♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part4
こんにちは。
オンライン家庭教師の東大NETアカデミー のアカデミー長のらいとです。
今回は、「言いかえる力」の根幹をなす、2つの力について説明します。
国語力の根幹をなす、「言いかえる力」は、
「抽象化力」 と 「具体化力」
からなります
まずは、次の文書をみてください。
「雨だと思っていたけど、晴れた。叱られると思っていたけれど、叱られなかった。電車に遅れると思っていたけれど、間に合った。」
具体的でリズムのある面白い文章ですが、これだけでは、何が言いたいかがいまひとつ伝わってきませんね。
しかし、次の文が最後にあれば別です。
「つまり、予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。」
この「抽象的に言いかえた文」が加われば、具体例にこめられたメッセージが急に輪郭をもち、浮かび上がるようになります。
たった、1文で文章がレベルアップするんです。
次は逆のパターン。
「今日の遠足は、とても楽しかったです。」
日記や感想文に非常によく見られる文章ですね。
僕もよく、書いてました
これだけでは、何が楽しかったのかが、まったく伝わりません。
そこで、「具体的に言いかえた文」を加えます。
「今日の遠足はとても楽しかったです。たとえば、川で太郎君と水をかけ合って、おもいっきり遊んだり、お弁当のおかずを山田さんと交換したりしたのが楽しかったです。」
特別にうまい文書とは、言えませんが、具体化した一文のおかげで、書き手のイメージがより明確に伝わるようになりました。
伝えたい事柄が具体的でバラバラに思える場合、人はそれを抽象化して伝えます。
逆に、抽象的でわかりにくいと思える場合は、具体化して伝えます。
「抽象化力」 と 「具体化力」
「言いかえる力」は、この2つでできています。
次回は、この2つの力が実際に、「読解問題でどのように問われるか?」から、話を進めていきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます