各キャリアの対策後、ほとんど絶滅したかに思えた携帯電話へのワン切りだが、最近、また復活の兆しがある。しかもFOMAだけにである。周りの友人達に聞いてみてもほとんど全てのFOMA所持者が最近ワン切りがあるとの返事。しかもそのワン切りは全てテレビ電話での着信だそうだ。みんなでいったいこれ何なんだろうと話題になっていたが、テレビ電話での着信ということでその真相は不明なままだったが、2/24のITmediaにそのものずばりの記事が。

 その内容は「テレビ電話のワン切りは、SMSを利用して迷惑メールを送信する前に、FOMA契約回線の電話番号を確認する目的で行なわれている可能性もある」とのドコモのコメントを紹介。ドメイン指定受信などの対策強化により、通常のiモードメールを使った迷惑メール送信が難しくなっているなか、電話番号宛にメッセージを送ることができるSMSを利用した迷惑メールを送信。中に書かれたURLをクリックした瞬間、携帯電話番号を画面に表示して架空請求を行う。業者側は、“どの電話番号のユーザーがURLにアクセスしたか”を判別できるため、支払わなければ、今度は実際に電話をかけて支払いを促すということらしい。

 ドコモも一日に送信できるSMSを200通に制限するよう8月めどに実施する方針だそうだが、覚えのない相手から届いたSMSに記載されたURLには不用意にアクセスしないようにするとともに、ドコモが提供しているSMSの受信拒否機能も利用して自分の身は自分で守りましょう。

ITmedia記事
SMS拒否機能

今日のひと言:「覚えのない相手からのSMSに書かれたURLは絶対クリックしないこと!」