高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。


テーマ:
黒部五郎小屋では明日の天候が気に成り、外へ何度も出て富山方面の空を確認に行きました。
夕食時期に成って、周囲は暗雲が立ち込めていましたが、西の日本海上空辺りと思われる空に晴れた明るい部分が見えまして、明日は晴れと確信して小屋へ入りました。



小屋の夕食は野菜のてんぷら盛り沢山でカボチャ・オサツ・ピーマンなどが皿からはみ出すほどでした。食べている時に小屋スタッフから・・・

「今夜は1人枚お布団使用できます。」とのコメントに食事をしていた方々が一同で拍手となりました。
雨でキャンセルが多く出たためでした。
雨で山を諦めた方々、みなさんの分も夕食頑張って食べて来ました。
嬉しい悲鳴です。



出発前、ヘリが来るということです。
足にトラブルが有る人を搬送するためでした。

サッと来てサッと飛び立って行きましたが・・・
やはり頼みになるのはヘリですね。

ここまで雨の中を登って来た方は、快晴を確認しての下山!
さぞかし残念でしたと思います。
しかし、空から北アルプスの山脈を見ることが出来ただけでも良かったですよね。
来年にリベンジですね!



小屋ではみなさん出発準備に忙しくしてましたが、
私達が出る頃には、すっかり静かな小屋に成ってました。

一夜の床と食事など世話になった五郎小屋ともお別れの時です。
小屋との記念撮影を済ませて、いざ黒五岳目指して出発です。


樹林の中も濡れることなくトントンと登ります。
朝日が差し込んでいます。

「これが夏山の朝ですね~。」
「この光を感じて気分も高揚します。」

後方は牧歌的雰囲気を感じる五郎小屋。

少し足を進めると、目の前は黒部のカールと真っ青の空です。
コバイケイソウも嬉しがっているようでした

この景色だけでも、今までの雨登山は帳消しです。


カールの中、高さ5Mもあるような大きな石、もも太郎石と名付けたいようです。
真ん中がパックリ割れています。

他にもあちこちに大きな石があり、室内ジムのボルダらーにとっては遊びきれない別天地です。

いよいよカールの中心にやって来ました。
本当に済んだ流れ、緑の草原、白い雪、そして岩と青空!

私達はもったいないので、ここで休憩して空気感というか、自然の恩恵を預かることにしました。
みなさん口を揃えて・・・

「良いところですね~。」


景色に圧倒されて、出る言葉はみな同じでした。

ここの場所が晴れて本当に良かったです。
この場所が雨なら、何でもなく通過と成ってしまします。

黒部カール、みなさん気に入ってくれたようでした。
十分自然を満喫して再出発!

尾根まで30分程のジグザグの道を登ります。
時々、気が抜けない部分もありましたが、尾根に出て大きなため息です。
私達の最終目的の薬師岳が見えています。

指さして・・・
「薬師で~す。」


「明日登るんですね。大きな山ですね~。」


見事に裾まで見えていました。

太郎平小屋も薬師小屋も見えています。
この雄大な素晴らしい景色は、登って登って登って来た人にしか分かりません。
2日も雨の中登って来ました。
皆様が喜ぶ笑顔を見て、本当に私も嬉しかったです。


山頂までもう一息!




登って来た山頂は、笑顔がいっぱいでした。
「やった~。」
両手で看板を頭の上に持ち上げて・・・
「バン~ザ~イ~!」

知らない人同士でも、その姿を見れば嬉しさが伝わって来ます。
よかった!
本当に良かった!

記念撮影では、笑顔とバンザイが止まないような五郎の山頂でした。

見渡すと・・・

水晶と鷲場が見えています。
「あの山を登って来たんですね。  歩けるもんですね。」

以前、群馬の日帰りハイキングのお客様を、県境の「篭ノ登山」へお連れしたときの出来事。

頑張った形が見えるという話をお伝えしました。

http://ameblo.jp/tkc-tozannguid/entry-11902816291.html

誰でも登って来た山が見えるということは、嬉しいものですよね。
自分があの大きな山を越えてここまでやって来た。
オイラも・・・私も・・・・頑張ったなァ。

そんな充実した心持にさせてくれます。
今日がこんな天気に恵まれて本当に良かったです。

次から次へと  吸い寄せられるように山頂へやって来ます。

五郎岳の山頂も、やっぱり何もない所ですが・・・
「バンザイ」 と 「笑顔」が良く似合う所でした~。


なだらかで歩きやすい赤木岳や北ノ俣岳の稜線。


お弁当を食べるところは何処にしましょうか。


赤い梅干しがご飯の真ん中にあって微笑ましいですね。

私達はのんびりと時間と景色を堪能しながら、
靴まで脱いでのリラックスしたランチ休憩でした。

登って来た水晶や鷲場、そして黒五などを眺めながら行きかう人にご挨拶です。

「こんにちは!」
「こんにちは~。」
恵まれた天候の中、誰もが自然に言葉が出て来ます。

ランの人もグループで走ってました。
良い天気、申し分ないです。



そして、なだらかな稜線を辿り、太郎平小屋へと到着する頃のことでした。
遠くに槍の穂先が見えていました。

「槍ヶ岳で~す!」
前を歩く皆さんも足を止めて見入っています。
やっぱり槍は北アルプスのシンボルですね!
遠く山並みの向こうに見える姿は、自分達が奥深くに来ているのだと・・・つくずく感じる風景でした。

