態となっている。
カンパ10Sチェーンは2コマくらいのコネクタを使って繋げる。一応ホーザンのチェーン工具でかしめ作業ができることになっているが、このコネクタだけで1500円くらいするらしいし無難にミッシングリンクで対応させてもらった。


SL01はバンド式だがSLX01は直付け台座が付いており、ここだけ限定カラーは使えなくなる。


オーナーがオークションで見つけてくれました。10Sケンタウル直付FD。直付はbraze-on、バンド式はclip-onというようだ。


チェーンは伸びていないのでparktoolのチェーンクリーナーを用いて洗浄して再利用する。
けっこうこんなことになる。


繋げた箇所を避けてチェーンを切る。
切る場合は一般的なチェーン工具で行うことができるが、かなり固くすごい音をたてて抜ける。

10mmくらいの大きい六角レンチでフィキシングボルト兼フタを外し、コッタレスクランク抜き工具を用いてクランクアームを抜く。
これは四角テーパーだが、カンパニョーロは独自のテーパーになってたり、あろうことかグレードによって変えたりもしているらしい。一見互換性があるように見えてもBBとクランクは一心同体と考えた方がいいだろう。
今回はJISシェル→JISシェルだから良かったものの、おちおちフレームも変えていられない。


丸い6つの窪みがあるBBシェルだ。超高級専用工具を買わなくてはならない匂いがプンプンする。検索すると中古品などが結構出回っているようで、特殊ながら数はそれなりに出ているようだ。
名前はveloce BBで、本来ならこんな工具が必要となる。


確か5~6千円くらいか、カンパ工具にしてはまだ良心的な方だ。
何かないだろうかねえと探していたらparktoolが出していた。流石だ。いつもお世話になっております。
parktool BBT-4

これは腕の力でスイッと回るわけがなく、フィキシングボルトと適当なスペーサー等を用いて押さえておき、アームをハンマーでガンガン叩くという方法で回した。
やっとのことで回っても何だかすごく固くて、かつ薄い工具を当てて慎重に回さなければならずなかなか苦労した。


ロックタイトのようなものが塗ってある。回りにくいはずだ。
やたら付け外しに苦労する割にカードリッジ式のようでグリスアップすることもできない。
かといってカップ&コーンの四角テーパーにしようにもクランクが合うかは分からないし、ううむ、まあ見た目がスッキリしてるからいいか。というパーツだ!


次はフロントフォークの移植を行う。
ヘッドベアリングの規格は同じような感じがするが、フレームに付属のベアリングが絶対なのでこのクラウンレースを付け換えてベアリングは載せ換えないでいいようにする。


しかしこの通りスリットが入っていて簡単に広がるので、マイナスドライバーなどでこじれば簡単に取れるようになっている。カードリッジベアリングならではの芸当だ。
EASTONのクラウンレースをSLXのフォークに付け、SLXのクラウンレースをEASTONに付け、EASTONはSLXでSLXはSLで・・・

ヘッドチューブやヘッドパーツで長さが変わるので、少しコラムが余った。
とりあえずそこらへんの5mmスペーサーを入れて一時すっかり忘れる。



さてBBを付ける前に、このフレームはシフトケーブルを通しにくいんだった。


シフトケーブルはダウンチューブ内臓式で、BB下のスリットから出てくる。ここにはライナーは無く、なかなかワイヤーが出てこないうえ右から出るか左から出るかは運次第という恐るべき仕組みになっていて、一応BBシェルの穴から覗く事ができる。なのでBB取り付けの前にシフトケーブルを通しておいた方がいい。
ちなみにBB下のケーブルガイドはこのフレーム専用品があるはずだが付いておらず、SL01に付いていた標準的なケーブルガイドを移植した。穴をニッパーで繋げて真ん中にボルトが通してある。幅広なので出口の穴の両端ギリギリになってしまった。


BBは片方を締めるともう片方が入らなくなってしまうので、左右交互に回していく。
この美しいBBには70Nmと書いてあるのだがそれはちょっとギャグなのではないだろうか。
また工具をフィキシングボルトで押さえておき、右回りにトルクを加えるわけだがチェーンステーが広がっていて邪魔だ。あまりやりたくはないが、アームをハンマーでコンコンと叩いて4~50Nmくらいで締めこんだ。いや50でも大概だと思うが。


キシリウムSLの分解グリスアップいきます。
前のフレームも2004年くらいの懐かしいものだが、このキシリウムも同じころのものではないだろうか。

それにしても、イソパルスと呼ばれるスポークパターンからハブの構造まで今と全く変わっていない。よっぽどもう改良する所のない構造なのだろう。


フリーボディーは今と違うような気がするが違うのだろうか。
MAVICだったらフリーボディーの交換で何にでも対応するので問題はないが。


RDはチェーンを付ける前にだいたい可動範囲を調節しておく。


ちょっとプーリーが垂直じゃないなあと思ったら、調節ネジが凸凹だ。エンドが曲っているのか。調節で変速は問題なくできるようになった。


FDは新品でシールが貼ってあったのでそれを参考に位置合わせをする。1.5~3mmだそうだ。


チェーンの接続はミッシングリンクを用いる。1コマ分短くなった。フレームジオメトリでクランク-エンド間が近づいたのだろう。


やっぱりちょっと内側に曲ってるな。
あとはキシリウムが落車の影響で振れており、それを調整するのみだが自転車屋で注文したニップル回しがなかなか入らない。
なかなか入らないというのをよく聞いたのでCRCでparktoolのものを注文することにした。
そうすると何だか3種類くらいあるようだ。
sw-13には「アイレットスクリュー(M9)と従来の外径5.5mmφ(6溝)のインテグレーテッドニップル(M7)に対応します。」と書いてある。
一方、sw-12には「アイレットスクリュー(M9)と最近のカーボンスポークに採用されている外径6.4mmφ(7溝)のインテグレーテッドニップル(M7)に対応します。」と書いてある。
これのちょっと前に最近のキシリウムを触ったのだが、それは6.4mmφというものだった。このキシリウムは5.5mmφだ。多分どこかのタイミングで規格が変わったのだろう。
新しいのがsw-12で古いのがsw-13というのがよく分からないがそのようだ。


これは古いキシリウムなので青いsw-13を使用した。
前後ともピコっとした縦振れを含む振れ方をしており、スポーク本数も少ないのであまりよく調節はできなかったが、縦振れは変に調節するとバランスを崩しかねないのでマイルドに抑える程度にしておく。


それよりも、後輪が少しセンターがずれてきている。クロス組の左側に引っ張られているようだ。
なので、ちょい右に引っ張る→振れ取りという順番で調整した。


ブレーキ面を掃除する。


完成しました。

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