東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


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昨日はピナレロFP5のワイヤが切れたということで急遽整備を行いました。

まさかと思ったがまたここかー。
ST-6600リア側ケーブルがタイコから1cmくらいの所で切れている。
以前の記事を探してみると1年半ほど前のことのようだ。
http://ameblo.jp/toincyclefactory/entry-11076747336.html
タイコはラチェットの中だ。レバーを取ってもあまり意味がないことは以前やって分かっていたのでこのままやってみる。


解除すると回るギアを発見したので解除レバーを倒しながらギアを押してみたが5段目くらいから全然動かない。でもそこまでは正常に動く。
正常に動く範囲をガチャガチャと動かしていたらラチェットが回ってタイコが出てきた。
救出成功であります。

しかしこんなに短期に同じところが切れるというのはどうかしている。何か原因があるはずだ。


ワイヤに過大な負荷がかかるという状況がないことはない。
ディレイラーには行き過ぎを防止するための調節ねじがある。これが内側に入っている状態で頑張ってローに入れようとすると、調節ねじを押しのけてラチェットを回そうとワイヤを無茶苦茶引っ張ってしまうわけだ。
これはフロントの調節ミスとしてよくある例だ。フロントは引っ張るほう、つまりアウターに入れたままにする場合が多いので原因としては考えやすい。しかし今回はリアであり、ご本人も頻繁にローに入れるとかローに入れっぱなしという使い方をしている覚えはないようだ。リアディレイラーの調節ねじも、少し余裕がありすぎてスポークに当たってしまいそうなくらいなので無理に引っ張るという状況は起こりにくいように思える。
あとは、金森サイクルで聞いた話だがタイコがきちんとはまっていなくても動いてしまうということもあるようだ。
今写真を見ていて思ったのだが、これ少し前のいわゆる触覚と言われるタイプなんだけどこれがブラブラして折れたんじゃないの?ああこれだな。位置もピッタリだ。じゃあどうすれば良かったのだろうか。出口の穴を削って広げておくか、アウターキャップにシールテープとかを巻いてSTIレバーにきっちり固定してみるといったところか。このあたりがどうなっていたか全く見ていなかったしまった!まああと1年半程度は大丈夫そうなので今度お会いしたときに見てみましょう。オーナーのひかげさんは石グレを挟んでご近所さんなのです(自転車乗り的に)。

ついでにFH-7900の分解グリスアップもいってみましょう。
両側に5mm六角レンチを入れて順ネジ方向に緩めて左側のオーバーロックナットを外す。


黒いパーツを取ることができる。これが7900以降のデュラハブの肝となるパーツだ。これで玉当たり調節がやりやすくなりメンテナンス性が劇的に向上した。玉押しを適正な位置にした状態で軸の溝とギザギザを合わせてはめ込むことで玉押しがずれることがなくなる。オーバーロックナットを締めこんでもクイックを締めこんでも玉当たりに変化はない。
調節幅がギザギザがはまる分に限られるためやや自由度がなくなるが、再現性は非常にいい。アナログな職人技だったのをデジタルにしたような感じだ。


ボールはリテーナーが付いている。フリー側だけ付いていないのでこぼれ落ちてもいいようにしておこう。


しかしながらブル兵衛ひかげさんの2年もの酷使を乗り越えてなおこのグリスの澄み具合である。デュラエースグリスの黄色がまだ残っているし、フリー側のリチウムグリスも元々茶色っぽい色だろうけど多分変わってない。5万kmくらいメンテナンスフリーで使えるのではなかろうか。



ケーブルを張って変速調節をしていると、リアのレバーの動きがおかしい。
ローの1~4枚で解除すると一気に5枚目くらいまで落ちてしまう。


これは汚れやギアの減りが原因なのでクリーナーを吹き付けたのち潤滑剤を吹き付けることで多少は良くなる場合があると言われている。
このあたり、最近のSTIレバーは分解しやすくなっているようだ。しかしラチェットユニットはブラックボックスになっていて、不具合があったらラチェットごとごそっと取り換えるようになっているらしい。レバー全体がブラックボックスになっているこのころのSTIレバーに比べれば気のきいた改良である。タイコが内部に残った場合も分解することができればまだしようがあった。

最後に振れ取りを行い、


試乗すると何かゴリゴリする。チェーンが伸びているようで、カセットはほぼ新品ということだ。ペダルに荷重して回すとカセットと噛み合う部分でゴリッという。チェーンを洗ったことでいい具合に詰まっていた汚れが取れて新品のカセットとうまく噛み合わなくなってしまったのだろう。これはチェーンの交換が必要だ。
これは隣町(というか東員町内だな)に開店したオガワサイクルに行くしかない。実は4月にオープンしてからまだ一回も行ったことがなかった。もう自分の自転車が消耗することがなくなったので自転車屋さん自体ほとんど用事がなくなってしまったのである。喜び勇んで行ってみると何と臨時休業ではありませんか。それで金森サイクルに行ったというわけだ。
チェーンを交換して、今更ながらチェーンチェッカーを手に入れたので交換前後で測ってみた。交換前はゲージがすっぽり入ってしまっているのに対し、


新品は少し引っかかっている。


この感じだとちょっと伸びただけでもダメなようだ。チェーン交換はホイールをグレードアップしたくらい走りに影響するので消耗品リストに加えておきたいパーツだ。伸びていると力が逃げるだけでなくギアが変な減り方をして余計お金がかかったりするのでいいことはない。

これでかなり改善されました。
またガンガン走ってください!

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/

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