東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


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去る8月初旬、Sugar家より1台の旧車を預かってきた。


この日から当工房の一大プロジェクト、旧車レストアが始まったのだ。フルカンパで組まれたこの車体、ハッキリ言って程度は悪い♪自分のをいじっているだけでは決して巡り逢うことのない代物であります。ありがたい。
あれから1ヶ月以上の月日が流れ、どこまで進んだかなあワクワクとなっていると思うが驚くべきことにリアハブのオーバーホールしかできていない。
どこまでマイペースなんだと思うなかれ、今回は再塗装にも挑戦するので手を付ける以上必ず完成車にまではこぎつけようと下調べをしておいた。それにこの素晴らしい日差しの中ちょっくら走ってこないわけにはいかんしなあ・・・など、8月と旧車は何かと誘惑が多いということにしておこう。

さてまずはリアハブから手をつけるとしよう。
カンパニョーロのハブ本体にデュラエースのボスフリーが付けてある。取り外しはサンツアーの2爪タイプ。いきなり異メーカー同規格のオンパレードである。


14mmハブスパナとモンキーレンチを用いて非ドライブ側のナットを外し軸とボールを取る。
スプロケットを外そうと思ったが固いので後回し、フリーボディーの分解を行う。
DURAACEと書いてあるフタをカニ目レンチで回す。ここは逆ネジだ。時計回りで緩む。・・・がしかし、こんな浅いポッチにカニ目レンチを指で押さえて回しててもちっとも回らない。ちょうどいい感じで穴のあいたハブスパナをワッシャ代わりにしてクイックで押さえ込み、レンチをコツコツと軽く叩いて回す。


無数のボールが並んでおります。これが下側にもあって、スプロケットを上げるとポロポロと元気よく落ちてくるのでウエス等を敷いてから上げよう。というように、今はグーグル先生のおかげでいちいち失敗しなくても済む。便利な世の中だ。


うはぁこれはひどい♪遺跡発掘の様相だね。
これは表面を拭いたわけではなく、グリスが無くなってカラカラになっている状態だ。このギザギザの構造をボスというのでボスフリーという名前が付いたらしい。


2爪タイプのアダプターはありがたいことにパークツールが出している。4爪タイプもあるぞ。大手自転車通販店で調べても無かったがアマゾンで見つけた。現行型ボスフリーはシティーサイクルなどでも使われるため割と出回っていて、ほぼシマノのアダプターとなっているがこの時代にアダプターが百花繚乱して大変なことになっていたようだ。まだサンツアー2爪タイプで運が良かった方だろう。
おいちょっと待てハブが別物になってないか?というのは、アダプターが届くのが待ちきれずハブ本体をバフ掛けしてしまったからだ。もちろんスポークを全部取って磨いてからまた組み直してあるぜ。ある意味自転車屋ではできない芸当だ笑。
ここからが一番大変だった。まあ取れない。まず、引っ掛ける部分がデュラエース5速は形状がイマイチでなめやすいという噂通り、すでに前オーナーが頑張って変形させている笑。サクッとアダプターを付けているように見えるが、やすりで整形してようやくアダプターがフィットするようになったところだ。
でもここが取れないとスポーク通しにくいしボール部が掃除しにくいんだよなあ。何としても取りたい。いろいろ試してみました。


パイプで延長、モンキーを溝にはめ込む、万力でつかむ、ハンマーで打撃。
結果、ハンマーでやっと外れた。


ここは正ネジ。反時計回りで緩む。つまり漕いだら締まっていくわけだ。何とか潤滑剤を染み込ませようとレスポチタンスプレーを吹き付けてハンマーの振動で浸透させようとしたが、全然染み込んでいないようだ。あまりグリスが塗られていないような気がするので組み付け時にグリスを塗っておけば次回からは大丈夫だろう。

引っ掛ける部分が変形していることでフタがねじ込みにくくなっていたので目立てやすりでネジ山を整形したり、ラチェットの爪を取ってサビ取りしたり、スプロケットの錆をワイヤーブラシで磨いたり、などを同時進行で行った。
フリーボディーは裸の鉄で錆だらけだったのでちょっと錆落としをしてみる。以前手に入れた「ミリオン 瞬間サビトリ自転車用」を使った。界面活性剤と研磨剤だけのシンプルな錆とり剤だがわざわざアニオンとカチオンの表記があったりして硬派な印象だ。他錆とり剤に関しては車屋さんのsoft99コーナーあたりにもいろいろある。リン酸と界面活性剤でリン酸皮膜を形成するタイプが主流だ。今回はリン酸皮膜の代わりにグリスを薄く塗っておいた。
フリーボディーの再組立ていってみましょう。


グリスを塗ってピンセットでボールを並べていく。これは大変だ。ビッシリ並べて1個空ける。ラチェットの爪を閉じながら一気に内筒をはめ込む!ボールを引っ掛けそうだ。
上側もビッシリ並べて1個空ける。おお、ピッタリだ。どうやら無くしてはいなかったらしい。スペーサーとフタの間にペラペラのスペーサーが2枚入っている。これで玉あたりの調節をしているようだ。フタの裏側にもグリスを塗ってカニ目レンチで締める。逆ネジね。


グリスアップして軸を取り付けよう。球受けは綺麗だが玉押しはちょっと削れてきてるかなあ。ボールは綺麗だ。回り具合は、デュラエースに比べると渋いなあ。昔からカンパはこんなもんか?いい具合に調節できたと思うけど、どうしてもヌルっとした感じがでない。フリーボディーは外しておいて、次はホイール組といきましょう。スポーク、リムは寿命のため交換だ。
以上ボスフリーの分解グリスアップでした。スプロケットは外すからね!

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html  


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