デザインとシャーシの見直しや最高の低燃費を実現するかを今一度確認することを理由に当初予定していた2015年春から2015年12月頃へと生産・発売時期が延期され、スケジュールに大幅な遅れが出てしまったトヨタのフラッグシップハイブリッドセダン “Prius (プリウス)” の次世代モデルであったが、今回タイで初めてそのプロトタイプの捕獲に成功した。

2016年モデルとして第4世代目にフルモデルチェンジが予定されている次期型「プリウス」(コー​​ドネーム690A)のプロトタイプには、厳重にカモフラージュが施されているためそのデザインのディテールは判然としていないが、レポートではボンネットの開口線に沿って配置されたヘッドランプとグリル、ヘッドランプ下部に装着されたガーニッシュ、スポーティな印象を強調するための複雑に交錯したキャラクターライン、緩やかに傾斜したルーフラインなどの新しいデザイン要素が採用されると言われている。また、現行モデルで不満の声が多かった後席ヘッドクリアランスのスペースを拡大すべく、フロントノーズおよびアイポイントを低くしてAピラーの角度をやや起こすと共にロングルーフ化(後方に伸ばされる)を実施。これにより、後席の居住性が改善されるだけでなく、全体的に広々とした室内空間が確保されるようだ。

なお、40km/ℓを上回る最高の低燃費を実現するためにトヨタの次世代プラットフォーム “TNGA (Toyota New Global Architecture)” を基盤としたシャシーに、より強力で軽量のニッケル水素バッテリーとリチウムイオンバッテリー、先代の "THS-II" を代替する新開発の効率的なハイブリッド機構 "THS-III" を搭載することや現行プリウスの38.5%の熱効率と比べ、次期プリウスでは40%以上の熱効率を持つこと、ハンドリングが改善される低重心化の実現や現行プリウスと比べ約20%以上の軽量化(樹脂製を用いたハッチゲート全体とバックウインドウ、モーター30%、インバーター10%以上の軽量化含む)が図られること、初代THSの複雑で重いプラネタリーギア(遊星ギア)を廃止し、シンプルで軽量な平行ギアを用いることなど、それらの情報はトヨタ関係者への取材により既に判明している。

また興味深いことに、次期型「プリウス」の正式発表・ワールドプレミアは、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開幕する第44回東京モーターショー2015【プレスデー(プレビューデー:障害者手帳所有者の特別見学日含む):2015年10月28日~29日、一般公開日:10月30日~11月8日】で今秋行われることがスケジュールされている。デビューを心待ちにしている人も待てない人ももう一踏ん張りだ。お楽しみに~!


(一方、次期型「プリウス PHV」に関してはベースモデルである次期型「プリウス」と顔つきを差別化し、1年遅れて2016年10月頃にデビューを果たす予定。)

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