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November 30, 2013

終了報告 ギタリストの SY さん

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11/30  ヨコハマ 晴れ

もう11月が終りますね。早いもんです。

写真は作業が終った Y さんの旧型CCR です。
リヤーP-90 を取り外し、オープンハムをマウント。ナットを WBH ナットに変更、サーキットをLCV 回路に変更済みです。

ちなみに元の P-90 位置の関係でリヤーハムも最もリヤーエンド位置にマウントされています。
ピックアップもカバードでは無い上に取り付けが最も高い位置で倍音を拾わせてますので、高域寄りの切り込みが鋭いサウンドになっています。

ちなみに、
もし通常のリヤーハム位置にマウントする場合には、元のPU キャビティを埋木加工/部分塗装修正を加えた上でのキャビティ加工となりますので工賃が上乗せで掛かることになります。

Yさん、お待たせを致しました。ご希望の受け取り予定日時にてお待ちしております。

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November 29, 2013

 考えさせられました。

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11/29   ヨコハマ 快晴

今日はYさんの旧型CCR をほぼ完成させ、一旦外出。

年配の知り合いの方で琴の名手Sさんのご身内の方のお話を聞いて考えさせられました。

Sさんはお年寄りの女性ですが、お弟子さんも沢山いらっしゃるバリバリの琴の奏者さんで、ワタシと気が合うらしく、お会いすると会話が弾んでとても楽しい方でした。
先日お見かけした際、転ばれて足を骨折されて以来、車椅子生活で娘さんが介護されてると事で気になっていました。

本日その娘さんにお会いしてお話しを伺いましたら、あれ以来認知症をかなり煩っているとの事でした。今では自分が誰かも分からないのだそうで、自分の娘さんを「お母さん」と呼ぶそうです。

あれだけバリバリに琴を演奏されてた方でも認知症になるんだ・・正直ショックでした。

なんとか回復する手だては無いのだろうか? 
ある日 何かのきっかけで以前とは全く別人の様な人生を歩むと言う運命の非情さを感じました。

人間の最大の弱点は先が見通せない事ですね。

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November 28, 2013

経過報告 ギタリストの SY さん

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11/28  ヨコハマ 晴れ

本日は塗装を行いたかったのですが屋外塗装には風が強過ぎて NG でした。
こんな日はエアーが真っすぐ飛ばないので諦めるしか有りません。ざんねん。

写真はもう6年程前の旧型 CCR でYさんのメインギター。
今回はP-90W仕様をリヤーのみ t.m.p 製のハムバッカーをオープンボビン仕様にしてマウントする作業です。また回路にLCVも追加。またナットをWBH ナットに交換。

久しぶりに t.m.p を訪れたYさんは LCV 回路の有効性に驚いて、是非このギターにも!と言う流れでした。水牛の角のサウンドにも納得の作業依頼でした。

Yさん、明日には全て完成させますので引き渡しの段取りに付いて連絡をお待ち致しております。
それから年末の「鍋を囲む会」の日程も連絡下さいね。

残りの写真は時間を作っては鍛錬を重ねているヴァイオリンの均一厚指板の製作中のショット。
t.m.p 独自の両面 R 指板。
この指板をネック本体の上面もR形状に加工してR面同士を密着させるわけです。
ニカワ接着時に接着面同士が真空に近くなる様に精度出しするのがミソ。

難し過ぎて誰もやらない事を平気な顔してやれるようになるまで何本も削り練習します。
そのうち身体が覚えて機械加工並みに精度が出せる様になります。

ストラトやレスポールばかりを何本作ってみたところで技術者の腕は上がらなくなります。
なぜなら最初から作り易い構造だからです。だから量産が可能なのです。
ビルダー達がそれ以上のモノが作れないのはその為です。
更に構造設計ノウハウや製作技術をより要する楽器製作を行ってこそ成長出来ます。

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November 26, 2013

残念な記憶

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11/26  ヨコハマ 快晴

ヨコハマ 昨晩は一時もの凄い強風が吹いてました。
でも今日は快晴。Retro City のネックにフレット打ちも済ませてのコーティング作業です。

それとは関係無しに昨晩は訪れたお客さんの一言から昔のにが~い記憶が甦ってしまって、結局あまり眠れませんでした。

その一言とは
アコギの段差加工~ボールエンド位置修正の効果でアコギのスタンダードなゲージである012~ゲージを張っても従来よりずっとベンドし易くプレイの幅も広がり、またトップ面の変形防止にもなる、と言う大人気の t.m.p 独自の設定に付いてなんですが、
「それって必要ですか?」と言う疑問の投げ掛けです。

