暮れの風物詩、中央競馬の2011年最後のG1レースが千葉県で行われた。
25日、中山競馬場で行われた第56回有馬記念(GI、芝2500m)は、単勝2.2倍の1番人気に支持されたオルフェーヴル(牡3、栗東・池江)が後方待機から直線で大外に出され鋭く脚を伸ばすと、先行勢をまとめてかわして優勝した。勝ち時計は2分36秒0(良)、鞍上は池添謙一騎手。
レースはオルフェーヴルが後手を踏んだ以外はほぼ揃ったスタート。どの馬も積極的に前には行かず、結局外からアーネストリー(牡6、栗東・佐々木)がハナを切る。2番手に昨年の覇者ヴィクトワールピサ(牡4、栗東・角居)がつけ、その直後にトーセンジョーダン(牡5、栗東・池江)、ブエナビスタ(牝5、栗東・松田博)が追走。オルフェーヴルはスタートの遅れも響き、後方から2、3番手でレースを進めた。
1週目のスタンド前を通過するころには隊列が完全に落ち着き、アーネストリーがペースを落としたまま逃げる。最初の1000m通過は63秒8で、2コーナーを過ぎた時点でも先行した馬は依然として楽に走っており、オルフェーヴルは前と横が壁となり動けない状態。かなり厳しいレースになると思われた。
しかし、バックストレッチでわずかなスペースを突いて上手く外に出されると、徐々に前との差を詰めにかかる。3、4コーナーの中間地点では早くも中団まで押し上げ、これに合わせるように後方に待機していた各馬も一斉に仕掛けはじめ、先団につけていたヴィクトワールピサ、トーセンジョーダン、ブエナビスタ、エイシンフラッシュも4コーナーで一気に仕掛けられた。
直線に入って残り200mを切っても逃げたアーネストリーが粘るが、外から一気にオルフェーヴルが脚を伸ばし坂上で先頭に。内からはエイシンフラッシュ、外からはトゥザグローリーが抜け出してくるも及ばず、最終的にオルフェーヴルが2着以下に3/4馬身差をつけて、4冠目となる栄光のゴールを先頭で駆け抜けた。
レース後、オルフェーヴルに騎乗した池添騎手は「1レースごとに力をつけてくれて、今日も本当に強かったです。スローペースのなか後ろの内側にいたので厳しいと思いましたが、上手く外に出して仕掛けてからは沈むようにハミをとってくれました。直線でも相手をねじ伏せるように伸びましたし、改めて凄い馬だと思いましたね。まだまだ成長していますし、来年もっと強くなってくれると思うので、また応援よろしくお願いします」と喜びを語った。
2着は7番人気のエイシンフラッシュ、3着はそこからクビ差遅れて9番人気のトゥザグローリーが入線した。2番人気のブエナビスタはこれがラストランだったが、7着に敗れた。配当は単勝220円、馬連3,170円、馬単3,650円、3連複24,290円、3連単78,260円。勝ったオルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアート(母父メジロマックイーン)という血統で、全兄に有馬記念などGI3勝を挙げたドリームジャーニーがいる。
これでオルフェーヴルの“年度代表“確定かな(^ー^)