2009-04-10 23:39:52

【『知的生産力』を磨いているか?】最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術:望月実/花房幸範

テーマ:書評
最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術/望月実
¥1,575
Amazon.co.jp



こんにちは。TMstarです。


今日紹介する1冊は、望月実さん/花房幸範さんの「最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術」です。


本書は著者の望月さんから送っていただきました。ありがとうございます。



しかし、ボクは「会計」とか「決算書」なんて言葉が正直苦手。


嬉しいけど、困ったなー・・・と思いながら読み進めていったところ・・・


こりゃ意外におもしろい。


もしかしたら望月さんの前著「課長の会計力」より読みやすいかも??(失礼)



しかし本書の最大のポイントは、最後の最後に登場するのです!


本書のポイントは


「『知的生産力』を磨け」


です。


★本書の3ポイント★
1.決算書を読むポイント


 →損益計算書はこう読む
  貸借対照表はこう読む
  キャッシュ・フロー計算書はこう読む


2.豊富なケーススタディにより理解を深める


 →NTTドコモ、au、ソフトバンク
  任天堂
  ユニクロ vs H&M
  アーバンコーポレーション ・・・etc


3.『知的生産力』を磨け!


 →目的の明確化
  情報の収集・分析
  解決策の作成
  解決策の伝達
  わかりやすく伝える7つの方法



★超個人的感想★
苦手に思っていることでもエイヤーと読んでみたら


意外に「おもしろかった」「読みやすかった」


という本にぶつかることがあります。


そんなときはなんとなく「快感」というか


「オレって結構レベル上がったんじゃね?」


なんて思ってしまいます。


これが「勘違い」だったというのは最後にわかりますが(笑)。



本書は実際の企業(NTTドコモ)の決算書をつかって


「決算書のどの部分をみればいいのか」


「どのように分析したらいいのか」


「どんな収益構造になっているか」


などについて書いてくれています。


決算書でここまでのことが分析できるんだ!


とシロウトのボクには新しい感動でいっぱいでした。



さらには競合他社として、auやソフトバンクの決算書とも比較して


各社の収益構造の違いや、戦略などに言及しており


このかた10年ほど、au&KDDI派のボクとしては


親身になって(この表現おかしい)読んでしまいましたよ。



このように具体的な決算書を例に出して


ステップを踏みながら解説していく本はいろいろありそうですが


携帯電話会社をとりあげたのは、サスガ!という思いがします。


いまやほぼひとり1台のケイタイですから


だれにとっても身近な話として受け入れやすい実例となっています。



本書ではそれ意外にも


ユニクロやH&M、サントリーや任天堂についても書かれていますので


自分の興味があるジャンルや企業について書かれている部分を


読んでみるのもいいでしょうね。



しかし!この本の驚くべきところは最後に登場します。


実はこの本、最終章「第6章-知的生産力を高める会計の使い方」に書かれている理論を


実践し、証明するために書かれているのです。(驚愕!)


この本で望月さん/花房さんが言いたかったことは


ここにあるのではないでしょうか?(かってに断言)


知的生産力の4つの基本
①目的の明確化
②情報の収集・分析
③解決策の作成
④解決策の伝達


を基本とし


わかりやすく伝えるために7つのポイント


(省略)(←自重(笑))


を使って本書を構成し


「ほら、こうやってやれば非常にわかりやすいでしょ」


と証明してくれているのです。



ボクのレベルが上がったのではなく、望月さんたちが下げてくれていたのです。


最終章から読むのもアリかもしれませんね。



惜しむらくは「決算書分析術」という超おかたいタイトルで


表紙も見ての通り、おかたいデザイン。


なかなか会計の素人には手を出しにくい本となっているところですね。



ボクのように


「プチ株主だけれども、いままで決算書なんて見たことないわ」


なんて人にもオススメ。


効果的にプレゼンをやりたい人にもおすすめ。


効率的に分析し、効果的に理解してもらうためのノウハウに驚かされますよ。


ぜひご一読ください。



★気づきポイント★
決算書を読むことを難しいと感じたのは、次の2つの部分でとまどってしまったからです。
①数字が多すぎる
②数字だけを分析しても説得力のある説明が出来ない

(P9)


自己資本率が高ければ高いほど調達した資金の中で企業外部に返済する資金の割合が少なくなるため、経営が安定します(P44)


損益計算書で利益が出ていても、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスが続く場合は要注意です(P46)


決算書を分析するときに大切なことは、「なぜ」という視点を常に持ちながら大きな数字を小さな数字へ分解していくことです(P53)


資産の部で最初に注目すべきは、流動資産と固定資産の割合です(P61)


製造の大部分を他社にまかせると設備投資額が少なくなるため、稼いだキャッシュの大部分を残すことができます。そして、増えた現金は株主への配当や新規ビジネスへの投資などに自由(フリー)に使うことができます(P102)


経営者にとって大切なのは短期的な業績に一喜一憂することではなく、自社の強みにフォーカスしながら継続的にビジネスを行っていくことです(P105)


経営理論は数学の公式のように理論的に導かれたものではなく、過去の成功パターンを集めたものにすぎません(P153)


大企業であれば上場していても不思議ではないのにどうして上場していないのか。それは、上場のメリットがその会社にとって乏しい場合、あるいはデメリットが大きい場合には、上場しないこともまた戦略なのです(P190)


情報化社会で最も大切なのは情報の収集・処理能力を磨くことではなく、情報からいかに効率よく価値を生み出すかという「知的生産力」です(P214)


情報化社会であろうが、そうでなかろうが大切なのは現実です。情報化社会においては、多くの人が情報に惑わされ行動がおろそかになりがちなので、かえってチャンスが大きいのかもしれません(P238)



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