東員自転車工房の作業日誌

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続けて7801SLハブ分解グリスアップです。

ロードチューブレスタイヤのリリースを待たずして登場した、世界初のロードチューブレス対応ホイールですな。僕も愛用してます。しかし2万kmでリムが削れてしまい、完組ホイールに嫌気がさしてしまったきっかけとなったのもこのホイール。優秀なホイールだとは思うけど、シマノのリムはとても短い消耗品と考えた方がいい。
構造はFH-7800やFH-7801とだいたい同じだ。7800と7801はどう違うんだろう。リテーナーがあるかどうかというだけらしいけど。チタンフリーボディーで10速専用、と攻撃的な仕様のみならず、内部構造が77とも79とも、はたまた7850とも全く違う。どちらかというとカンパニョーロに近い。
分解していきながら紹介しよう。
まずフリーボディーから外す。このへんもカンパっぽい。5mm六角レンチを両方に差し込み、右側のロックナットを時計回りにまわす。つまり逆ネジだ。矢印がついている。ナットを取るとフリーボディーを抜くことができる。
これはまたドライブ側がラジアル組みになっていて異端中の異端オーラを漂わせる。これはオチョコにするためどうしても右側の張力を大きくする必要があるためで、横剛性が高いラジアル組みを採用することでバランスをとっているようだ。駆動側の剛性はというと、超高強度の冷間鍛造シェルを通して左側に伝達している。なので7801SLだけシェルが極太だ。
一見どうかと思う構造だが、実際ツールでスプリンターが踏んでいたんだから何かうまくできているんだろう。我々素人からしたらものすごい無駄な努力というか、シマノは何だか胸熱なのである。地デジ化後のEテレを見ている時の心境に似ている。


左側は共締めナットになっている。ここで軸が六角になっているし軸にネジがないので「ん?」と思うがこれは罠だ。下はハブスパナで上は六角レンチというパターンがあるため、上を六角レンチで緩めようとしてしまいそうになるがここは絶対に回らない。
ここは普通にハブスパナで緩めるのが正解だ。しかもマニアックな17mmを2個必要とするのでよけい厄介だ。
玉押しを回そうにも右側はツルツルなのでここで六角レンチが登場する。頭の体操になってくる。

ボールはリテーナーに収まっている。ということは7801がリテーナーありってことか?
シャフトを抜いてパッキンを外すと右側のボールも取ることができる。右側もリテーナー付きだ。
これだけ患部をガバっと開放できるのはシマノの中ではこれだけではないだろうか。


あとは掃除してグリスを塗って戻すだけだが、デュラエースグリスを使う場合は1点注意するところがある。ラチェット部が空転を続けると熱を持つのだが、カルシウム系のデュラグリスは熱に弱いのでここだけリチウム系の「フリーハブボディグリース FH-7800/7801/M800/M805用 容量:50g」を使うように、となっているのだ。細かいなあ。ちなみに僕は全部チタングリスだ。
ここでM800と出てきたので調べてみたら9速SAINTもほぼ同じ構造をしているようだ。
ボールとフリーボディーの間のパッキンは、平らな面が外側になっている。一度向きを忘れて反対に付けてしまったことがあったが、反対だと明らかにフリーの回転が渋くなる。
そこんとこ注意しながらグリスを封入して元に戻す。元々ラチェット音が小さいシマノフリーをグリスアップすると本当に無音になる。

以上デュラエースハブ2連続でした。

東員自転車工房 http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html   

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