光秀の定理 | ろーれるの本(読書)ブログ

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光秀の定理 (単行本) 光秀の定理 (単行本)
垣根 涼介

角川書店 2013-08-30
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裏表紙より『戦国の世を駆け抜けた三人の男たちが、その果てに見た“歴史の定理”とは何だったのか!?

永禄3(1560)年、今日の街角で三人の男が出会った。食い詰めた兵法家・新九郎。辻博打を生業とする坊主・愚息。そして十兵衛……名家の出ながら落魄し、その再起を図ろうとする明智光秀その人であった。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを作ってゆく。光秀はなぜ織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのか。彼の青春と光芒を高らかなリズミで刻み、乱世の本質を鮮やかに焙り出す新感覚の歴史小説!!


図書館852冊目。
明智光秀といえば「敵は本能寺にあり」で有名な信長を殺した人物。では何故、信長を裏切ったのかこれが今でもはっきりとしない、それを光秀の性格から導く物語。
これを読んでも何故、信長を裏切ったのかははっきりしないが、何となく分かる気がする。それよりも兵法家の新九郎と辻博打を生業とする坊主・愚息の話が面白い。博打も確率、戦略も確率という話が興味深い。
光秀は天下を狙ったのではなく、人々を救うためにあんなことをしたのではないか、だからはじめから細川家にも裏切るように言ってたのではないかとそんな気がする。