No.163.貿易を科学する
最速で貿易事業の達人になる秘訣 -137-
「差」で稼ぐ貿易の法則」 -135【副業から起業編】
<貿易ドリル>No.29
(前章までの内容)
この章では、「差」で稼ぐための貿易の
法則を実践的な例を交えながら解説して
います。
(本章では)
今回から、貿易事業に関わるに当たって
便利な貿易ドリル(実務演習)により
実際の貿易業務の内容を実践に即して
解説します。
【貿易ドリル】29回目
前回は、
筆者独自の計算方法による
主要通貨の為替レートのリスク比率(r1, r2)を
以下発表しました。
今回は、前回の修正版です。
下記の①②③を入力すれば、
自動で、r1とr2を計算します。
但し、①②③が無いときは、
計算できません。
①②③のデータが揃うという
前提で自動化しています。
下記の①②③のデータが揃わない方は
No.162を、そのままご利用下さい。
①対象通貨の史上最安値:円
②前年度の最高値:円
③前年度の年間平均変動率%
以下、No.162とほぼ同じです。
****************************
米ドル:r1=0.045% r2=1.6625%
ユーロ:r1=0.051% r2=1.6183%
ポンド:r1=0.052% r2=1.6816%
人民元:r1=0.048% r2=1.7791%
将来リスク係数によるレート計算式は
下記のとおりです。
①外貨価格確定時のレート
x (1+②実際の送金日までの期間x③r1+④r2)
例えば、当日の米ドルレート①が100円の場合で
送金納期が100日の場合、
100円 x (1+100日x0.00045+0.016625)
=100円 x (1+0.045 + 0.016625)
=100円 x 1.061625
=106.1625円
となります。
つまり、6.1625%のリスクを予想したこと
になります。
もちろん、このリスクレートは保証できるもの
ではありませんが、参考にはできるでしょう。
今までの高精度計算サイトでは、
上記の数値を参考にr1, r2を決定されること
を提案します。
詳細な計算式は、公開しませんが、
根拠にしている数値のみ公開しますので、
やはり高精度計算サイトにて、
他の通貨のr1, r2レートを計算してみて
下さい。
但し、下記の三つの数値が必須です。
①対象通貨の史上最安値:円
②前年度の最高値:円
③前年度の年間平均変動率%
<この部分が解消>
尚、今回の高精度計算では、
①②③の数字から計算した参考値を
見て、手動で再度その数字を
入れ直して下さい。
①②③で入力した数字は、そのまま
では、最終の計算式に反映されません。
従って、二度入力してもらうことに
なります。
このようにした理由は、万一、
①②③も情報が無い場合、
計算不能となるからです。
①②③の数字がすぐに揃わない場合は、
そのままr1とr2に任意の数字を
入力して下さい。(No.163ではできません。)
①②③ネットで調べれば、入手できる
数値です。
次章に続く。