従来のアコギ設定ではトップ変形の問題を除いても、あの太いアコギ弦でチョーキングビブラートは非常に奏者に負担の架かるものでしたが、それを緩和させながら、かつ音のコシもキープするという技術的には非常にまとめるのが困難な設定なのですが、それによって何が可能になるか、それが想像して頂けない寂しさと言うか、何というか・・
従来のままでも別に、と言うネガティブな反応には正直ガッカリさせられます。

ワタシはこの設定により、ベックがアコギでどんなプレイを聴かせてくれるか、どんなソロアプローチをして来るんだろう?と楽しみな想像が出来ます。それがクラプトンだったら etc.etc

アコースティックギターのプレイに幅が出る事によってミュージシャンなら、新たなアプローチを想像出来たりする筈なんですね。それを可能に出来るかどうかは奏者でなくて我々技術屋が握っているワケです。開発者がチャレンジするからこそ、そこに新たな可能性が生まれるわけですから。
その可能性をすぐに直感して頂けないのは非常に残念な話しなんです。

そこで昔こうした事例で幾つものアイテム開発でにが~い経験した事が思い出されたんです。

その中のひとつが最後の写真のネックの端末を突出させて最終21フレット仕様だったネックを22フレットにした今ではあまりにもオーソドックスなネックの構造。
これは今から30数年前に最初期のESP社の社員だった頃、年配の職人さんにNさんて方が居て、ある日「マツシタくん、こんなの思いついたんだけど、どう思う?」と、このネックの基本アイディアを聞かせてくれたんです。
その瞬間ワタシは「これはいい、歴史的なアイテムに成り得る」と確信したので、早速商品化に向けて動き出したのです。
まずネック単売に向けてネーミングを「プラス ワンフレット ネック」として、次に段ボール箱のパッケージデザインを完成させ、次に特許申請しなくちゃ・・と目一杯頑張っていたのですが、当時ESP社に営業部長として加わったばかりの年上の上司がこれを全く認めてくれず
「こんなモン売れるわけないだろーっ!」とワタシと大げんかになったのです。

結局、商品化は認められずワタシは「あんなバカな上司と仕事なんかしてられるか」とESP社を退社したのでした。まあ、若かったですしね~

ちなみに、その当時の営業部長さんはその後、故郷で楽器屋さんをオープンされたそうですから、お店には沢山このネックがマウントされた商品が展示販売されてるでしょうね。
さ~て、あの時のご自分の判断を今はどう思われているのでしょうねえ。

あれをあの時点でパテントを取得し商品化していたら、その後の世界的な普及は皆さんもご存知の通りでワールドスタンダード仕様ですからね。
会社に莫大なる利益をもたらした可能性は大でしょうね。あ~あ、今考えても勿体ない。

それと似た様なアイテムが他にも色々あります。
ペグで弦をロックするタイプを開発した時も周囲に理解者が少なかった為にパテントも取得していませんでしたし、弦ロックトレモロも近畿地方の小さな個人経営の金属加工屋さんに出向いてFRTタイプのトレモロの試作を依頼してしてたんですが、だいぶ形に成って来たので、パーツのシャシー部分に取得予定のパテントナンバー表示のスペースを設けて貰おうと思って連絡をしてましたら、急に先方の社長が「あれはウチのアイディアですからウチがパテント出します」と言われたんですね。

「はあ!?」 「急にナニ言ってんですか!お宅はウチの図面指示通りに加工してただけじゃないですか!」「ふざけるなこのヤロー!」って、これまた大げんか。
やるならウチと裁判やる覚悟でやれ!って怒鳴り散らして電話を叩き切りましたね。
結局、製品化は取りやめ。
たぶん、先方の社長は作ってる途中で「このパーツはヒットするかも」って思われたんでしょうね。現にその後のFRTタイプのトレモロの世界的な普及は目覚ましいものでした。

また、そのFRTトレモロのローセッティング化の為にワタシが考案したのが、皆さんもご存知のトレモロ・アンダーキャビティー。これも世界的定番設定ですね。
初めてこの設定を施したのが80's初期だったと思いますが、当時国内で人気のハードロックバンドのアースシェイカーのギタリストであったシャラ(今でも元気かな?)の為に当時彼がモニターをやっていたメーカーさんの依頼でシャラモデル用に設定したものでした。
当然、仕事ですからメーカーさんからギャラを頂いて設定したので、あの設定はメーカーさんが特許出願するだろうと思っていましたが、結局パテント申請もされず、それどころか本人のモデル以外には採用されませんでした。
あれがどれ程重要な設定なのかを当時のメーカーさんは見抜けなかったのでしょうね。

