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May 31, 2012

2本完成 まだまだ続く

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5/31 5月も終わりですね~ ヨコハマは曇ったり晴れたりしてました.

写真はヴァイオリニスト・KHさん試奏用とHYさんセレクト用の個体で、やっとこの2本を完成させる事が出来ました.これで取り敢えずあと残り5本仕上げればヴァイオリン系は一段落.

HYさん用に仕上げた個体は1900年初頭と思われるイタリア製でこの個体は素材がいいんです.
派手な木目ではなくどちらかと言えば大人しい感じ.でもこの個体を弾くといかに素材の善し悪しが音に出るかがよく分かります.

とは言え、ワタクシの今一番の悩みはヴァイオリンが弾けない事.そもそも中途半端に弾けてもダメなんです.チェックするなら正確にはプロ並みでもホントはダメ.一流じゃなくちゃ.

近所にヴァイオリン弾き居ないかなあ~ と、実際には近場にプロはいらっしゃるんですが、当然ながら腕利きの方は仕事で忙しいので「弾きにきて!」って頼めないんですね現実には.
弱ったね.腕利きのヴァイオリン弾きの女性と再婚するのが手っ取り早いか、と言ってもワタクシ男子からの人気は抜群なんですが、女子からの人気は・・・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

そー言えば、作業が終わって空を見上げて背伸びをしてたら地震雲が出てましたね.
近いうち(今夜かも)ひと揺れ来そうです.まあそんなにデカイのは来ないでしょう.



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May 30, 2012

本当の難しさ

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5/30 ヨコハマ晴れ 割と涼しげ. 
が、工房内は相変わらずヒーター使用の為30度超 ( ̄_ ̄ i)

写真は平松加奈さん試奏用に用意しているヴァイオリン個体.この個体にはその他の個体と異なる重要な検証テーマが2つあります.
t.m.p製のヴァイオリン共通のスペックとして燻煙処理を別として、理想的な張力設定化したペグロケーション、そして均一な指板厚設定のWラディアス指板仕様、最小サイズのバスバー形状、限界近くまで追い込んだボディ内部削り込み設定、加えて木部の表面研磨精度などがそれですが、この個体にはあえてボディ内部の削り込みとバスバーの削り込みを行なっていないのです.また内部の表面仕上げも既存程度の粗さにしたままです。(ツルツルに研磨していないと言う意味)

丁度ワタクシの作業での内部仕上がりを100とした場合、殆どの既存ヴァイオリンの内部仕上げは70以下です.バスバー・サイズも無駄に大きなものも多いです.
しかしながら、楽器の設計/製作に於ける難しさのひとつとして、精度が高くしっかりした鳴りを示す楽器程、いい楽器/いい音だ、と判断されるとは限らないと言う点が上げられます.

長い間エレキ関係の仕事で楽器の開発のみならず、同時にアーティスト・リレーションとして数多くのプレイヤーと接して分かった事のひとつに先ほどの点と同じ事が上げられるのです.

分かり易い例として、フェンダー・ベースの70's仕様のJB/PBを好んで演奏するプレイヤーが存在しますが[例:美久月氏や松原(秀)氏など]彼らの楽器をよりクオリティを上げようとするのは安易に行なえないんです.
これはフェンダー社は70'Sから社の経営陣が変わり60'Sのフェンダー社とは別会社かと思われる程、製品の生産量や工程内容が変化しました.早い話が完全に量産メーカーに移行したわけです.

その結果、フェンダー社の70'sの楽器はよりネック仕込み調整が簡略化出来る様にネックプレートも3点留めが採用されたり、従来より生地研磨工程が減り、その分塗装の塗膜厚でカバーした為に塗装の厚さがぐっと増していきました.
そして塗膜が厚くなった為にネックとボディの接合部もゆとりでネックをボディに仕込める様に大きな座グリ加工が施される様になりました.
その結果、楽器がどう変化したかと申しますと、分かり易く言えば鳴りが大雑把になったんです.

