谷亮子高橋尚子。二人ともいわずとしれたシドニー五輪の金メダリストであり、国民的人気の高いアスリートである。

 今回、次期参院選出馬要請への対照的な対応に対して、多くの国民の評価も正反対のものとなっている。

 民主党からの出馬要請に対して、「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」と断った高橋尚子と快諾し小沢幹事長とにこやかに出馬会見を開いた谷亮子

 芸能人やスポーツ選手等の有名人の国政選挙への出馬は、いまや珍しいものではなくなったが、今回はネットも含めて大きな話題となっている。

 その声の多くは、Qちゃんこと高橋尚子への絶賛とヤワラちゃんこと谷亮子への批判の嵐である。

 高橋尚子「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」という至極もっともな正論と、「政治は難しい世界ですし、その知識がないと片手間にはできない」、「自分が今できることを全うすべきと考えている」ということで、マラソン解説者やキャスターなどの仕事を通じ、スポーツ発展のために現場に立ち続ける「現場主義」を貫き活動をしていく姿勢が共感を呼んでいる。

 一方の谷亮子については、国政をやりながらも現役続行してロンドン五輪で金を目指すとの発言に対して、「オリンピックをなめている」、「国政をなめている」といった意見を中心に、片手間でやる様な姿勢に対して批判が殺到している。

 また、出馬会見の中での小沢先生、小沢先生とよいしょする様な政治家特有の呼称の連呼や、政治と金や普天間基地問題等、民主党が直面する諸問題への質問に対する内容のない受け答え等、政治家としての資質に対する疑問も多く指摘されている。(下記動画参照。[注]途中、小沢幹事長の定例会見の様子が間に入っています)



 谷亮子のアスリートとしての今までの実績については、私も認めますが、若手の台頭や今月から始まる五輪出場要件の国際大会でのポイント取得等、ロンドン五輪に関して、日本代表に選ばれるのも難しい状況になりつつある現在、国会議員とロンドン五輪の二足のわらじ、プラス二人の子供(ひとりは、まだ0歳)を持つ母親の役割で、成果を出せるのか疑問が残ります。ロンドン五輪代表に選ばれなかった時の保険という意見も中にはあるようですが...

 民主党としては、従来の感覚でいうと知名度があるので集票力は抜群にあるから比例票の上積みが期待でき、他の比例代表に出馬している議員が谷の得票で当選できる可能性が高まるとの思惑もあり、(谷が当選後、五輪出場に本腰を入れるため議員辞職しても、次点の民主党候補が繰り上げ当選できるので)いいことずくめと考えているのでしょうが、今回ばかりはそううまくいくか、今回の騒動をみると疑問が出てきました。

 谷としては、論理的に考えてあまりメリットはないような気がするのですが、自分からヤワラちゃんと呼んでくださいとアピールしていた昔のエピソード(当時も体格と柔道の強さはともかく、漫画のヤワラちゃんのかわいさとは、かけ離れていた顔でよくヤワラちゃんと呼んでくださいと言ったなぁ~とバッシングされていましたね)からすると、深く考えておらず、いつもの自己顕示欲が顔を出しただけかもしれません。

 まあ、政治家というものは、知り合いの議員を見てても分かりますが、真面目に働こうとするといくら時間があっても足りないぐらいだし、手を抜こうとすればいくらでも手を抜ける職業だから国会をよく欠席している小沢幹事長を見て、選手と両立できると勘違いしてしまったのかもしれませんね。

今日のひと言:谷亮子が民主党から参院選出馬。日本はどうなってしまうのか? 政治に命を懸ける国士はいずこ!
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