高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。


テーマ:
久し振りの晴れ予想の登山日程でした。
中房温泉登山口では皆さんは好天を期待しても登山準備です。
もちろんシャリバテ予防で早めのお昼ご飯を食べて準備は整ってます。
1、2、3、4・・・とストレッチを済ませて、いざ合戦尾根へ

9月も中旬を過ぎるとめっきり涼しくなります。
登っていても少しだけ汗がにじむ程度となります。

もちろんスピードアップすればガッチリと汗をかきます。
ハアハア息が荒くとならないようにスピードを調整しながら登ります。
息が荒くなるとその人にとってはオーバーペースと思います。
本当にゆっくりと登らないと途中でバテテしまいます。

休憩するに適した場所にベンチが有り、きちっと5分は休みます。
その時に水分や行動食も食べます。

3時間近く登ったかなと思う頃、合戦小屋が有り、有名なスイカが販売されていますので
大きいと思う人は友達と半分にシェアして食べると良いと思います。

9月19日でもしっかりスイカは販売されていました。


「塩を少し多めに振って食べてください。」


・・・いつもその言葉を言って一緒になってガブリと頂きます。
汗で塩分が出ているため塩分補給ですね。

合戦尾根を40分も登ると合戦尾根の頭へと到着します。
今回はガスが多くて燕山荘も見えません。
でも、こんな綺麗な紅葉がた~くさんでした。

今年は秋も速足のように感じます、降雪もはやいのでしょうか。


そこから登りの傾斜も少し落ち、幾分登り易くなります。
今回は女性のお客さんの足に痙攣が有り、大分辛そうでした。
今回一番頑張ったのは S さんだったと思います。
わたしも一度無理な登山をして痙攣を発症したことがありますが、ロープで痙攣部をきつく縛って筋肉を固定させて下山したことがあります。
辛い思い出です。
あの思いをしながら登って来た女性の S さんは心の強い方に違いありません。
お疲れ様でした。

「大変だったですね~!」

見慣れた燕山荘はガスの中でした。
この状態では夕日は期待できないと思いました。
寒いのでストレッチを簡単に済ませて小屋入りです。

「小屋へ入ってもすぐに横に成らないでください。」
「横になっていると高山病に成り易くなると言われています。」
そんな言葉を掛けて皆さんは別館へ案内されました。

今日は無理だなと思っていましたが、もしかしたら!
外へ出るとやはり先程のガスの状態でした。
ダウンを着ていてもじっとしていると少しずつ体温が奪われるのが分かるような寒さでした。

そんな庭ではまだ期待を持っている人達が西の空を見上げたりしていました。
そしたら、段々と雲が・・・空が・・・・動いて来まして前回の記事(燕山荘の裏庭にて)の様な光景となりました。
私は急いで別館に居るお客様に知らせに走りました。

「空が変わってきました。」
「温かい支度で来てください。」

素晴らしい光景でした。

「すごい、きれい!」・・・皆さんも歓喜の声を発しています。

私も嬉しくなり、カシャリ カシャリと写真撮影です。
でも今夕食を召し上がっている方や、横になってくつろいでいる方々も少なくなかったと思います。運が良かったとしか言いようが有りません。
そうなると感謝の言葉が浮かび上がって来ますね。
山に感謝、自然に感謝です。
山が、自然がお導きに成ったのかも知れません。
感動の夕刻でした。

夕食後は満足してぐっすり寝ることが出来ました。



9月20日 晴れ

夜明け前に出発して燕岳からのご来光を見る計画です。
真夏の時期に比べると確実に1時間は日の出が遅くなっています。
5時半頃出るため5時にヘッドランプを点けて出発です。

登山道の左右にはコマクサの畑があります。
不用意に踏んだりしないように気を付けなければなりません。
今はもうすっかり冬の準備でコマクサの緑色は見ることが出来ません。
しかしヘッドランプの光を当てると白く光って見えました。

東に見える浅間山の上が明るくなってきました。
山の向こうは群馬県です。
山頂からは噴煙が来たにたなびいています。
肉眼でもはっきりと見えます。

今回はハッキリとした日の出は見るKとが出来ませんでした。
しかし雲海と浅間山、そして時間と共に移り変わるグラデーション
太陽が辺りを照らしはじめた情景は刻々と変わります。
目が離せません。
やっぱり黄昏時は写真で見るのと実物は迫力が違いますね。


いつか群馬の日帰りハイキングの皆様にも見て頂きたい景色です。
「来年は頑張って合戦尾根を登って日の入りと日の出を見ましょうね。」
そんな思いでいっぱいでした。


今日ここで見ている皆様も様々な想いで見ていることと思います。
きれいな朝焼けが見えて良かったですね~!

