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October 30, 2010

個別報告 長野のMさん &

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10/30 今日はずっと雨が降り続いています。台風は明日いらっしゃるそーで。

写真は長野のMさんご依頼のCCRとストラトのネックのスロープヘッド化2本。リセットアップの準備が整いましたので来週からセットアップ作業に取りかかります。

その他の写真は相変わらずのアコギのスロープヘッド化の作業で、やっと最後の接ぎ作業で裏面にイタヤカエデ材を接着中。硬化が終了したら裏面を設定厚まで削って最終厚に加工して行き、そこからペグロケーションとヘッド形状加工へと進みます。

もう1枚は娯楽作品みたいなもんですが(^O^)ウッドペッカーの最終モデルでパーツだけ乗っけてみてのショット。
ちっちゃいし、こんなアバンギャルドなルックスだからって なめたらアカン音が出ますよ。( ̄▽ ̄)

関東地域のみなさん、台風にはくれぐれもご注意を。また来週お会いしましょう。

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October 29, 2010

週明けに期待

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10/29 明日から関東地方は台風の影響で風雨が激しくなるそうです。

今日は雨こそ降っていませんが台風の影響がこれから出るとの事なので塗装も燻煙も行っていません。
そんなワケで今日も木工作業が中心。

写真はアコギのスロープヘッド化作業で、今日はトップ面をスロープヘッド設定での加工を済ませてから裏面のアゴ部分に接ぎ木(写真)この接着が硬化したら今度はトップ面に付き板の接合作業へと進みます。
そこまで済んだら今度は裏面をトップ面と平行厚に加工してから最後にイタヤカエデを接いで、やっと全ての接ぎ加工作業が終了。接ぎ工程だけで6回ですからねえ。
それからやっとヘッド形状加工へと進む段取りです。勿論、その次には塗装工程が待っています。

この様にアコギのスロープヘッド構造への作り替えは新しいネックを1本製作する以上の手間ひまが掛かるってことです。

それにしても、やはりセットネックものは取り回しが面倒。常にネックにボディ本体がくっついて来ちゃいますからね。その為にセットネックの楽器を製作する場合はデタッチャブル方式の楽器製作の倍以上の作業スペースが必要になります。まあ、アコギだけ専門に作ってるのでしたらそれはそれでいいんですけどね。

ワタクシの様に古典楽器からエレクトリック系まで、更にはギター/ベース双方と、様々な楽器を扱う職人にはたったひとりでの工房であってもそれなりの作業スペースが必要になって来ます。室内作業場として最低でも20畳のスペースは必要ですし、その他に資材庫も塗装や燻煙設備もワタクシには必要ですからトータルでは40畳程は仕事場として欲しいですね。勿論、生活空間はこれとは別に必要なのは言うに及びません。

各地で台風の被害が最少である事を願います。
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October 28, 2010

秋みじかっ!

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10/28 なんだかいきなり冬めいた冷え込みになりましたね。秋はもう終わり?

本日は燻煙処理したコンバスの引き渡し以外は木工作業中心。
依頼者ご本人も燻煙後のサウンドにたいへんご満悦で帰られましたので巨大なコンバスが無くなっただけで工房内が広くなった気がします。でもまた暫くするとヴァイオリンやコンバスの処理依頼がある様子。

日中でも結構冷えてますので工房内にヒーターを入れて塗装の硬化も促進中。(写真)
スロープヘッド化のアコギも更なる接ぎ工程へ。まだまだ続きます。

大きめの台風が接近中とのこと。皆さんご注意を。

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October 27, 2010

予想外

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10/27 今日は予想外に晴れてくれました。助かります。当然、塗装作業を進めました。

写真は塗装作業の合間を見て行っている木工作業。
写真:左はヤイリ製のD-35タイプのドレッドノート・モデルなんですが、なぜか外見はフルコピーなのにペグロケーションだけがオリジナル設定に変更されていました。結果的に張力バランスが整っていない為に細めでナローなサウンド。ヘッド面も捻れが出ていましたので修正兼ねて作り替え。
写真はペグ穴を埋木しヘッド面の修正を加えた時点でのショット。ヘッドのねじれを修正した関係で元のローズの付き板から斜めに下地材が出ています。次の工程ではこの上に新たにローズ材のつき板を張り合わせてからペグロケーションをやり直します。

