夏至も過ぎた六月の札幌、
北海道は日本の東側に位置する為この時期は朝の3時から既に明るい
幸いにも大陸側の高気圧のお陰で気温の上昇は抑えられて過ごし易い日々が続く。
少しづつではあるが街路樹の緑も濃くなってきている。
そんな日曜日、3号機の整備でもしようかと思っていたところへ
ぱおーさんから連絡が!
内要は「それでは宜しくお願いします」 と言う事なのだが、最近めっきりと
老化の進んだ私は何のことだったか記憶にない・・・。 (危険)
やりとりしたメールの内要を読み返してみると、確かに2週間ほど前にとある作業を
する事をお勧めしていたのだった。 マジで忘れてました。
朝10時きっかりに颯爽と登場のぱおーさん、ツナギも着込んですっかりやる気まんまんです。
今日のメインディッシュは、先送りして居たタイミングベルト。
本当なら先回の車検の時に交換しておきたかったのだが、非常にタイトなスケジュールで
先送りされていたのだ。
しかし、忘れ勝ちでは有るがパンダはイタ車! このような重要な部分をうやむやにして置く訳にはいかない、その様な理由で先回メールでやりとりした時点で是非とも交換に来る様にと説得していたのだった。
正直に言えば何時切れてもおかしく無いのでハラハラしていたのだが。
早速オルタネーターを緩め、干渉しそうな補機類を取り外していく。
プラグも外すと後でベルトの位置を合わせる為にクランクを手動で回すのが楽になる。
ベルト側の右前輪を上げてオルタネーター、エアコンコンプレッサー駆動用のベルトのプーリーを覆っているカバーを取り外す
初めての経験なので2人とも手探り状態だ。
タイミングベルトを覆うカバーも取り外して行く、
ぱおーさんのジュリエッタは2分割タイプで簡単に外れる。
しばしば変形したり、割れてしまったりしている物が有るらしいが、これは秀逸。
手探りで下側のカバーも取り外す
所定の位置へカム、クランクを合わせてからベルトを取り外す、
新旧比較し部品の間違い等が無いか確かめる、新品のベルトには合わせマークがプリント
されている、念の為古いベルトに付けて置いた印と比べて見ると、ピタリと一致
方向性に間違いが無い事を確認し少しだけほっとする。
取り外した古いベルトはこの通りピキピキとひび割れて居る、
軍手で触ると亀裂に軍手の繊維が挟まる・・ 危機一髪でした。
実走行は2万キロ2回の車検で4年を経過しただけでもこの様になってしまう、
通常タイミングベルトとセットで交換されるウォーターポンプ、(下側の青く見えるもの)
一応念の為新品部品は取り寄せてあったのだが水漏れなどの不具合は無く、なめらかに回るので今回は交換せずに行ってみる(ぱおーさんの意向)
テンショナーベアリングを交換し新品のベルトを組み付け順調に組み上げていく
ここまでわずか2時間30分、ぱおーさん本職でも行けますね。 (サービスショット)
エンジンには全く問題無く暫く試走した後別件で再入庫
ベルトの交換作業は完璧だったのだが、後ろ脚回りからガシャガシャと何ともチープな
音がする、いった何の音だろうと探って見ると・・
4x4特有の後ろ板ばねを束ねる金具が長年の使用で遊びが出来、動いて仕舞っていたのを発見、アルミテープで応急的にでは有るが動きを止めて音が出難くしておいた。
午後2時過ぎには全て終えて帰路に就くぱおーさんとジュリエッタ
早く終わったので午後は娘さんと遊ぶのだと言う、家族っていいな。
お疲れ様でした。
日付けは前後するが、先週のある日、並行輸入自動車届を出してきた。
いよいよ6号機の登録へ動き出すのだ。
特に書類に不備も無くそのまま受理となる、経験では10日前後で許可となる。
陸運局も繁忙期を過ぎたらしくぱおーさんと車検に来た時の様な混雑は無くのどかである。
その足で札幌のパンダ乗りの味方”アルファプロジェクト”さんへ行く
こちらの強制空冷ファンの軸に成っているベアリングを取り外す為、プレスやさまざまな
特殊工具をお借りしに行ったのだ。 やはり個人のレベルでは出来ない事も有る、その様な
時はいつもお世話になる頼もしいお店なのだ。
少しばかり苦労しながらも何とか抜けました、
中に入って居たのはこの様なベアリング、ウォーターポンプなどに使われるタイプの物で
今度はこれと同じ形態のものを探さなくては成らない・・・。
更に、更に、帰って見るとイタリアから郵便が。
これは3号機のミッションのガスケットを更新するために頼んで置いた物なのだ。
これが届いてしまったか・・。
この様に30Lifeは無限ループで続いて行くのだった・・果てしない。