そりゃそうですネックとボディの仕込み精度が落ち塗装も厚いんですからね.60'Sのp楽器の様なしっかりした鳴り方では無くなったんです.じゃあ、プレイヤーにそっぽを向かれたかと言えば、けっしてそうばかりと言えなかったんです.
基本的にネックの仕込み精度を大ざっぱに仕上げるとそこに生まれた隙間が音の重さとロングサスティーンを奪います.出にくくなっちゃうワケですね.

でも一部のプレイヤーにはその「ドーン」と言う音の重さと長さを伴う鳴りでは無く「ドンッ!」と言うアタマ鳴り主体のサウンドキャラクターが好まれたんです.例えば、「ベチッ!」といったスラップ音が出てアタマだけが前に出て余韻はすぐに減衰して消えてくれますから音に間が生まれるんです.またコンプが掛かった様な鳴り方ですので、そこにもまた魅力的に感じるプレイヤーも多いですね.加えて言うなら重すぎないサウンドであることも好まれた理由でしょう.
そんなサウンドを好む彼らの楽器を「仕込みが隙間だらけだから、塗装が厚過ぎるから」と言って直してしまったり、またしっかりした作りの楽器を彼らに与えても「何か違うんだよね」と捉えられる可能性が非常に高いんですね.この様にある種のルーズさを魅力、と感じるプレイヤーは特にロック系には多いですからね.
この様に、しっかり作り込んだ楽器がプレイヤー全員が好むとは限らないという事が事実としてあるんですね.この点が楽器作りの難しい点でもあるんです.
特にワタクシはしっかり音を作り込んで製作していくタイプの製作家ですので、あえてルーズに作れって言われても馴染め切れない感覚を正直抱きます.

今回の写真のヴァイオリンも、あえて検証の為にしっかり作り込まない既存のヴァイオリンに近いt.m.p としては異例なラフな内部の作りにしてあるのです.このラフな響きが魅力、って捉えられる可能性があるからです.
もうひとつは、このヴァイオリンのネックグリップは通常よりも2回り近く細いのです.指板自体の幅も通常の規格幅からすると左右幅で1.5ミリほど狭めてあります.

これは小柄な日本人女性が奏者の場合、従来のヴァイオリンのネックグリップや指板幅設定を変えなくていいのか?と言う点の確認の為に演奏に支障を来さない範疇で最少のコンパクトなネック仕様に仕上げてあるのです.
加奈さんも小柄と言える体格の女性奏者ですので、このヴァイオリンを弾いて「ずっとプレイがし易い」と感じるのか「あえてここまで細くする必要は無い」と感じるのか、これは実際に形にして検証するべきだと考えて、わざわざその内容設定で仕上げた個体なのです.
これらの細かなスペックに関してはご本人には殆ど知らせていません.あまり事前に情報を与えすぎると賢い試奏者がこちらに配慮した大人のコメントになる可能性があるからです.検証はあくまでシビアーでなくては意味が無いのです.

このヴァイオリンのその他の仕様はt.m.p 規格通り、Wラディアス指板/ペグロケーション/CF設定を与えています.それらの点を彼女が感覚的にどう受け止めるのか、それも確認したい点であることは勿論です.スケジュールがタイトな加奈さんですからご自宅にお送りして、暇を見てじっくり確かめて頂こうと思っています.


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May 29, 2012

経過報告 ヴァイオリニスト・Yさん、ビオラニスト・Sさん

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5/29 ヨコハマ晴れ.小夏日みたいな感じ.

でも工房内はニスを乾かす為にヒーターをかけっぱなしですので30度オーバー ( ̄_ ̄ i) 
1枚目の写真 手前がヒーターです.
首振ってますんで作業中に背中に熱風が・・いかに夏男のワタクシとは言え、時々たまらず外に避難. 屋外の日差しの中の方がぜんぜん涼しい.(;^_^A

ヴァイオリン2本に挟まれたビオラがSさん用、左右の古~いヴァイオリンは6月にヴァイオリニストのYさんに数本のリクリエイト・ヴァイオリンの中から1本選んで頂く為に仕上げを急いでいる個体達です.
左が1920年イタリー製で右側が1890年のこれまたイタリー製、もう1本1900年ドイツ製と参考までにt.m.p製のベーシック・ヴァイオリンを1本、合計で4本持ち込む予定です.
もしいずれかをご購入頂けたら嬉しいですねえ.