これも感謝ですね!

山頂は次から次へと登って来る人でいっぱいでした。
此処まで来たのですから、記念写真撮りましょう。

カシャリ カシャリ!
「 はい3人のみな様、顔が寒そうです、笑顔で~。」

カシャリ!

「 はいチーズ!」
カシャリ!

そんなことで列に成って順番待ちでした。
毎回忙しく!毎回感動です。
皆さんの笑顔を見ることが出来ます。
山頂では全員の方へ言えませんでしたが・・・・
「登頂おめでとうございま~す。」

槍ヶ岳も見えています。

カシャリ!

朝の山頂はいつも忙しく、そして今日も絵顔がいっぱいでした。

万難を排して来られた皆様、
遠く九州からこの時間を求めてきた皆様
旦那様の食事を3日間用意して来たという皆様
いろんな方々です。

本当に良い時間でした。

同じ太陽でも九州で見るものと此処で見るものやっぱり違いますよね。
私の家のある前橋から見る太陽と、此処で見る太陽は・・・
同じものとは思えないほど神々しいです。


小屋へ戻って朝ごはんです。
1時間ほど動いた後のご飯は少々多めに食べられます。
温かいみそ汁が一番最初に口を付けたくなります。
一口飲んで・・・
「あったかくて美味しい!」
誰もそのような思いで味噌汁頂いたのではないでしょうか。
しかしお客様の S さんは食欲が無く、
今回もほんのひと口摘まんで味噌汁を頂いた程度でした。

「今日、私は大丈夫かしら?」
・・・本人様の心持は不安でいっぱいだったことと思います。



朝食後、私はと言いますと、贅沢にもモーニングコーヒーでした。
燕山荘の円空のテラスにてコーヒーでした。

隣でもコーヒーをカシャリとやっている人が居ます。
皆同じですね。
ごちそう様でした!


燕山荘を出発前に・・・・
女性のお客様は槍ヶ岳をバックに槍様~・・・と両手を頭の上で合わせてやりのポーズで記念撮影をして出発です。

今頃は家でそんな自分の写真を見ている頃なのでしょうね。


見てください、この紺碧の青空
今日は快晴でしょう。


槍はやはり北アルプスの象徴ですね。
来年は槍に登るぞ!
そんな気持ちで撮っているのでしょうか。

私達は秋の風の中をトントン拍子に常念山脈の稜線を進みます。
これぞルンルン気分というやつです。


まさに表銀座という言葉がぴったりです。
暫く雨登山が続いた後の快晴ですから、私の気分も盛り上がっていました。

ヤッホー 

槍ヶ岳もずっと ずっと 西の空に聳えたっていました。
今回は最高の登山日和です。

誰もが足を止めたくなります。

私も景色に見とれてばかりでなく、自然解説も忘れてはいません。

切通し岩の鎖場と梯子はアスレチック気分で通過しました。

常念山脈最高峰の大天井岳は槍ヶ岳方面との分岐を左です。
今回は槍方面に行ってみたい気分でした。
分岐周辺は若干危険な場所もあります。



その後は
そして辛い登りの始まりです。

300m
200m

辛い登りでは感じませんでしたが、関係者の人は登山する人の心中を察して設置されたのでしょう。
もう少しです!
頑張って!
そんな気持ちが伝わって来ます。


大天井の小屋はは賑やかでした。
早めのランチを食べて、山頂アタックです。
ランチを食べる前にアタックでしたか・・・・

360度の展望でした。




記念写真を撮るのにも、バンザイとか槍様ポーズとかで
皆さん、はしゃいでいらっしゃいました。

たまには私も1枚!


