東員自転車工房の作業日誌

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Fulcrum Racing 5 シールドベアリング交換です。
今回は地元三重県鈴鹿市の方からのご依頼です。僕の職場が四日市なので平日の夜間に受け渡しなどやりとりができたのでよかった。地元ならではですな。

ホイールを2種類お預かりして、ひとつはEASTONのcircuitでVelomaxのハブのもの。こちらはベアリングの状態や振れを点検したけど全く問題なかったのでそのままお返し。

このハブは恐らくシャフトの中心部の径が大きくなっていて、ベアリングを交換する時はこのシャフトを叩いて打ち出すというものだろう。
フリーボディーはナット固定と思いきや、こちらのオーバーロックナットもはめてあるだけだ。
こりゃフリーボディーもベアリングと同時に圧入されている感じか?
まあ交換といってもシャフトにダメージは必須なので交換というよりホイールごと消耗品という扱いだな。造りが簡素になるから安く軽くできる、数字が出るから売れる、そこそこ乗り潰して買い換える、そういう方向性のホイールも市場には必要だ。

次Fulcrum Racing 5 を分解していきます。


3以上はカンパと同じようなハブだが、5以降はシールドベアリングとなる。


後輪は両側六角ナットになっていて、シャフトは直パイプで両側にオスネジが入っている。
両側にレンチをあてて回すとどちらかが緩む。フリーボディー側が外れたのでフリーボディーを抜く。


直パイプにスペーサー、ベアリング、スペーサー、ベアリング・・・と挟んでいって両側からグイッと締めこむような構造だ。
そしてこのベアリングがかなり悪い状況だ。前輪は回っていないのもあり、あわやシャフトが削れてしまうところだった。前輪2個と後輪主軸2個交換ですね。ウキウキー。

主軸ベアリングの間にスペーサーが入っているためベアリングプーラーを引っ掛けることができず、片方はマイナスドライバーで打ち出す。スペーサーを摘出したらもう一つはベアリングプーラーで抜く。


前輪は両側共締めナットになっていて、任意の幅で確実に固定することができる。


ベアリング摘出できました。寸法を測ると4個とも6001番だった。


ベアリングの圧入はネジ棒とワッシャを使う。racing5のベアリング交換は以前にもやったのでちょうどφ28mmに削ったワッシャがあり、それを用いた。


そうそう、このあたりにはいつもレスポチタングリスを使っていたけど、販売中止になってしまったし在庫が無くなってきたのでナスカグリスを使ってみた。


グリスは付いてりゃいいというものなので組付けの時点ではいいかどうかなんて分かりゃしないけど、塩水吹き付け試験を900Hrクリアというので耐久性はありそうだ。レスポも元々は水上バイクの用途ということだし、確かに自転車より過酷な状況というのはいくらでもある。
このナスカグリスは高温にも耐える所がポイントが高い。フリーボディーにも使えるということだ。
あとはスペーサーを正しく入れて組み付けるだけだ。


うーん、でもロックナットを思い切り締めると回転が著しく悪くなる。ちょっとだけ緩めると一応許せる範囲内にはなる。固定はできているが、乗っているうちに緩むかもといったところだ。
主軸間のスペーサーがほんのちょっとだけ短くてベアリングの外輪内輪が僅かにずれてしまっているのかもしれない。このあたりはシビアに精度が求められる部分だし、前やったracing5もあまり締めこむことができなかったような記憶があるし、難しい構造だなあ。
前輪も同じくベアリングを圧入し、シャフトを通す。


前輪は共締めナットなのでバッチリだ。後輪の左側もこうすればいいのに。何か問題あるのか?
完成しました。これはベアリング交換が容易にできるので長く使える代物ですね。



東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/

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