もう1本はスロープヘッド化作業の途中のヤマハのアコギ。
既にトラスロッドの溝加工部分も埋木済み。トラスロッドのヘッド側でのアジャスト・タイプはこのロッドヘッド部分の溝加工でネック強度を大きく失っています。一旦ここを埋木して強度を高めてあげて、最後にレンチ棒を差し込めるだけの最小サイズでドリル穴加工を行います。
この写真の接ぎ加工はtmpのヘッドデザインに合わせて横幅を確保する為に両サイドにも特に腰の強いマホ材の個体だけで接ぎ木しています。次の工程では角度面変更の為に削り出した三角ブロック材を表裏双方に接いでいきます。そこまでが終わって今回のスロープヘッド化工程のやっと半分くらいかな。

こんな加工工程の説明なんかホントはしなくてもいいんですが、一度はやっておかないと加工値段だけ聞いて「うわっ、高い!」って思われちゃいますからねえ~ ( ̄ー ̄)
チューンナップもいっしょ。作り替えるのが一番面倒。最初から作った方が早いのですよ。

ちなみに市販品のアコギに関してですが、10年ほど以前の話ですが某大手メーカーさんでは年間に40~50万本程生産されていました。単純に日割り計算しますと一日で1500本くらい生産しないと達成出来ない数量です。

そこで大活躍するのが形状加工マシン達です。ネックに関しても一日中マシン君達はフル稼働してガンガン形状加工しています。アコギの普及品でしたらナトー材、ミドルクラスならアフリカンマホ材、高級品ですと厳選材で、と言う様にクラス別に材種の違いこそあれ、基本的には同じ様に次々と形状加工処理されて行きます。
そうしたライン生産工程を見ていると楽器を作っているとは思えず何か違ったモノに見えて来ます。
また、こんなに木を使っちゃってホントに自然界は大丈夫なの?とも、やはり思ってしまいますね。

同じ形にするのでも1本1本丁寧に作業して作り上げるのと最新の加工マシンで次々と製品化されていくのとでは、工程その他もやはり全然違います。当然出音もね。

こんな作り方していたんじゃ、頑張っても年間で20本がいいとこだなあ~、って言うスタイルの方がやっぱりワタクシは好きですねえ~ (^~^)

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October 25, 2010

個別報告 港区のMさん

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10/25 いやはや、もうすぐ10月も終わりますねえ。

写真はMさんオーダーのカスタム・ストラトですが、最後の燻煙処理を掛けたところ、新たな目痩せが出て来ましたので、もう一度だけコーティングすることに致しました。
これと同じ判断でセットアップ途中のHさんのTELESA-SMMも、もう一度コーティングし直します。
遅れが出ました事をお詫びします。m(_ _ )m

もう一枚の写真はアコギのスロープヘッド化の途中のショット。
なんだか殺人事件現場みたいでしょ(`∀´)
この後もまーだまだ接ぎ木を重ねなくちゃいけません。なんせ、ぜーんぜん違うヘッド構造に作り替えるワケなのでこれでもフツーの作業なんですよ。

シングルサイドのペグ・ロケーションのアコースティック・ギターはヤマハやタカミネ製にも存在しますが、あれらはアングルドヘッドかフラットヘッド構造ですからスロープヘッド設定とは根本的に似て非なるものです。まあ、同じ作り替えでもアングルドヘッドの方が全然作業は楽チンなんですけどね。
従来の設定ではワタクシの作りたい(提供したい)楽器の響き方やバランスなどと、かなりイメージが異なるので作り替えるしか無いんです。ワタクシの根本的なギターに対するイメージはもっと木鳴りが強く、バランスよく、レスポンスに優れ、アンサンブル中でも抜けて通るサウンドです。

よくある繊細にしか鳴らない楽器はローミッドが薄くレンジも狭いですが、木鳴りの太さを備えた楽器は奏者のフィンガリング/ピッキング・ニュアンスに反応しアンサンブル中でもしっかり存在してくれます。その為にはシングルサイド・スロープヘッド構造が一番理想に近い響き方をしています。

たまに、そんな構造やデザインなんて前からあるじゃん!っておっしゃる方がいますが、┐( ̄ヘ ̄)┌
同じストラトですら鳴る鳴らないって皆さん騒いでるでしょ? な~んで?
同じフェンダー製であってもそうでしょ? 一見同じ様な作りに見えるけれど、鳴る楽器と鳴らない楽器にはちゃーんと違いがあるんです。要するに素人見によく似て見えてもそれは同じじゃないって事です。ですから「似た様な構造だから同じじゃん」とは決して思わないことです。

エレキと言えどもサウンドのクオリティを追求したらきっちりした設定構造が与えられていなくちゃ、いくらいい素材を採用してもベストは無理です。少しでも設定がズレていたら、もうそこでアウトですから。昔から残念なぐらいギターはイージーに考えられたり作られたりしてるのも事実ですが、優れた楽器にしようとしたらもうそこからは微妙な世界の積み重ねでしかないんです。 
 それこそ呆れる程にね。( ̄  ̄+)

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October 23, 2010

個別報告 コンバスのUさん

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10/23 本日は実に気持ちのよい秋晴れの一日でしたね。ありがたい!

