89歳への運動プログラム提供 | 曽我武史 Official Blog

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持っている力を最大限引き出せるように。。。

からだの状態をコントロール(治療)すれば

驚くほど、ugokiが変わります。

動きが変われば、世界が変わります。

やりたいことが続けられるように身体と向き合っていきましょう。

最近、出かけるのも億劫になり家に閉じこもりがちになっているのを心配して家族の方がご紹介してお越し頂きました。

年齢は89歳。
人生の大先輩!

見た目は、もうすぐ90歳には見えません。
しかし、動作はそれなりに課題がありそうでした。

まずは、よーく話を聞いて、何ができなくて。
何ができるようになりたいのか!
ここを明確にしたので、動きをそれとなく拝見。。。

お越しいただくことになった目的は、誰にでも共通する

立ったり、座ったり、歩いたり!

この基本的な動作が徐々にしずらくなっているとのことでした。

特に膝が痛い!腰が辛いとは一切ないのにどうしてもできなくなってきているとのこと。

ここをお手伝いさせていただきました。

問題の動きのチェックからですが、ここは、入口を入ってきてからスタートしています。そして、お話しながらのご自身の要望と動作のチェック。

自然な動き以外にもいろいろお願いしました。
もちろん安全第一で。。。

こういった動きのチェックのときに、私がもっとも大事にしているのは、自分でどこまで感じ取っているのかを確認するようにしています。

動きは、無意識です。
でも、意識しないとできないこと。

意識してもできにくくなっていること!

ここが意外とある!ということが、今回良くわかりました。
そして、ここに不安と諦めがあるということも感じました。


ここからはおしゃべりしながらいろいろ進めていきました。

まず、椅子から立ち上がりにくくなっているのでその課題から。

とても基本的なことですが、椅子の高さによる違いから説明と体験をしてもらいご自身お確認をしました。

次にこちらが良いと思うものとご本人が感じる部分のすり合わせ。
基本的な動きのモーメントの違いを説明しながら本題へ

最近では、若者も怪しいので高齢者に限らないことのなってきていますが、動くために必要な機能を改めて確認できました。

ご高齢になっても動けていればいいのかもしれませんが、理にかなった動きをしていないとどこかに歪みがきますよね。

元気に動き回っている75歳以上を見るとすごく勉強になります。
かっこよく動ける方々と、90歳でも元気に動いている方の動きは共通点がいっぱい!


アスリート対応の経験を89歳に応用しています!
今回の取り組みは、私自身に大きな学びを与えてくれています。

口で説明しても実感のない動きは、ほぼ再現が出来ていませんでした。

今回は、非常にありがたいことに説明がわからない時は、すぐに判らない!?と教えてくださったのでもの凄く助かりました。

こちらは動きを見れば何をどうして欲しいかは見つけられますが、当の本人は何が起きているのか全くわからないので、変化の違いや効率の良い動きはコレです!と明確に伝えことが必要でした。

実際には、動画や写真などは撮っていませんでしたが明らかに来た時と介入後では全く違う動きになっていました。

ちなみに治療的なアプローチは一切なし。
運動のコツと簡単な体操のような動きの提案。

もちろん呼吸も重要なファクターなのでやりました。

ご本人も喜んでいましたが、介入した私が一番嬉しかったです。
正直、短時間でここまで変わるとは思いませんでしたので。。。

実際にはここから、反復練習をしてもらわないと身につかないので資料を作成し、取り組みやすい方法を模索していきます。

実は、今この仕組みをうまくできないかを検討中

これからの時代に必要なこと。

模索しなが頑張ります。

89歳のクライアントが90歳になった時には、70歳の時のような元気さを取り戻しているように入念に策を練ります。

私の中では、見通しは見えているのであとは、どうやって継続できるか。

クライアントと一緒に見つけていきます。