保育士試験合格体験記(1)サチコさんの場合。保育所保育指針を読んで聴いて、SNSで自分を追い込む | 東大卒イクメンパパ、働きながら保育士試験合格を目指す!

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認定NPO法人フローレンスで働く男性社員が、働きながら、子育てをしながら、仲間といっしょに保育士試験に挑戦します! どうなることやら・・・

こんにちは。東大卒イクメンパパです。

イクメンです。イケメンではありません。


以前にもご紹介しましたが、僕が働いているフローレンスでは、事務局のスタッフでも、保育士試験を受験し合格したメンバーがけっこういます。 フローレンスのオフィスにたくさんいる保育士試験の先輩たち


せっかくなので、そんなサクラ咲く部(保育士試験合格を目指す社内部活動)OB・OGから、「試験勉強のどこが大変だったか?」「どんな風に勉強したか?」など、アンケートをとって紹介してみようと思います。



というわけで、第1回は、人事担当マネージャのサチコさんからです!



人物紹介:サチコさん

フローレンス人事担当マネージャ。2013年に保育士試験を受験、一発合格。 一見クールそうに見えて、無類の暑がり。夏はいつも「暑くない?死にそう……」とつぶやいてエアコンの真下に座る。 お酒が大好き。いつか「小料理屋さちこ」を開くのが夢。3児の母。


▼いつ保育士試験を受けましたか?

2013年です。


当時出向していた日本病児保育協会で、認定病児保育スペシャリストという病児保育の資格事業を立ち上げようとしていたのですが、病児保育の資格認定を行う上で保育士の資格は必要だと考え、受験しました。


ちょうど「保育所保育指針」の改定を踏まえた指定保育士養成施設の保育士養成課程の改正に伴って、試験科目が変更になった年でした。(発達心理学→保育の心理学、精神保健&小児保健→子どもの保健)


▼どんな風に勉強しましたか?

筆記試験は8月10日・11日だったのですが、5月半ばの願書締切日に、当日消印で出願。5月下旬から勉強を始めました。


U-CANの6万円ぐらいの教材を購入して使用。満点を狙うのではなく、ボーダーラインの60点を取るための学習を意識しました。


楽しくないと勉強続かないので・・・興味のあった「保育の心理学」から学習スタート。発達は自分の子ども達の成長を振り返りながら、身に引きつけて捉えやすく、頭に入りやすかったです。(あの時保育所の先生が言ってたことってこういうことだったんだ!などの気付きもあり。)


テキストを熟読→問題集を解いて(出題の傾向をゆるく把握して)、その後はひたすら「でる保」(※)で頻出部分・重要語句の暗記。「でる保」で引っかかる部分はテキストに戻るという感じでした。

「保育・福祉・心理学に関する人の名前と何をしたか」は毎年何かしら出題されている感じだったので、ノートに整理して、ひたすら暗記。


※でる保・・・U-CANの教材のひとつ。重要語句集。

保育所保育指針は、音読して録音→録音を聞きながら指針を目で追う→引っかかるところを「保育所保育指針解説書」で確認しました。


「子どもの食と栄養」「保育実習理論」はテキスト一切開かずでした。ざっと過去問眺めて、「でる保」で重要語句のみ確認。過去問を見たところ、「子どもの食と栄養」は高校の家庭科で習った知識でいけそうな感じでした。

同様に子ども時代にピアノのレッスンで楽典とかもやってたので、「保育実習理論」は、あらためて勉強しなくても大丈夫そうと判断しました。


▼特に難しかった科目はどれですか?

科目が、というよりは資格事業の立ち上げで結構忙しい時期だったのと、子どもたちにまだ手がかかっていた頃なので(10歳、8歳、3歳)、「学習時間の確保」「継続的な学習」が難しかったかな。。


▼どのようにその難しさを乗り越えましたか?

学習時間の確保。40〜50時間ぐらいは必要かな?・・・と思ったので、往復の通勤時間、昼休み、子どもが寝てからの時間を充てました。


自分を追い込むために、社内社外問わず周囲に保育士試験を受験することを言い散らしたり

学習のログは夜の分だけStudyplusで取りつつ、それをFacebookで晒し、みんなのコメントを励み(プレッシャー)に翌日もまた頑張る、みたいな感じでした。

勉強は、夜に子どもたちを寝かしつけ、一通りの家事が終了してから居間で缶チューハイ片手に。最初、合格するまで飲まない戦法→勉強した日は飲んでいい戦法を取ってみたのですが、結局立ちゆかず。逆に「飲んだら勉強する戦法」にしたらうまくいきました。缶チューハイ開けたらテキストも開くのが習慣に。


あとは、打倒K崎さん。(K崎さんはあれだけ多忙なのに二度の受験で合格していて、それに負けるわけには行かないなと・・・)


▼実技試験では何を選びましたか?

音楽表現に関する技術・・・「そうだったらいいのにな」と「めだかの学校」

言語表現に関する技術・・・「だんまりこおろぎ」


▼どのように実技試験の対策を行いましたか?

●音楽表現

どこかの動画から、伴奏を耳コピ、トータルで4~5時間は練習。iPhoneで録画して自分でチェックしました。


●言語表現

毎晩、3歳児の寝かしつけ時に音読→3歳児と競いながら暗記。

▼そのほか、これから受ける人にアドバイスは?  

お子さんが居る方は、お子さんが小さいうちだと、学習内容への興味関心が自ずと高くなるし、理解も進みやすいかもしれません。自分の子育ての記憶が鮮やかなうちに、振り返りながら身に引きつけての学習ができるのではないかと思います。


テクニック的なところで言うと、保育所保育指針を読み込んでおけば、複数科目にわたって得点の底上げが期待できると思います。あとは、択一問題の一般的な試験テクニックは、持っていて損はないかと。


試験当日の緊張をほぐす、受験仲間の存在は大きかったです。


とにかく、為せば成る、です。

   


つぶやき

いかがだったでしょうか。 保育所保育指針を自分で録音して聴きこむのは、サクラ咲く部の後輩もけっこうやっていて、「おかげで保育原理は9割取れた!」なんてメンバーもいたりします。 とても効果は高いと思うので、勉強法に悩んでいる方にはおすすめです。 それから、受験することを宣言して、SNSを使い、「やむにやまれない環境を作る」というのは、プレッシャーもありますが効果的ですね。

ちなみに、僕が試験を受けることにしたときに、「サチコさんはどうやって勉強したんですか?」と聞いたら、

「あのね、お酒飲みながらテキスト読んでると、『ココが出る!』ってとこがふわ~っと浮き上がってくるのよ。それでヤマを張って合格できたの。ふふ」



なんて言うので、「ヤバい、この人昼から酔っ払ってるのかな?」と思っていたのですが、いざアンケートをお願いしたら、想像以上にがっつりしたアンケート回答が返ってきて正直驚きました。めちゃくちゃしっかり勉強してるじゃないですか!さすがです


かなり具体的でマネしやすいので、ぜひ、参考にしてみてくださいませ。


ではでは!