リクリエイトの楽器達は元の楽器の入手値+リクリエイト工賃の合計が販売価格ですので、最も高価な1890年製の個体でも75万程度です.Yさんご本人は名器ガダニーニを所有されている方で、サブとして所有されているヴァイオリンですらウン千万するらしいです.ヽ(*'0'*)ツ
サブの楽器ですら t.m.p のリクリエイト・ヴァイオリンとは2桁も価格が違います.

でもいいのです.楽器の価格なんて音の評価そのものじゃあ無いですからね。純粋に楽器のサウンド・クオリティで勝負します.

で、結果やっぱり負けたら ハイボールがぶ飲みするぞ. p( ̄0 ̄)/おかわりーっ

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May 28, 2012

経過報告 ギタリストSさん

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5/28 ヨコハマ晴れのち雨、のち晴れ、って忙しいわっ!(;´△`)ノ

今日は天候が荒れるって言うので塗装は中止.燻煙も昼過ぎで中止.

写真はギタリストのSさん分のバスウッドのストラトで本日はピックアップ・アッセンブリー作製.
来月初旬に完成させる予定です.遅れて申し訳ないです.

そんな慌ただしさを解消する為にも、現在ヴァイオリンのセットアップから引き渡しに関するスケジュールを調整中.ライブ会場持ち込みの手間を省いて各奏者さんのご自宅へ発送する事でタイト過ぎる日程を緩和させようと考えています.

楽器自体がご本人に渡りさえすれば後日ライブにお邪魔して生確認すればいいですからね.
ヴァイオリンのセットアップも今日はブリッジの加工をまとめて行なっておりました.当然ながら燻煙処理済みのブリッジベースを軽量化を含め後加工処理を施しながら完成させていきます.

先日、200時間オーバーの燻煙処理(実際には230時間超)について触れましたが、およそその半分の120時間処理して寝かして置いた個体(写真)をあらためてチェックしてみますと、かなりいいレベルに仕上がっているな~と感じました.
勿論、最長処理品には及びませんが、近年の素材がここまでタイトな響き方をすることは稀と言うか有り得ない状態ですので、ある意味でこれでも充分なレベルと言えると判断しました.

そこで t.m.p製ヴァイオリンのスタンダード仕様としてこの燻煙処理時間を目安とする事に致しました.この処理時間であれば55~60万程で販売可能と思われます.
最長燻煙処理モデルの方は75~80万と言った値段になりそうです.共に、その値段で一桁上の価格で販売されているヴァイオリンを上回るサウンドを前提として作製していきます.

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May 27, 2012

日曜ですが、何か?

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5/27 ヨコハマ夏日.いいね、夏は.

周囲の人が夏も盛りになると「うだる様な暑さで参っちゃうね~」って言ってる時もワタシはえらく元気なのです.o(^▽^)o  間違いなくバカだわ.(-。-;)

今日はヴァイオリンのセットアップ作業を進める為にお仕事してます.
写真はヴァイオリニストのMGさん試奏用の1本.野太く、人の情念みたいなものも音で表現出来る個体になる様に仕上げています.見た目もブラディーレッド・ヴァイオリンです.

写真はペグの取り付け加工.ヴァイオリン族は金属ペグではないのでスムースな操作性を与えるにはコツがいる作業です.以前はこの作業が不慣れだったので苦手でしたが今では完全に克服.

また、価格が安いペグのは大方が中国製ペグなのですが、これが目が粗くぜんぜん使えないので、コストは上りますが緻密な質の高いエボニー材から作られたドイツ製などを採用しています.これは指板材にも同様の事が言えますね.

Gさんのこのヴァイオリンは6月のGさんご出演のライブ現場のリハ時に持ち込ませて頂く予定でおります.もう暫くお待ち下さいませ.



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May 26, 2012

経過報告

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5/26 ヨコハマ快晴 当然塗装関係を進めなくてはなりません.

