東員自転車工房の作業日誌

自転車のパーツ取付、オーバーホールなど作業を募集してます。詳しくは東員自転車工房HP→http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html


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今日11日はなかなか多忙な日となった。
まず朝から東員町民駅伝に参加、
次にフクイサイクルで新フレーム組み換え依頼の打ち合わせ
そして緑区の大高緑地公園にて当工房初の出張修理依頼

順にいきましょう。
駅伝はこれで4年連続出場だろうか、マラソンは得意ではないが一応人並みには走れるので穴埋めということで毎年出場している。毎度体育委員には大変感謝されるので今年も快く引き受けた。
・・・が!
1区2区が19地区中1位で僕が3区、終わった。

気を取り直して、次いきましょう。
せっせと業務車両を組み立て、工具類を入れたサイドバッグを取り付けてみた。
電工工具を腰ベルトにぶら下げるようなのにドライバーやスパナなどの長尺物を入れ、布バケツにチェーンカッターやアダプターなどを入れ、ネジや小物類、パンク修理セットなどを小分けプラケースに入れ、スプレー缶やウエスなどを隙間に入れるとサイドバッグ2個がパンパンになった。重量もかなりありそうだ。しかし手持ちの工具で出来る作業はこれでほぼ全てできるのではないだろうか。
荷締めベルトをサイドバッグのフックに引っ掛けてトレーラーのシートレールからぶら下げる。バッグの底がチェーンステー下にくるほど下に取り付けられるので重心を低くすることができるのが好感触。
フロアポンプに大きいカラビナをつけてシートレールにぶら下げ、着替えや地図などを入れたバックパックもまたシートレールにぶら下げた。高い位置にフックがあるとかなり使える。
後ろから見ると普通のツーリング車、前から見ると普通のロードレーサー、横から見ると普通の変態車両。

サッとうどんを補給して走り出す。
駅伝のスケジュールを見誤って遅刻してしまった。しかし自転車で急いだところで早く着くわけでもないのでそれなりのスピードで走る。
荷物を載せての本格的な走行は初めてだが、これがなかなかいい。ロードと同じような感覚でフクイサイクルまで走る。ちょっとおかしいほどノントラブル。

ここで新フレームへの組み換え作業の打ち合わせ。
フレームをフクイサイクルに持ち込み、工具を借りて下処理を施し、当工房で組み替え作業を行うという段取りで、まず工具を借りるということが可能かどうかの相談をする。
タダで使っていいよ。でも壊したらちょっと弁償してね。とのこと。ほわわわわ、何と有難いお言葉!これで各種切断、圧入、切削作業何でもいけるぜ!
新フレームはヘッドパーツ圧入済み、BBフェイスカット必要なし、ということで、作業はコラムカットとISPシートポスト切断だけとなりそうだ。しかも両方ソーガイドがフレームとセットで付いてくる。借りるといってもカーボン用帯ノコと万力くらいだな。あとはFSAのBB30→JISBB変換アダプターの接着をここでやっておこう。と、ここまで説明したらだいたい分かると思うけど超高級フレームであります。

さて次は大高緑地公園まで移動。フロントディレイラーがおかしいとつぶやいたのをカワバタクンが僕に報告し、鬼検索して半ばストーカー的に出張作業依頼にこぎつけたという案件で、依頼者はALLieのベーシストであるヒビキクンだ。というわけでバンドマンのみなさん、安易につぶやくとこういうことになるので気を付けましょう。
大雑把に大高緑地公園集合ということで、R1からの入口で落ち合うことに。意外と近かったので早く着いてしまい、しばし待ってヒビキクン登場。助手席の彼女がめっちゃカワイイです。
車両はDAHONの小径車。フロントディレイラーはワイヤーの引きが少ないためアウターに入りにくいといった症状だ。あと上から見て斜めに付いているのを真っ直ぐにして、ガイドプレートとアウターリングとの隙間が1mm以上開いているのでディレイラーの位置を下げる。
ディレイラーは直付けだが、真っ直ぐにしてボルトを締めるとどうしても斜めになってしまう。後ろ側が外にでる状態なのでアウターに変速できるくらいにするとプレート後ろ側がチェーンリングに干渉する。仕方がないのでウエスを介しラジオペンチで挟みプレートを曲げて修正した。まだちょっと斜めだが変速は問題なくなったのでよしとしよう。ガイドプレートとアウターリングとの隙間が開いているとチェーンが外側に落ちやすくなるためここの隙間はなるべく狭い方がいい。
リアディレイラーもチェーンが上がりにくくなっていたので調整ボルトで少し張った。組み立てた状態からしばらく経つとインナーワイヤが伸びて緩くなるのでこの現象はよくある。
あ、貴重な作業風景写真ゲット。工具類はこのようにトップチューブにカラビナでぶら下げてすぐ届くようにしてある。なーんも無い駐車場でも工房へ早変わりだ。