ワタシとしてはシャラが喜んで弾いていたので、それでいいや、って思ってましたけどね。
その内、他のメーカーが何社も製品に採用し、その後爆発的に世界中に定番の設定として広まって行きました。考えたら勿体ない話しです。

とまあ、折角プレイヤーの為に、音楽の為に、と考案しても、その将来を想像し評価する先見の明のある人は中々居ないものだ、という事をその後も同じ様な経験をして感じましたね。

「これに何か意味あります?」
その意味や価値、そしてその可能性を見抜けない人々にそう言われ続けて来たせいか、今では腹も立たない有様です。折角の メイド イン ジャパン なのにね ┐( ̄ヘ ̄)┌


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November 24, 2013

住み慣れた街の様に

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11/24  ヨコハマ 快晴の日曜日

今日は休日ですので t.m.p のお仕事自体は周囲に配慮してお休みしています。

でもね、腕は絶えず磨かなくちゃいけませんからね、先日一流の奏者さんの演奏を目の前で聴いて学んだ感覚を作りかけの楽器に再導入する作業をしています。
よくしたもんで、以前より成長出来ると作業に迷いが無くなって行きます。

まるで長年住み慣れた我が街を歩く様に迷い無くサクサク進める様になっていくのです。
そこまでの感覚が身に付いていないと、まるで知らない街を歩いている様な心もとなさがあったのですが、それが消えて行きます。 どんな仕事でもそんなモンでしょう、きっと。

写真のビオラは何度も手を入れながら試験を繰り返して来た個体で、この個体での試験は終了したので預け先のビオラ弾きさんから引上げたものです。
表面のニス塗りもチャレンジのつもりで画家のセザンヌがビオラを静物画として描いた時に、たぶんこんな色使いで描くんではないだろうかと想像したものです。

過去にこんな色合いの楽器は無かったはずですし、自分ではとても気に入っていたのですが、このビオラを販売するにあたって オーソドックスな色合いの仕上げじゃないとクラッシック系のお客さんには受け入れられそうも無い気がしますので、一旦表面のニスを落としてブラウン系のニスを塗り直しています。
古典楽器の世界では数百年もの間、使われているニスの色合いは数パターンに決まってますので、このビオラの様なオリジナリティは商売においては邪魔となりそうです。
特に日本人は個性的なものは多くの支持者が居ないと避けたり、選ばれない傾向が強いですからねえ。
その反面、大した楽器じゃないのにヨーロッパ製と聞くと高額な値段をポン!とはたいて購入したりする。なんだかんだ言っても日本人は未だに保守派ブランド志向なんですわ。 

まあ、そんなのもひっくるめて、楽器は作るのもタイヘンですが売る方もかなり難しそうです。
ですから、あくまでヴァイオリン属の楽器は基本的に向学の為に追求して行きます。

ワタシに仕事を下さる方が「あの人はヴァイオリンの世界でだってりっぱに通用する技術を持ってるんだから」と安心して依頼を下さる様になればいいと思っています。
全ては我が身のためではなくて、皆さんの為に技を磨くのです。





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November 22, 2013

経過報告 ベースの U さん

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11/22  ヨコハマ 晴れ

本日も良く晴れてくれて助かります。お陰で順調にコーティングを追加出来ました。

この分ですと U さんのカスタムベースはクリスマスを待たずして完成出来るかも知れません。
Retro City-LS も順調に進んでいます。来週は一旦フレット打ち込みに移行します。

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November 22, 2013

本日のおりこうさま

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11/22  ヨコハマ 深夜でございます。

昨日分のブログなんですが、日を跨いじゃってますねえ。

本日もカスタム製作中の2本にクリアーコートしてましたが、それ以外は先日のヴァイオリンチェックで身体の中に入って来た感覚を忘れない内に在庫のヴァイオリン個体に次々設定変更作業を施していました。 勿論、試奏して頂いたマレイネ自体にも。

試奏のヴァイオリンを弾きながらの奏者の一言の中に「いいヴァイオリンには共通のデッドポイントがあって、このヴァイオリンも同じところにある」っておっしゃっていた音程があったのです。
すぐに、それはたぶん容積不共振ポイントだろうなと思って聞いていました。