写真はカスタムオーダーの製作中の各モデルで、まだ中塗りですが終盤に差し掛かっています.
明日は晴れても日曜ですから作業は出来ませんので来週の天候次第です.

Sさんの特大サイズのビオラも今日でニスの中塗りを終えてトップコーティング層へと移行しました.既に十数回のニス塗りを終えています.
海外に発注しておいた指板材も無事に届きましたので現在燻煙中です.

t.m.p 設定では指板の裏表両面を大きくR面加工する為に材自体がしっかり安定していないと狂いが出易いので燻煙処理は欠かせません.
例えば、通常のヴァイオリン族の指板材として問題の無い乾燥状態の個体材であっても t.m.p 仕様に両面R加工を加えたとたんに捩じれ出すものが少なくありません.
もうそうなったら、その指板はポイッ!とするしかないのです.一度捩じれた材は絶対に使えないからです.その為に指板材の安定化の為の燻煙に数日間を要します.
やはり、クオリティの高い楽器を作るのは容易な事ではないです.どれだけ手間ひま掛けて製作したかが、後々になって出て来ますからね.

そう言えば、ヴァイオリニストのKさんから「随分精力的に製作をされているんですね」みたいなメールを頂戴しました.まるで精力絶倫の製作家みたいですが、、いやん!(/ω\) 
実際には梅雨時に入ったら多くの作業が中断してしまう為に梅雨入り前の今が一年で一番忙しい時期なんだと説明しておいたのですが、ちゃんと伝わったかどうかは不明.(u_u)

明日は日曜ですが、早く完成させなくては行けないヴァイオリン数本のセットアップ作業を行なう予定です.

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May 25, 2012

長〜い 検証作業

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5/24 ヨコハマ晴れてましたね.

今日は近々完成させなくちゃいけないヴァイオリンやビオラが7本もあって、しかも室内はニスの乾きを促進させる為にストーブ点けてますので30度くらいあって外よりも暑いんです.
その中で7本同時進行って言うのはなかなかなモンです.(;^_^A

写真はものすごく長いスパンで検証を続けて来た生地個体でして、これは作り替えのリクリエイト品ではなく、t.m.p Violin(製作品)でして、取り敢えず一旦形状完成させて、あるテーマで検証をし続けて来た個体です.

何の検証かと申しますと「燻煙をどこまで繰り返すと100年前の素材の響きに出来るのか」と言うタイトルが付いちゃう内容です.要するに、100年前の素材とは酸性雨を吸って育った材ではありませんので根本的に繊維が強く健康体なんですね.簡単に言っちゃえば、素材が強く、よく響くんです.

残念ながら現代の製作家であるワタシは100年前の素材自体は入手出来ませんので、実際には酸性雨を吸って育った素材ではあるけれど燻煙処理を非常に長く行ない続けた場合、100年前の材クオリティまで持ち込めるかどうかを確かめたかったんですね.

既に通常行なっている30時間程度の燻煙処理では残念ですが100年前の素材には敵いませんでした.やはり劣るんですね.数十時間ではその差がどうしても縮まらなかったんです。
じゃあいったいどこまでやれば追いつくのか? 分からない事はやってみよう!と言ういつものマツシタ式解決法で去年の暮れ頃から気長に臨んだ訳です.
1セット8時間、行っては寝かして、また燻煙して、その繰り返しです。少なくとも数日は寝かし、そこから新たに処理効果を重ねるという行程でしたので半年程度の期間が掛かってしまいました。

その結果、見て下さいよ.決して着色してる訳じゃないんですよ.燻煙灼けによる黄化を完全に通り越して繊維内部まで燻煙灼けした姿です.
トップはヨーロッパ・スプルースで、バックのメイプルより、より内部まで煙が浸透して強い焦げ茶色に変色しています.メイプルの方も生地をサンドペーパーでこすってもこの黄化具合はこれ以上落ちないのです。もうこうなると焦げ茶色のヴァイオリンにしか出来ませんねえ.(^_^;)

そしてこの状態というのが1800'Sのヴァイオリン個体と燻煙しては定期的に比較作業を繰り返して、結局半年間の期間中に200時間の処理時間をオーバーした頃にタップした双方の響き方がほぼ同じになった状態で検証を終了したんです.その結果は少し感動的でしたね.
どちらの響きが100年以上経過した素材か判断しかねる程の「深い響き」が新品のt.m.p Violinの個体に出ましたから.常識的には不可能な事が実際に出来たんです.

