船津徹の「世界標準の子育て」

ハワイ・ロサンゼルス・上海でグローバル教育塾を経営する教育コンサルタント船津徹の「世界標準の子育て」ブログです!


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こんにちは。
ハワイとロサンゼルスのTLC for Kids塾長、船津です。

ハワイの暑い夏が終わると「お受験」のシーズンが始まります。

楽園ハワイにも「お受験」があるのをご存知でしょうか。

ハワイの教育熱心な家庭から支持を受けているのが、オバマ大統領の母校であるプナホウスクール。そして学業優秀なアジア人生徒が多いことで知られるイオラニスクールです。

両校とも150年以上の歴史と伝統を持つ、幼稚園から高校までの一貫教育私立校です。

両校へ入学できる学年は、幼稚園、6年生、7年生、9年生(プナホウは4年生も入学枠あり)と決まっています。

入学学年の中で最も大きな受け入れ枠があるのが幼稚園です。

プナホウは150人、イオラニは70人が幼稚園で入学できます。

幼稚園受験の志願者数は、プナホウが600~700名、イオラニが500~600名。

プナホウは150の入学枠があるので、4人に1人が合格する割合です。

数字だけを見ると、競争はさほど激しくないように感じます。

でも実際の受験倍率はこの数字よりもはるかに厳しいのです!!

プナホウ・イオラニの合格ハードルを高くしているのが「縁故枠」の存在です。

これは卒業生や在校生の子弟を優先的に入学させるシステムです。

プナホウを例に説明しましょう。

プナホウスクールは1841年創立の長い歴史と伝統がある学校です。(ちなみに慶応幼稚舎は1874年創立)

ハワイには先祖代々プナホウという熱狂的なプナホウ支持者がたくさんいるのです。

学校側もプナホウの伝統と教育理念をよく理解している家庭の子どもを優先的に入学させ、プナホウの伝統を支える礎となってもらいたいのです。

プナホウ卒業生は学校の伝統やカリキュラムをよく理解しています。だから子どもたちがよりスムーズに学校適応できるのです。

さらに卒業生は学校ボランティアに非常によく関わってくれます。ファンドレイズやイベントを行なう際に、父兄のボランティアは欠かせない戦力です。

あまり知られていませんが、プナホウカーニバルのブースボランティアの多くはプナホウの卒業生です。

学校の伝統を維持し、学校コミュニティーの結びつきを強くしていくには、自分の時間を割いてでも学校に貢献してくれる熱心な両親のサポートが必要なのです。

そして一番重要なポイント!卒業生は長年に渡って金銭的な貢献もしてくれます。いわゆる「ドーネーション」というやつです。

プナホウ・イオラニには100年以上に渡って、毎年寄付をし続けているという人がたくさんいるのです。

子ども在校している時だけでなく、卒業してからも毎年寄付をし続けてくれる。そんなありがたい家族の子弟を軽く扱えるはずがありません。

以上のことから、アメリカでは伝統ある私立学校に「縁故枠」があるのはごく当たり前なのです。

縁故枠に該当しない多くの日本人にとって、プナホウ・イオラニ合格への道は、表に出ている数字よりもはるかに厳しくなります。

少し古いデータですが、プナホウの幼稚園合格者のうち約半数が「縁故者」です。

入学枠150人のうち75人が縁故枠ですから、非縁故者は実質75人の合格枠をめぐって競争しているのです。

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