あとブレーキが重いのでワイヤにRESPOチタンスプレーを吹き付ける。アウターワイヤとの抵抗は感じられないので悪さをしているのはバナナだ。結構Rがきついものが付いている。もうちょっと緩いカーブのものにするか、ダイアコンペのオープンリードパイプなんかオススメです。アウターワイヤ自体を曲げるってやつ。見た目がスッキリする。僕も使っている。


続けてチェーン洗浄と各部注油、カセットスプロケットの取り外しやハブの構造の説明、the discontinued novemberの曲調の説明(http://td.twofacedrebel.nobody.jp/tdtop.html)などをして終了、というか日が暮れるのが早すぎる。片付けて出発するころには既にライトを点灯するほど暗くなってしまった。
ヒビキクンとめっちゃカワイイ彼女に見送られる形で公園を後にして再びR1を疾走する。

ここまでやたら好調に飛ばしてきたので追い風でも吹いているのかと思っていたが、逆に走っても変わらない。どうやら追い風のせいではないようだ。思い当たる節はいくつかある。全体的な印象としては、慣性が働いているというのが大きい。
まず言えるのは、車輪がすべて700Cという大径ホイール、細いタイヤで構成されている点。おまけに軸受部は前後7400系ハブとFH-6500というアホみたいに精度のいいパーツを使っている。慣性力というのは生じるものではなく抵抗の引き算なので、車両重量が重くなるほどパーツのフリクションロスの少なさが実感できるというわけだ。重くてもよく走る自転車というのが存在するがつまるところそういうことだ。
もうひとつ、見た感じはBIG DUMMYやextracycleなどのロングテールと変わらないが決定的に違う点がある。それはチェーンの長さだ。チェーンのロスはドライブトレインのロスの大半を占める。アウターでのギア比をインナーで再現するとインナーの方が重いように感じるだろう。あれは剛性をスプロケットで確保した方が効率がいいからだ。だいたいあれだけリンクが連続していて鉄板の剛性に勝てるはずはない。ということでチェーンは短い方がいい。
さらに車輪が縦に並ぶ点にも着目したい。
自転車は発明されてからおおよそ200年弱と、意外と歴史は浅い。自動車の方がずっと前に発明されている。実は自転車より前に、船に四つ輪があり、クランクからチェーンで駆動力を伝達していたものはあった。しかしこれは自転車には入らない。自転車が画期的だったのは車輪が縦に並んでいるからだ。クランクもチェーンも無かったが、車輪が縦に並んだ時からそれは自転車と呼ばれるようになった。車輪が縦に並ぶことは自転車として重要な点なのである。
またさらに、僕の姓は三輪という。三輪君だ。双輪なのにどうして三輪なのかとずっとしっくりこなかった。だが今、確かに三輪界というパラレルワールドが爆発的に拡大している。三輪家先祖代々に伝承されたDNAがこの代で炸裂してしまった歴史的瞬間ではないだろうかとも思う。ここまでの流れを思い返してみても偶発的に生じた事象とは考えにくい。「この車両は必然的に生み出された」イメージから現物までがあまりにもスムーズで、現物がイメージを超越した。こんな感覚は初めてのことだ。恐らく遥か昔の先祖にはこのシルエットが鮮明に映っており、いつか現れる三つの車輪に思いを馳せて三輪という姓を付けたのだろうと、妄想するのであった。

東員自転車工房http://toincyclefactory.web.fc2.com/index.html

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