朝、起きたら霧雨が降っている・・・。やっぱり、梅雨に入ったのね・・・。

さっそく、一緒に山に行くことになっていたIさんに電話。

「雨、ふってるねー、どうする~?」


Iさん「うーん、どーだろうね。どっちでもいいよー。」私心の中で (え?どっちでもいいの?)


「Iさんは、晴れているときにいつでも行けるものねー、今日はやめておこうか?」」


Iさん「うーん、そーするーぅ? 今度晴れたときにしようか」 私 (えー? やめちゃうのー?)


こんなやりとりのあと、私、山の上は晴れていると思うから、ぜひ一緒に行こうよ、ってなんで言ってくれないんだろう・・・ぶつぶつ・・・と自分で行かないって言っておきながら、こうなると私の心は完全に八つ当たり気分です。

人のせいになんかして、その時は、自主自律のモットーなどとっくにどこかへ吹き飛んでいました。


じつはしばらく山登りをしていなかったので、体力に自信がなかったのです。




うずうずイライラしているそんな私をみて、パパが「よし、準備した荷物全部つんで。ドライブしよう。」

と言ってくれました。


霧雨は、遠刈田に入る頃は深い霧に代わり、深い霧の中エコーラインの賽の河原をすぎるころには、霧の中をつきぬけました。

南蔵王縦走路入り口に着く頃は、下界はすばらしい雲海が見えていました。


縦走路入り口8:40・・・・・・・・芝草平10:10・・・・・・・・・・縦走路入り口11:40




たんぽぽ 縦走路入り口に近いエコーライン沿い。

西洋タンポポが黄色い花をずらっと咲かせています。下界から車と一緒に持ち込まれたものでしょう・・・・


駐車スペースをはみ出して、たくさんの車がすでに駐車しています。県外ナンバーが半分以上です。



縦走路は、いろいろと花が咲き始めていました。写真はクリックすると大きくなります。

ミツバオウレン ミツバオウレン


いわかがみ イワカガミ みっけ!!


ミネザクラ ミネザクラ

赤い葉っぱと一緒に花が咲きます。花が散ると、葉っぱはだんだん緑色になって行きます。

花の色は、先始めが濃いピンクで、開くにつれて淡いピンク変って行きます。

道を歩いていくと、花びらがたくさん散っていて、初めて桜の花の存在に気がつくこともあります。

すでに散ったあとの桜、満開の桜、まだこれから咲くつぼみの段階の木まで、いろいろな段階の花見が、ここでは出来ました。


ムラサキヤシオ ムラサキヤシオツツジ。

新緑に映えて、いちだんとめだってきれいです。いいなあ・・・

そのほか、ムシカリの白い花、ハンショウヅルの今にも咲きそうなつぼみもみつけました。


雪の残る道 縦走路は、まだまだたくさんの雪が残っていました。


雪融け水で、道はかなり足場が悪いです。

今年は、雪が多かったせいでしょう、芝草平のチングルマやヒナザクラは開花がこれからです。

これらの花が咲くのも、楽しみです。


私もパパも、ほんとに久しぶりの山歩きだったので、今日はこれだけ。シーズンはじめの軽いウォーミングアップにはこの程度で丁度いいのかもしれません。



縦走路を折り返し、昼前に登山口に戻りました。


そのあと、深い霧の中を七ヶ宿へ。見慣れているはずの道もこう霧が深いと、気が抜けません。フォグランプをつけてなーんにも見えない中のドライブです。


目的は、これ。

ひめさゆり  ヒメサユリ



盗掘が多く、だいぶ花が減ってしまったという地元の人の話に、心が痛みます。きっと、この丘の中の花も、地元の人の努力があってこれだけ咲いたのでしょう。



帰る頃には、雨になりました。でも、私の心は、朝のもやもやも、すっかり晴れ渡っていました。