写真は先ほど燻煙処理全て終了したUさんのコンバスです。
1世紀ほど前にチェコで製作された個体との事ですが、持ち込まれた段階ではまるで休眠中と言った感じのおとなしい鳴り方でした。

本来の6割台程度しか鳴ってないな、と言う印象でしたが、まだ処理後の寝ぼけ状態にも拘らず、既にローエンドも伸び、全域にも拡張を見せています。音に重さも加わって来てますね。大成功ですね。

恐らく落ち着きを見せ始める3ヶ月後あたりには所有者本人が一番驚くポテンシャルを示し出すでしょう。
Uさん、早く受け取りたくてたまんないでしょ? お約束通り生まれ変わっちゃってますからね。(^ε^) 
受け取り予定をご連絡下さいね。お待ちしています。

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October 22, 2010

個別報告 長野のHさん

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10/22 本日のヨコハマはずっと曇り空でしたね。でも燻煙は何とか行えました。とは言え、湿度が高めでしたので効率が落ちますから、その分時間を延長して効果が行き渡るまで継続しています。

問題はアシスタントさんが帰っちゃうとワタクシは燻煙中は外出が出来なくなっちゃうんですよね。

今回初めてウチの女性のスタッフに燃焼材をリセットする煙が収まったタイミングで少しだけ作業を補佐して頂きました。煙がほぼ収まったタイミングであるにも拘らず、息苦しい、目に染みる、気分が悪い、臭い!など即ウンザリしてましたね。(^_^;)  
あのね、濃厚な煙が出ている間はこんなもんじゃーないっつーの (^。^)


写真はセットアップ途中のHさんオーダーTELESA-SMM/MH+TLです。本日はここまで。
じっくり行きますよ。(^ ^)

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October 21, 2010

個別報告 ヨコハマのIさん &

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10/21 本日のヨコハマは小雨がシトシト降り続いています。

写真は地元のIさんのtmp製カスタム・ストラト。本日無事にスロープヘッド化作業全てが終了致しましたのでご報告致します。受け取り希望日をご連絡下さいませ。 P.S. 一段と鳴ってますよ。(^ ^)ノ

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塗装も燻煙も思う様に進められない時には試作品の作業を進めています。
このウッドペッカーと言うコンセプト・ギターも、スロープヘッドネックでのフロート・ブリッジ系(チューン0系)設定のまとまりを確認する為の目的があります。ギブソン系とは仕込み角度は異なりますが、ボディに仕込み角を設けてのデタッチャブル方式の楽器です。

勿論こうした設定に似た様な楽器は以前から存在しますが、いずれも成功していないと判断しています。目的は主流の定番楽器達の存在を脅かすくらいの楽器としての設定完成度を求めています。まずはワタクシが惚れ込まないとね、意味ないんです。惚れ込める様なサウンドであるなら製作意欲も出て来ますしね。
ミュージシャンにとってそれがどうであるかは、その次の段階の話です。

とは言っても、それはこのウッドペッカーに関した話ではないですよ。この楽器に流用した設定によるサウンド全般のクオリティ・チェックの結果が重要なんだと言う事です。この様なコンパクトなサイズの楽器であっても従来には無かったダイナミクスやバランスや、レスポンス感など含めワタクシのイメージ通りのものが得られれば、通常設計の楽器に流用したなら確実に成功出来るからです。

この新たな基本設定が成功すれば、STELAやTELESAとは違ったキャラクターのギターの設計も考えています。まずは新たなサウンドの誕生を生みの親自身が楽しまなくちゃね。(^~^)
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October 20, 2010

個別報告 長野のHさん

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10/20 今日はたまに小雨がパラつく肌寒い感じの一日。
今日は燻煙処理は中止。明日には行えるといいんですがね。

写真はHさんのTELESA-SMMのマウントパーツを揃えてセットアップ進行直前のショット。
まず裏の弦ブッシングの打ち込みからスタートさせます。Hさん、ご要望通りにじっくりと進めますね。

