東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


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前回作業前の状態を確認したので分解していこう。


バーテープを剥がしてシフトケーブルを抜く。ダウンチューブ上のアウター受け部のプラスチックキャップが結構曲っている。エルゴレバーは外側下の穴から入れて上から出すようになっている。ここのカーブがきつく、インナーワイヤにも少しクセが残っているようだ。
リヤブレーキワイヤは内臓でフレーム付属と思われるカップが前後にあり、中は太めのライナーが入っているがフレームに穴が開けてあるだけのもののようだ。ワイヤに細い針金を連結して抜くことで針金を通しておく。新品の時はこのライナーでも通してあるのだろうか。


ウルトラトルククランクの連結ボルトは10mm六角レンチにスパナをかませて回そうとしたが回らず、ソケットレンチに六角ソケットを付けたものが丁度とどいたのでこれを用いて回すことができた。ギリギリだったのであと5mmでも延長できるといいが。今度延長アダプタものも探してみよう。


BBカップにクランク抜け止めのピンがはめてあるのでこれを取ってからクランクを抜く。
この前コーラスのチェーンリングボルトはペグスパナが合わない形状だったが、アテナは一般的なペグスパナが合う。と自転車屋さんで話していたら、どうやらコーラスはチタンボルトだからなのかもしれないということだ。表は六角だった。トルクスになっている場合が多いようだが、このアテナはブレーキシュー取り付けボルトくらいだ。年代によるのだろうか。ちなみにこれは3年ほど前のモデルとのことだ。
スピンドル径は25mmなのでベアリングは内径1インチの規格だろう。圧入するには塩ビパイプがぴったりだ。

ベアリングがクランク側に圧入してあるので、フレームに残ったのはカップだけだ。BBシェル幅は70mmなのでイタリアン規格、両方正ねじだ。
しかしこのカップは通常ロックタイトで接着してあるようなので取らずに古いグリス等だけ綺麗にしておく。


以前自転車屋でアングリルのオーバーホールを行った際にフォークが圧入されているような感じでハンマーで叩き出していたのでこれもそうだと思う。
試しにステムを抜いて引っ張ってみたがやはり全然抜けない。マルチプレッシャーアンカーを抜いてコラムを下に叩いたらようやく抜けた。ヘッドワンほどではないがONDAフォークはたいてい圧入されていると思っていいだろう。フォークだけではなく、ベアリングも圧入されて手の力では取ることができない。確かにヘッド周りがガッチリしそうだがちょっとメンテナンス性は悪いかなあ。まあ、ただ古いグリスを取って新しいグリスを付けたいだけなんだけども。ベアリングを取ろうとするならばヘッドワンポンチで叩き出す方法になると思うが、やるなら交換する時だけだ。



上側の玉押しもギチギチだ。ベアリングには型番が書いてあるのでピナレロ専用というわけではなく規格品を使っているようだ。


ハンドル角はビニールテープで印を付けておき、ボルトの錆を落としてから再度取り付ける。ハンドル押さえの板は上下の隙間が同じになるように締めつけよう。
マルチプレッシャーアンカーを付け、トップキャップを締めこむことでフォークを圧入する。作業前は少しだけフォークにガタを感じたが、これだけで全くガタがなくなったので一応意味はあったようだ。しかしこれだけギチギチに組まれているのにどうしてガタがでてくるのだろうか。ギチギチだからこそ一部だけ潰れたりするのだろうか。いずれにせよ、どうして直ったかは分からないままだ笑。


シートポストはカーボンと思いきやアルミに化粧してある。シートポストクランプはトムソンに換えてあって、ボルトが前になっていたので見慣れた後ろにしたら、ボルトが前になるように説明書には書いてあったとのことだ。ボルトを後ろにして使ってたらトムソンファンに怒られそうだ。


さて、ではカンパニョーロの分解洗浄をしてみよう。
RDのアームの中にスプリングがなく空洞になっている。スプリングは内側のリンク部に集約されていた。
プーリーはベアリングではなく、シマノと同じ構造になっている。ボルトとプーリーの間のリングは溝が切ってある。溝側が外側になるように取り付けられていたが向きが決まっているのだろうか。
よくプーリーはベアリングのものにカスタマイズされるが、このベアリングレスのタイプも意味があるのだ。ベアリングはよく回るところがいいが、万一砂等が侵入したら止まってしまう。ベアリングレスのタイプはそこまで回転はよくないが、多少砂を噛んだって変わらず回る。日本のように綺麗な道路環境なら問題ないが、ジロなんか見てると泥遊びしてるようなもんだから一流レースであっても場合によってはベアリングレスの方がアドバンテージが高くなることもありうる。
僕はそんなことで、ロードはベアリング、MTBはベアリングレスと使い分けてます。王滝でプーリーケージがぶっ飛んだらと想像するとぞっとする。
この網のようなプーリーはカンパ特有の振動を吸収するものだろうか。この網の中に油汚れが侵入したら悲惨だからこまめな洗浄が必要そうだ。



FD、キャリパーは特に変わったところはない。このシングルピボットブレーキを触ると、昔のに比べて随分剛性が上がったなと思える。触って感じるくらいだから乗ってブレーキかけたらどんなだろうなあと妄想が広がる。綺麗に見えるがねじが錆びていたり黒いグリスが固着していたりとなかなか洗いがいがある。
カンパのクランクはクランクアームとクランクが1か所兼用になっていて、インナーリングを取るとスペーサーがコロコロとなるのでなくさないように注意だ。

ちょっと長くなってきたけどシャマルの分解グリスアップいってみましょう。


カンパのロックリングアダプター祝2回目であります。カセットリムーバーはシマノ用だけど問題ない。


フリーボディーを固定するナットは逆ネジだ。軸左側に六角レンチを入れ、ナットを右回りに回すと緩む。


ナットを外すとフリーボディーを外すことができる。グリスが真っ黒だ。かなり走り込んである。


今度は両側に六角レンチを入れて左側のオーバーロックナットを緩める。


玉押し調節のナットに付いている小さいボルトを緩めると簡単に回せるようになるので調節ナットを外し、玉押しを取ると軸を抜くことができる。


おおう、ベアリングが真っ黒だ。白いはずのパッキンも真っ黒になっている。


フリーボディーがかなり溝が深く、ブラシを使って洗浄する。爪の部分もついでに。
リテーナー付きのボールを入れて白いパッキンを取り付ける。白いパッキンは段差にはまっていないと必ず干渉するので確実に段差に入れる。だいぶ難しいけど。


フリーボディーの爪の内側にグリスを入れるとラチェット音が幾分か静かになるが入れすぎると爪の動きが鈍くなるので軽く入れるくらいがいい。


グリスアップして組み立ててホイールは完成。
あとはケーブルとチェーンが届くのを待つのみだ。
発注してから1週間半で届いた。続く!

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/

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