「やった、可能だったんだ・・」  なんだか祖父や父親の事を想い出しました.

結果ですね、t.m.p Violin は半年掛かりで燻煙処理して完成させる必要がある、と言う結論に達したのです.まあ、それは結構なんですが、何ともエライ作業ですわ~.( ̄□ ̄;)

リクリエイト品は目安が「50万以下で最良の楽器に仕立てる」のがコンセプトですが、t.m.p Violinのは基本コンセプトは「新品ながら名器に立ち並ぶサウンド」ですから、ここまでやるしか無いのです.

しかし、そうなると販売価格は70万は越えるな~・・てな事を考えながらハイボールで一杯やってます.
( ̄ー ̄) うい~


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3枚目の写真は比較検証を行なって来た2本を並べての記念写真
1800年後期の個体は比較の為に指板を剥がして長い間工房の片隅に置かれ続けていました.
ご苦労さんでした.これからリクリエイトしてあげるつもりです.
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May 23, 2012

色香飛び散る!

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5/23 ヨコハマ夏日でしたね.

でも上がった気温のせいで昨日までの雨が染みた地面から湿気が立ち上り、地上1mの湿度が高く、燻煙や塗装には不向きな一日でした.

写真は先日お話ししたフラメンコ・ストリングスのヴァイオリニストでもある平松加奈さん試奏用の1本.ネックのところの木目がまるで車エビみたいなので「エビちゃん」と呼んでいます.
天ぷらにして塩をちょいと振ったらウマそ~うな感じです.(^O^)

加奈さんはヴァイオリニストとしてだけではなくマルチな才能を持たれて活躍されている方なのですが、たぶんコレだけ演奏で色香を漂わせる奏者はなかなかいらっしゃらないと言う程、音が色っぽい奏者さんです.美人なのにザックリ姉さんタイプのところも魅力なお人.
付けまつ毛ぶっ飛ばしても気付かぬまま演奏する様を是非皆さんもライブ会場でご覧頂きたい.(^O^) 
まつ毛取れてるの見つけても気付かないフリしてあげてね.音譜

今日の昼間、その加奈さんから工房へ電話があり、その話の中で決まったのですが、夏は70本ものツアーを控えているので、急遽このヴァイオリンを前倒しで仕上げて 6/1 大塚/グレコのライブに持ち込む話になりました. 

やべっ、ギリギリもいいとこだなあ~ ( ̄_ ̄ i) たぶんライブ当日に仕上がる感じでしょう.
ライブ本番に使うかは分かりませんねえ.基本ちょっとそれは無茶でしょう。
何せ出来立てのホカホカですから。

また当日は先日触れたもう一方のヴァイオリニストYUIさんも登場です.今回もロック・ヴァイオリニストの才能の片鱗を垣間見せてくれるでしょう.この加奈/YUIのヴァイオリン同士の掛け合いはジャングルの銃撃戦みたいに強力ですから皆さん足を運んでも損は無いですよ.

色香飛び散るストリングス戦線に行ってみんなで撃たれまくって昇天しよう! ヽ(゚◇゚ )ノ

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May 23, 2012

ワタクシの最近の趣味?

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5/22 ヨコハマ雨模様.

今日は塗装も燻煙も出来ませんからリクリエイト作業中の1890年イタリー製のヴァイオリンにWラディアス指板を製作して接合作業までを行なっていました.

夕方からは二子玉川のライブハウスまで出向いてファブボンドと言うバンドのライブに顔出し.
ギターとベースがtmpプレイヤーの二人でしたが「この二人ならミュージシャンとして大丈夫だな」と彼らの演奏を聴いて感じる事が出来ましたので1stだけ聴いて戻って参りました.

t.m.p 製のヴァイオリンやビオラもWラディアス指板の仕様が前提なので、あらためてエボニー指板をどういう工程でどう精度出しするのが最も理想かつ効率的かを半日掛かりで実際に作業しながら検証していました.気がついたら食事も取り忘れて.