もう一枚の写真はアコースティックのヘッドをスロープヘッドに作り替えの一番最初の工程ショット。

まずペグの元穴を埋木してヘッド上面の塗膜や、つき板を取り去ってから面積が不足している部分のヘッド先端部に接ぎ木中。この工程が済んだら同じ様に横方向での面積不足部分を左右共に接ぎ木。
その次はヘッド上面と裏面それぞれに三角ブロック材を接合して最終的にスロープヘッド構造を削り出せる面積全体を確保します。 まあ、その先にもまだ様々な加工作業は続きます。

既に、これと同じアコギのスロープヘッド化の作業依頼が来たら・・マズイなあ~とか思ってます。
あまりに面倒過ぎる。( ̄ー ̄; 

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October 19, 2010

かなり面倒

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10/19 今日のヨコハマは薄曇りで湿度も少々高め。
でも燻煙はギリギリ行える状況なので午前中から18時までの予定で処理続行中。こうしたスケジュールが今週一杯続く予定です。

写真はアコースティック・ギターのスロープヘッド化作業の準備段階でのショット。
元素材はアコギに多く見られるオーソドックスな14度のアングルドヘッド構造。ヘッド周辺に並べたのがこのヘッド構造からtmpのスロープヘッド構造に作り替える為に必要な接ぎ木素材達です。

ヘッドのすぐ側の先が曲げられたローズウッドの板は形状修正が終わった最後にヘッド上面に張り合わせる専用のつき板です。スロープヘッドは段差R構造ですから、ヘッド上面に張るつき板も段差部分はR状に湾曲させたものを接合します。

加工段取りとしては、まず元のペグ穴を埋め木します。おして元のヘッドに対してシングルサイド6連ペグ設定のスロープヘッド化ですから縦方向と1弦側は横方向にも接ぎ木して面積拡張し、最終的なヘッド面を確保出来るサイズにひとまず広げます。
その上でヘッド角を一旦フラットに近づける為にヘッドのトップとバック面それぞれに角度修正出来る様に三角のブロック材を接ぎ木して、そこからやっと通常のスロープヘッド加工へと移行します。
要するに縦にも横にも上下にも接ぎ木するってことですね。でも結果的には元の様に1ピース材の時よりは強度が増し変形も起こりにくく出来ます。
この作業の場合、セットネック構造に合わせて専用のスロープヘッド加工治具も事前に製作しなくてはいけません。

そんな訳でしてアングルヘッド/セットネック構造の楽器からのSH作り替えはフラットヘッドからの作り替えの時の倍以上の手間ひまが掛かりますね。
更にtmp設定でのアコースティック・ギターにはブリッジ台座の段差加工も欠かせませんので、トータルではヘッドの作り替えとペグ変更、ブリッジ台座段差加工、燻煙処理、その他調整で工賃だけで丁度20万程掛かってしまいますね。でも実際の労力を考えたらこれは高い値段ではないです。
作り替える作業が実は一番手間ひまが掛かりますからね。最初から作る方がぜーんぜん楽です。

でも最初から専用型を用意してのオリジナル品の単品製作では非常に高額な楽器になってしまいますので、もし皆さんが購入し易い価格帯の楽器として用意するとしたなら、この設定をアコギ製作メーカーの適したモデルに流用して作り替え、生地半加工仕上げで数十本発注し、その状態から燻煙処理や塗装やその他諸々の仕上げをtmpで行う方式を採れば、たぶん1本/35万程で販売可能なスペシャルなアコースティック・ギターを用意する事は可能でしょう。

まあ、可能とは言ってもミニマム・オーダーが数十本は要求されるでしょうから、結果的にtmpには数百万の請求が製造メーカーから来ちゃいますから現実にはとても無理ですねえ~ そもそも積極的に販売する気も無いですしね。┐( ̄ヘ ̄)┌

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このブログを見てるある友人に「あそこまで細かく解説する必要あるの?」って言われました。σ(^_^;)
その返事:
「あれでも大ざっぱにしか解説してないんだよ。ある程度のことを解説しておかないと値段だけ聞いて、高い!高すぎる!とか言われちゃうからね。所詮同じ作業が実際に出来る人間にしか、どれ程の面倒さかは分からないから、ある程度の解説は必要なんだよ」

実際、燻煙処理だって単に「高い」って思われてる方もいるはずです。ワタクシから言わせれば「じゃあ、同じことを実際にやってみてから言いなさいよ」ってことです。
自分の人生の数十時間と費用を懸け、更にお預かりした楽器に何かあったら弁償しなくてはいけないリスクを背負っての連続作業をほんの数万で請け負ったらやってられませんて。( ̄ー ̄)
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