また、駒の質量がまだウチのは高いんだな・・と感じたので、早速今日、削り込み修正を入れたところ、一部曇っていた感があったポイントがスッキリしました。

まあ、削ったと言ってもその薄さ 焼きのり1枚分 ですけどね。
今回その適切な駒質量が身に付いたって事です。
一度ベスト感を覚えたらそれ以外の設定にする気は無くなりますね。
サークルフレッティングのピッチ感が身に付くと通常フレッティングの楽器は気持ち悪く感じるのと同じですね。身体で覚えるってそう言うことです。

たったそれだけで表情が変わってしまうのです。それで、今まで試作した楽器の駒全てに削り修正を入れたところ同じ様に表情が明確になったのです。正直なもんですわ。

とは言え、なんせ駒1枚がうん千円もしますので削り過ぎて使い物にならなくなるのを避けていた部分なんです。結局は もうちょい削り込まなくてはいけなかったワケです、焼きのり1枚分ね。

あらためて思いましたね。 厄介なもんに首突っ込んだなあ~ と。( ̄ー ̄;

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November 20, 2013

経過報告 ベースの U さん

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11/20  ヨコハマ 快晴です。

先日の t.m.p ヴァイオリンの試奏でヴァイオリン製作は継続する決心をしましたので、気分は爽快です。
とは言っても、ヴァイオリンは取り敢えず世界のトップ製作家の作品レベルが自分の射程圏内にあることを確認出来たので、もっと突っ込んでみようと言う判断です。
あくまで日常のワタシのジョブはギター製作ですから、ご安心を。

ですから快晴の今日はカスタム製作品の塗装作業をしてます。
U さんの 55B-4/FL もいよいよトップのクリアーコート段階ですからね。気温が10度を下回ると屋外塗装は困難になりますので11月中にクリアーコートを完了して、後は12月のセットアップの準備段階まで進める予定です。お楽しみに。

先日のヴァイオリン・チェックの補足:
均一厚指板の効果も聴いている側として早いパッセージプレイ時の音程感の良さは出てましたね。あれは音の粒立ちに優れていたからこそだと感じました。
通常の指板設定のヴァイオリンはもっと音が分離しないので、あそこまでピッチ感は出せない筈なのです。また作り立ての楽器があそこまで鳴るのは、やはり長時間燻煙処理の賜物でしょう。
材のグレードはマレイネさんの楽器よりも2ランクは下のグレードの材でしたからね、燻煙処理をしていなかったら、もっと歴然とした鳴りの違いになっていたでしょう。

この違いはどこから来るのだろう?と言う聴き方はやはり製作者ならではのものですね。
それは分析ですからね。

それらを奏者の場合はあくまでトータルの音としてしか判断していないって事ですね。
また、ヴァイオリンとビオラだけはボディをあごで挟み込んで弾く為に骨伝導で楽器の響きが奏者だけに伝わっています。
よって、奏者だけが実音プラス+骨伝導で音を聴いてるだけでなくて直接響きを感じているのです。そこが奏者側と単に聴く側の大きな違いなのです。

ですから今鳴っているヴァイオリンの生音は実は奏者にしか分からないのです。
この事については一般人では知らない事が多い様ですね。自分の楽器を誰かが弾いている音と自分で弾いている音は異なって聴こえるのがヴァイオリンとビオラの特徴なんです。

あのギブソン社は、かつてヴァイオリンとビオラの製作を行っていましたが、全く評価されずに製作を止めた隠れた歴史がありますが、その後にギター製造で成功しました。
そしてあのストラディバリも実は一時ギターの製作もしましたが、その後は行いませんでした。

まあ、それぞれ向き不向きがあるって事でしょうかね。
じゃあ、わたしゃ両方でいい結果を残せる様に頑張ってみっか!と言うのが今回の結論です。

世界に1人くらい、そー言う職人が居てもいいでしょ。(^ε^)

今回に至るまでの試作のヴァイオリン何本かを新たに材料購入の為に特価で処分販売しますから皆さんの周りにヴァイオリン弾きが居たら、話してやって下さいませ。
初心者さんには勿体ないレベルの楽器ばかりですよ。

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November 19, 2013

切っ先を突きつけられて

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11/19  ヨコハマ 晴れ 風強し

いや~昨晩は記憶に残る一夜となりました。

約束通り、ベルリンフィルの公演があるサントリーホールに向かったのですが、突然当日楽屋が使えなくなったと連絡が来たのです。
当日、天皇皇后両陛下とケネディ駐日大使が観に来られたそうで、警備の関係上から終演後、早々に会場から退去を命じられたそうです。

