東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


テーマ:
cannondale synapse のホログラムSIクランク分解とBB30ベアリング交換をしたのでそこだけ重点的にいきましょう。
完成図がコレ。観音垂としては珍しいフルカーボン、ロゴまで真っ黒でかっこいい!

身長2mのアメリカ人が乗っていたものでアメリカのサイクルスミスというお店で買ったものだそうだ。一番大きいサイズなのにやっぱり小さくて手放したものだ。綺麗だけど5万kmほど走っているらしい。

クランクを外していきます。
外してから分かったけど左側は外す必要はない。チェーンリング側を外せば抜くことができる。
六角レンチは10mmとやや大きいものが必要だ。
オクタリンクのようにクランクボルトを反時計回りに回せば抜くことができる。


出っ張りが大きい方が駆動側だ。しっかりはまっているので駆動側から叩いてやる。
このように左側には突起があるので、チェーンリング側のクランクを圧入していくことで両側から挟み込む仕組みになっている。


どへー、左側のベアリングが真っ茶色のゴリゴリになっております。クランクが回転するタイミングで何かズレるような感触があるとのことだったが、原因はここにありそうだ。
通常の24mmアクスルではここまでくるとクランクにガタが発生するが、このクランクはそれでは判断できなかった。開けてようやく分かった。
5万kmの割にはマシな方かな。だいたいBB30は駆動ロスを何%か抑える代わりにそれだけ軸に変な力が加わるってことだから軸受君にとっては少々荷が重い話かもしれない。


とりあえずクランクはこのままにして他パーツを分解して洗浄、組み付けを行った。
外は台風で、自転車屋さんでも在庫してるか分からないパーツだったのでアマゾンで検索した。TOKENにしておこう。送料込でも4000円弱なので2万kmごとくらいに交換しちゃってもいいかもしれない。
着きました。こんな感じ。


Cリング、ベアリング、赤いカバー、プラスチックのスペーサー3枚、バネ座金のセットだ。
何と初めから付いているのとベアリングが同じだ。日本製のものを使っている。大事な部分だけ日本製が入っているといいね。ちなみにダウンチューブの下に小さくmade in chinaって書いてあった笑。
では古いベアリングを打ち出そう。
またまた登場、「バイクハンド [BIKEHAND]YC-2530BB プレスフィットBBベアリング外し工具 BB30・BB86兼用」だ。もう必需品だな。


棒は共用で、BB86の場合は右側を使いBB30の場合は左側を使う。
当て金だけずらしてベアリングにあてがい、棒を差し込む。


頑張って叩くと抜ける。こんな感じ。


このCリングまでベアリングが圧入されているわけだ。このCリングはマイナスドライバーで外すタイプ。Cリングを外してシェルを掃除する。


これで古いものは取れたのでTOKENの取り付けを行う。
TOKENは穴があいたCリングで、かなり硬いのでちゃんとしたCリングプライヤーが必要だ。
BBのベアリング周辺はたっぷりグリスを塗る。シェル内部もアルミ素地なので薄く塗っておいた。


あ、写真は向こう側もう圧入済だけどベアリングの圧入いきます。
何と知人に圧入工具を作って頂きました。これ確実に会社のNC濫用してるな笑。
ねじ棒はM12、ワッシャはインチ規格でちょうどいいものがあった。外径42mmのベアリングに対して40mmのワッシャだから、ギリギリ全体的に押さえることができる。


圧入は片方ずつ行う。ベアリング、ワッシャ、押さえ金具の順に入れてねじ込んでいく。これならまっすぐ圧入することができる。

ベアリングはシェルより少し内側まで圧入するので、ある程度入ったらナットに切り替える。
おおー、入った。


左側に赤いキャップだけ付けて軸を入れる。これもすんなりとは入らないのでハンマーで打ち込むように入れる。


右側は赤いキャップの上にスペーサー、バネ座金の順に入れる。スペーサーは2枚入っていたので同じく2枚でやってみる。


さてあとはクランクを圧入してー、ってやってたら左側クランクでメキョっと嫌な感触。
やってしまいました。クランクボルトが破断してる。


規定トルク37~43Nmって相当強いぞ?うーんそんなに締め込んだわけでもないのになあ。
で、クランクボルトだけ持っていって部品注文したら違う形のクランクボルトが来た。今度は車体も持ち込んで探してもらったら分かった。
これ、cannondale hollowgram SIと思いきやFSAが作ったクランクにcannondale SIと書いてあるだけだったのだ!ややこしい!
なのでこのクランクボルトもFSAのものだ。WILSONさんお手数おかけしました。


さてボルトを入れてキャップを閉めようかなあと思ったが入っていかない。よく見ると逆ネジにマイナーチェンジしてる。そうだね、順ネジだとクランク抜くときにキャップが一緒に回ってしまうもんね。
これはロックタイトで誤魔化していたみたいだけど最近のものはちゃんと考えられているようです。


ようやく完成です。軽量パーツは注意して扱おう。規定トルクすらあてにならない場合もある。最終的には触った感じやネジの粘り具合を見極めるしかないかも。
勉強になりました。しかしボルトだけでよかった。


東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


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