天を突いている槍の穂先、
今も念願の穂先で充実した時間と展望を楽しんでいる人が居るのですね。

「日出るところ人あり、日しずむところ人あり」そんな山の言葉も思い出しました。
きっと、向こうの皆さんも両手を上げて喜んでいることでしょう。


そうやって楽しんでいて、空を見上げると積乱雲です。


どんどん大きく成って行きます。
もうすぐ小屋だから心配ない、と思いながらも姿は成長中でした。


小屋マジカでは、こんな鮮やかな紫色のリンドウです。

そして見えて来ました。
今夜の宿、太郎平小屋!



青空と雲、そして赤い屋根何とも言えない景色でした。
此処からだと薬師はまだまだ遠い山でした。

Sさんが期待していた夕日は、残念ながら霧に隠れてしまい見ること出来ませんでした。





8月15日 (晴れ)

食事前、庭に出てみると朝日に照らされて五郎の山頂部が赤く染まっています。
今日も良い天気だ!
何の根拠もない言葉ですが、思わずそう感じました。



太郎小屋からの薬師岳です。
大きな山に見えます。
Kさんの奥さまは・・・
「あれが3時間で登れるのでしょうかしら。」
そんな言葉も出てくるほど遠くに大きく見えてました。


身支度を済ませ、雨具の上着のみ着用で歩き始めました。
雨具は便利なもので、ウインドーブレーカーにも早変わりです。


木道の上をポンポンと歩き、テンポ良くケルンへ到着しました。

「何と素晴らしい場所なんでしょうか。」


薬師平です。

綺麗な景色と済んだ空気、穢れの無い聖地!
そんな感じのする場所でした。

休憩をして写真撮影。


更に登ると、またこんな景色です。

幾重にも幾重にも重なった山並み
そして、シンボルの槍ヶ岳!

時折、足を止めて景色に見入りながら、ゆっくりと登って来ました。




山頂は近づいて来ました。


ドンドン近づいて来ます。



するとSさんが・・・
「薬師如来さまへお参りしましょう。
薬師様が私達をお導きなさってくれたのです。」 
と言いました。

今まで私は・・・
自分が登る。
私達が登る・・・ということしか考えていませんでしたが
薬師様に導かれて私達が来たということです。

そうだったのですね!
2日間の雨の中を歩いてくることも、薬師様はご存じであったのかも知れません。
そう思うと不思議な感覚です。

山頂で喜んでいる皆様も
薬師様の導きで来たのかも知れません。
私達一同、山頂について薬師様へお参りしました。
ポケットにあった小銭もチャリンと奉納!

そしてヤッターと賑やかな山頂で写真です。
360度の展望の中、絶好のカメラチャンス!


バン~ザ~イ!


私達が山頂で大きな声で・・・

「バンザーイ」・・・・とやっていたら来る人来る人
私もお願いします。
私も・・・

「バンザーイ」・・・とやり、そのポーズでカシャリと記念撮影となりました。



中央で手を上げている方がSさんです。
この山が日本百名山の最後の山でした。
私も依頼を受けてから2年越しの山頂でした。
・・・昨年は前泊した宿で予行を見ると、雨・雨・雨そして雨で前泊した宿で敗退となりました。

私達は、Sさんが雨具を着て登ってきた頑張ってている姿をずっと見て来ました。
「良かったですね。」
「おめでとうございます。」

定番の言葉でしか言えませんでしたが、目頭が熱くなってきました。
頑張ったSさん・・・
次はマンションを売ってでも南極最高峰へ登りたいと言ってました。

「マンションを売るのは辞めて方が良いですよ!」
と言いた私は・・・
自分のことを凡人だなと後で思いました。


目標が有れば万難を排しても向かう姿、
アコンカグアやエルブルス等を登って来たSさん!
そんなSさんの姿勢だかららこそ・・・
ここまで頑張ってくることが出来るのだ。



昔、所属している会の偉大な先輩が言った言葉を思い出しました。

先輩・・・「高橋!来週やまへ行くぞ!」
オイラ・・・「来週は町内清掃が有るんです。」
先輩・・・「そんなこと言っていると、でっかい山へ登れないぞ!」
まさに私の凡人らしさが出ている会話でした。



まさにSさんは
先輩と同じ感覚でいるのでした。


Sさん南極の山を登ってくださ~い。



山だけに限らず、
すべてのことは目標を持つことから、事は始まるのですね!



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