実際、会場周辺や楽屋口には物々しい警察車両や警官が警務してました。

こりゃ、今夜はダメかな~と思っていたら、今回招待して下さったヴァイオリン奏者さんが、急遽ご自分の滞在中のホテルの自室に招いて下さって、ワタシの作ったヴァイオリンと先程公演で演奏したばかりのヴァイオリンの2本を交互に目の前でワタシの為だけに演奏して下さったのです。
きっと想定外のハプニングを気の毒に思って配慮して下さったのだと思います。
そのお心遣いが本当に有り難かったです。

とにかくラッキーなハプニング!!
出来立てのワタシのヴァイオリンは一流奏者さんの手で初めてその産声を響かせたのです。

「うっ、何と言う表現力なんだ・・」ヴァイオリンの音色よりも、まずその演奏表現力の高さに圧倒されました。2本のヴァイオリンを交互に持ち替えながらも、常に一流のクラッシックの演奏家の実力を垣間みさせて頂いたひと時でした。 

勿論、冷静に音を判断すべきでしたが、まず予想していたよりは2本のヴァイオリンの差は少なかったのと、生まれたてのヴァイオリンからこんな響きを引き出す奏者の演奏能力にまず驚かされたのが正直な感想でした。
「ベルフィル すげー・・」←心の中でのつぶやき

演奏比較して頂いたヴァイオリンはドイツ在住のベルフィルのストリングス奏者の間で非常に評判の高い現代の製作家さんの作品で、手に取って見させて頂くと非常に丁寧ないい作りの作品でした。この楽器なら評価されるだろうな、と素直に思いましたね。実にいい仕事をしている。

しかし、これを上回る楽器が存在するのだ。 ヤバい、これは・・何と言う世界だ。

ワタシは楽器を手に取れば、その楽器の製作家の技量を感じ取る事が出来ます。
その個体から感じるのは、まじめに真摯に取り組んで丁寧に作り上げた個体だと言う事です。
これまで見て来た数あるヴァイオリンの中でもかなり優れたものでした。
製作家の才能の高さを感じましたね。

その楽器から、そして迫力ある演奏から、その双方からワタシはまるで刀の切っ先を目の前に突きつけられた様な思いをしました。
「おまえ、真剣にこの世界で勝負する気があるのか」と。

一日が過ぎた今日、いつもよりもボーッとしながらも心の中で考え続けていました。
そして先程、決意が固まりました。

「オレはギターとヴァイオリンの二刀流で勝負する」と。

今回、素晴らしい機会を与えて下さったベルリンフィルのヴァイオリン奏者
マレイネさんとそのご家族に心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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@勝手ながら、このヴァイオリンに「マレイネ」と名前をつけさせて頂きました。

追記:マレイネさんに直接確認した事ですが、実はこのヴァイオリンは通常の構造をしていないんですと、均一厚指板の事や燻煙処理についても触れましたが、ご本人曰く「それが直接どうなのかは弾いている人間には正直分からない」逆に 聴いていてどうでしたか?と質問されました。

そこで学んだのは、奏者はその楽器に自分の全てを注ぎ込んで表現しているんだ、と言う事でした。これは当たり前の事の様ですが、その感覚に対して音で反応し一体と成って表現をしてくれる楽器を望んでいるのだな、と理解しました。

実際、マレイナさんは楽器自体に対して然程興味がある訳ではなさそうでした。
あくまで演奏に於いては楽器のスペックや理屈などは介在してはおらず、表現したい事を音にしてくれる良い道具が必要なのだ、と言う事なのでしょうね。

その点においてストラディバリやグアルネリは秀でているのでしょう。
それは優れた道具だから。
それまでアタマでは理解出来ていたことを今回は身に染みて学んだ気がしました。収穫です。
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November 18, 2013

終了報告 ビオラ弾きのSTさん

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11/18  ヨコハマ 晴れ

本日はSTさんの t.m.p-5弦ビオラのWBH ナット交換作業が無事に終了しています。
勿論今回も大正解。素晴らしい響きが出てます。もう間違いなく古典弦楽器にも最適です。

今夜はサントリーホールに行ってきます。ベルフィルの演奏を聴きたかったですけどね。
終演後の楽屋に直行です。
うちの出来立て赤ちゃんヴァイオリンの産声を聴いて来ます。(^~^)

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