東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


テーマ:
PEGASUSオーバーホールです。
こちらはおおよそ25年前の旧車だ。

フレーム:Pegasus ROAD
コンポ:Suntour Cyclone
クランク:Suntour Superbe
ホイール:Suntourハブ、MAVICクリンチャーリム


オーナーは当工房から北勢線で5駅ほどの地元の方だ。
ちょっと車両見せてくださいと言ったら乗ってきて頂きました笑
このPegasusというのは聞いたことがあるなあと思ったら、あの高千穂氏がスポルティーフをオーダーしていた神金自転車商会のオリジナルフレームだな。確か東京の方の自転車屋だったと思うが、それが何故この員弁にあるのかというと、以前その辺に住んでた事があってその時に購入されたのだそうだ。
それからも数回オーバーホールして使ってきたそうで、大切に使われております。

この車両に関しては完全なオーダーフレームというわけではなく、フレームはNationalの刻印がしてある。パナソニックのトレードマークとも言える集合ステーであり、コンポをチョイスすることができるセミオーダーという形で組んだものだ。

いつものケーブル類とバーテープ交換の他、ラバーグリップとタイヤ、チューブの交換もお任せして頂いた。


かなりくたびれている。グランコンペのブレーキレバーに以前一度交換しているようで、吉貝のラバーグリップが被せてある。これはサイクルベースあさひで見つけることができた。シマノの600用のもスモールパーツとして発注できるようになっている。これはありがたい。
タイヤはパンクしないのということで、4000SとコンチチューブをCRCで購入した。

全体を見るとまずブレーキレバーの握りがかなり重いのと、カートリッジBBが緩んでいる。ハブのガタはない。チェーンの伸びはなく、これも切らずにチェーンウオッシャーで洗浄しよう。
ラバーグリップは無理矢理合わせてあるので若干形が合っていない。同じものを発注したのでハサミで切って成形しよう。


クランクを外そうとフィキシングボルトのカバーを外そうとすると、六角レンチのタイプになっている。珍しい。左側は難なく外れたが、右側がかなり固く締まっている。しかもすでにナメてしまっていて六角レンチが引っかからない。これはピンチだ!

ヤスリで削ってもうひとつ大きいサイズの六角レンチがはまるようにするか?いや、けっこう固いのでそれでもナメてしまうかもしれない。ということで、ペグスパナが使える幅で穴を開けて先日入手したアジャスタブルピンスパナで回す事にしよう。


それでも馬鹿みたいに固く締まっていて、ピンスパナを押さえるよう両手を開けるためにペダルの穴にφ13ステンパイプを差し込みクランクを止め、工具をグイッと押さえてナメないよう慎重にかつ思い切りピンスパナを回す!が回らない。
粘り強く体重をかけ続けたらパキョーンと回った。良かった。何か最近こんなの多いな。


ボックスレンチでフィキシングボルトを外し、コッタレスクランク抜き工具でクランクを抜く。
カートリッジBBだがBBシェルにフェイシングした跡がある。恐らく元々はカップ&コーンBBで、オーバーホールに伴いカートリッジBBに交換されたのだろう。
カートリッジBB用アダプターを用いてBBを取り外す。


グリスでゴテゴテになっていて分からなかったが、やはり真新しいBBが付いていた。


いやーもう洗浄というよりレストアといった様相だ。かなり汚れてはいるがいいフレームなので磨いて組みなおせば新車とほとんど変わらないように思えるほどだ。パナソニックのフレームもなかなかいいですなあ。


Wレバーはフリクションタイプでプラスチックのブッシュが挟まれており、これの締まり具合でレバーの固さを調節する。摩擦が必要なのでグリスは要らなさそうだが、ちょびっとだけ付けると滑らかに動くようになる。グリスは付いていなかったっぽいので付けないのが正解かもしれないけど。
アルミパーツがくすんでいるのでバフがけしようかと思ったが、ホームセンターで買った錆び取り剤を布に付けて磨いたらかなり良かったのでアルミパーツ類は全部これを使って磨いた。


ハンドルに残った両面テープの跡はディグリーザーとワイヤブラシで削るように剥がした。ここは塗装面でもないし、リムセメントリムーバーやうすめ液など強烈な溶剤を使ってもいいだろう。


ディレイラーは表面が腐食し始めているくらいだったので、ワイヤブラシでガシガシこすったあとで錆び取り剤で磨いた。ワイヤブラシって傷つきそうだけど、錆を落とそうとするとこれくらいやらないと全く歯が立たない。錆び取り剤だとかコンパウンド関係でもいいと思うけど、それで仕上げるだけで全くもって傷は気にならない。出来れば鏡面仕上げしたいところだが、手間と仕上がりのバランスを考えるとまあこんなもんだ。


ブレーキキャリパーはオーバーホール時にSORAに交換されてしまったようだ。ウチの三連勝に付いていたキャリパーがちょうどサンツアーのもので、三連勝は発電専用になってブレーキは使わないのでこれに付けちゃうことにした。spirit proって書いてあったかな?74とアッセンブルされていたものなのでかなりいいものだと思う。
フォークに付けてみるとやはりSORAとは別物のオーラを放つ。


交換パーツが届いたので早速組んでいこう。


専用じゃないのに異様にフィットする。下側だけ5mmほど切った。これで少しはスムーズにレバーが動くだろう。
写真の順番によるとここでハブのグリスアップをしているようだ。
サンツアー2爪タイプのボスフリーで、いつものようにモンキーをあててハンマーで叩いて外した。オーバーロックナット寸法は126mmだったかな。


ハブベアリングのフタが歪んでいたのでワッシャーで挟んでみたら割とまっすぐになって見た目が少し良くなった。


レスポチタングリスでグリスアップする。


ホイールは少し振れがあったので調整した。またリムがブレーキシューで真っ黒になっていたのでマヴィックの通称「消しゴム」でブレーキ当たり面をきれいにした。僕はマヴィックのアルミリムを使っているので自分用によく使うが、こんなことができるのはリム表面が強いマヴィックくらいのもので、他のリムには使わない方がいいだろう。これによりシューの食い付きが良くなり、ブレーキのフィーリングが格段に変わる。


オマケ、ベルとかも磨いちゃうよ。


リムテープはヴィットリアで新調、コンチネンタルのチューブは肉厚でパンクに強そうだ。そしてタイヤは定番の4000Sとした。


ケーブルを張ってバーテープを巻き完成です。


ちょっと周りを流してきたら、もの凄く滑らかに走る。軽くてスパッと走るのもいいけど、滑らかに慣性を使ってじっくり走るのもまた自転車らしさが際立って好きですねー。

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html

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