賑やかな山頂を後にしましたが、
この景色は皆様の思い出に残るものであったことは間違いありません。
その場に居合わせて私としても幸せ感でいっぱいです。

こんな別荘が有ったらいいですね~

調子良く、サクサク サクサク・・・と下って来ました。

常念岳も大きく見えてきた頃です。

周辺は紅葉でし素晴らしいものです。

登山路もはっきりと見えます。
こんな良い場所から、このまま下ってしまうのってもったいないですね。
暫く休んで行きましょう。
今日は電車の時間も気にしないで良いですものね。


「は~い!」


登山道を空けて周辺に散らばった皆さんは
お菓子を食べたり、カシャリと撮ったりくつろいでいらっしゃいました。

今日は雷鳥は無理でしょうか。
昨年は此処で雷鳥の親子と遭遇。
子供が少し離れると・・・
「ケ~ッ ケ~ッ」・・・と呼び叫んでました。


大下りのコルに差し掛かった時です。

おさるの群れです。
7~8匹の群れがあちこちに散らばって歩いています。
警戒しましょう。
目など合わせないようにしましょう。

この辺りで昨年猿が雷鳥を追いかけている光景を見ました。
そしたら、今年猿が雷鳥を加えている写真が公開され、大きなショックでした。
記事を読んだ時、あの時の光景が思い出されました。
きっと常念山脈のこの辺りのことかも知れません。
猿の環境も何かが変わってしまって、あんなことに成ったのでしょうね。
タクシーのドライバーさんの話を思い出しました。

「猿も冬が終わる頃にはガリガリに痩せて可哀そうなほどです。」
「そして今頃になると気なにも良くぽっちゃりと成るんです。」

厳しい冬の時期が伺える言葉でした。

私達は夏に来て花を楽しみ、
秋に登ってクロマメノキやブルーベリーの実を摘まんで喜んでいますが・・・
猿は冬も此処の山の中で、雪と一緒に過ごさないといけないのですから・・・。

思いも深くなります。

自然は厳しいですね~

今年も一つ頂きました。

「すっぱ~い。」
「美味しい!」

小屋です。


リラックス!
羨ましい!

自炊の皆さんも居なかったので・・・
夕食までの長い時間テーブル一杯に皆さんと談話が続きました。


此処も私の好きな場所です。


ワイワイと反省会やら常念の登頂の前祝いやらでくつろいで居たところに・・・
何も食べられないで苦しんで・頑張って来た女性のお菊様がやって来ました。
その手にはアツアツのカップ麺が有りました。
一同  大きな拍手でお迎えです。

皆さんも見ていたのですね。
食べられていなかったことを
心配していたのですね。
ずっと見ていたのですね。

その喝采の嬉しかったことといったら本物の快気祝いでした。

私もほっとしました。
夜は熟睡でした。


9月20日
ヘッドライトを点けて山頂アタックです。
道は石がゴロゴロ、
暗い中道らしきところを照らして
朝一番の登りです。
ワクワクします。


1時間ほど登ると
風を避けることが出来る岩場が有り、そこで行動食を食べながら待ちます。

ゆっくりと時間が動いているようでした。
全員東を見ています。
明るくなった空に浅間山が見えて来ました。

更に空が色づいて来ます。

少し待っていましたが、寒さも加わり、諦めかけた頃でした。

うわ~というどよめきと同時にご来光です。

ここでの御来光は何度も見ていますが、
嬉しいのは・・・
全員の人が目を輝かせて感激しているということです。
この感動の一時
その時に私がご一緒させて頂いているということ


山のガイドは地味な存在です。
でもこの素晴らしい一時
その時の感動を
同じ山が大好きな皆様と
共有させて頂いていること


また明日も頑張るぞ・・・
そうなります。



頑張りましょう!

影常念です!

全員で朝食をガッチリ食べて下山開始です。

楽しかった山旅

お疲れ様でした~


下山した日も穂高駅にはザックがた~くさん並んでました。
山好きの皆さんであふれてました。




嬉しくも寂しい お別れの記念撮影

今は思い出のの一枚です!

カシャリ!


山って
良いですよね~

PS
体調不良で常念岳のピークハントを諦めるという、
苦渋の決断をしたS さん。

来年はリベンジ登山してくださ~い!


















































AD
いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)

登山ガイド 高橋 丈さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。