写真はネック本体のラディアス仕様化したものに同じく指板自体をラディアス加工を済ませた接合前の写真.2枚目3枚目は作業工程の見直しをしつつ、加工後の精度確認はどうするのが良いのかを検討していた時のショット.

まず加工精度が出し切れていない時点での未接着状態でネックに指板を乗っけて指先で一旦押え、そして押えた指先を離すと、当然ながらパコンっ!と言って指板端末がボディトップに落ちます.
これが密着精度が充分出ますと、同じ様に未接着のまま押えた指先を離しますと、極々僅かな差ですが指板端末がボディトップに落ちるまでの最初のタイミングが遅れるんですね.

これは接着面に隙間があればある程、気圧は外部と同じなので押えた指先を離すと同時に指板は即端末から落下するのに対して、接合面の密着精度が高く成れば成る程に接着面が真空に近づく為に、指板は外気圧に押されて、ネックと指板が離れるタイミングがほんの僅かですが遅れる為と推察されます.

接着剤で接合されてりゃ同じじゃないの?と言うのは大きな誤りでして、接合面の密着精度が高いその上に接着剤の接着効果が加わって初めて理想的な接着となるのです.
間に隙間があってそこを接着剤が埋め合わせている状態というのは木と木が密着せずに隙間の接着剤が干渉してくるので本来の木の響きが素直に伝わらず、レスポンスにも劣化が必ず起きます.

だからこそ、どうやったら接着面の密着精度が高まり、より真空に近づけられるか加工方法を検証していただけでなく、より真空に近い状態にまで加工精度が出ているかどうかを確かめるにはどうしたら良いのかを検討していたのです.
その結果、精度が出切った場合にはこうして未接着状態で指板を宛てがい、その押えた指先を離してから極僅かながら双方が離れるタイミングにズレを生じたら、それはかなり密着精度が高まっていると判断出来ると結論付けしたワケです.

なんだか趣味の世界の話みたいですが、ここまで手加工で高い加工精度が出せれば、それだけ他の人が真似ようとしてもそれ自体が困難であるという事ですので非常に重要なポイントでもあります.
で、最終的に分かった事は「精度が出るまでこの工程は終われない」と言うのが結論.(^O^)

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May 21, 2012

金環報告

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5/21 ヨコハマ曇りのち薄晴れ

金環日食、皆さんはご覧になりましたか? ヨコハマは薄雲を通していいタイミングでリングを観る事が出来ました.日食グラスなんて不要でしたね.
次回は300年後ですってね.儚い程に人間の寿命の短さを感じる宇宙時間です.

しかし、笑えたのがウチの隣のご主人.ワタクシが玄関から身を乗り出して日食を見ていたら、
「あっ、ダメだめ、直に観ちゃ!目やられるからコレ使って、コレ!」と言って差し出されたのが、ご主人お手製の日食グラス.
透明の下敷きを黒マジックで雑~に塗りつぶした即席品.( ̄□ ̄;)!! えっ、コレっ?

ワタクシに「ねっ、目やられるからコレしなきゃ、コレっ!」って正に今、美しいリングが見えてるその時にご主人は太陽に背を向けながらワタクシにお手製のグラスをすることを勧めて来る.
で、そうこうしているうちに金環日食はオシマイ.隣のご主人は殆どそのリングを観る事無く終わったのでした.いい人だわ.(^ε^) 

しかし、あんなもんで太陽見たら一生何も見えなくなるわ.ぐはは.


写真は、晴れてたらこれっかないしょ、ってことで塗装コーティング.
しっかり進める事が出来て一安心.アーチドのCCR-312だけは次は表面研磨をしてから最後のクリアーコーティングです.他のカスタムさん達はまだまだ中塗りです.
でもここまで順調.カラスの排泄物攻撃も今のところ大丈夫です.(^O^)

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