空気の意見 

過去の規制緩和による捻れた競争社会に、公正な競争を導入し、不当な競争から労働者を保護しよう! 介護福祉は国営化。国が労働者管理機構をつくり、労使へのアクセスとバックアップ、フィードバックを強化し、労働者達へのセーフティーネット強化の土台をつくろう。


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 オバマ政権が対日重視も忘れていないという姿勢を打ち出したとして、
なぜそんな必要があったのだろうか?

『アメリカと中国の影響力の限界』
 ひとつは中国が重要な外交調整においてたいして当てにならなかったせいだ。
そもそも中国の政策は相手国に無関心でいるものだし、
もしも中国が関心を示したとしても南アジアの問題であれ、北朝鮮であれ、
アメリカが望むように、
問題を根本的に解決できるような政治力を発揮できなかったのは明らかだ。

なるほど中国は一時期、経済の繁栄を政治力にだって反映したし、
アフリカにだって影響力は及んだ。
けれども地盤が整っている軍国体制の外国にはエサを眼前にちらつかせながら
お説教をするぐらいしかできなかった。
(北朝鮮と他の軍国に支援物資と武器を送り、
その量の増減の具合が中国の裁量を請け負うわけだ)

もしもそうでなかったら勃興する大国と超大国が揃って
経済がほとんど崩壊している北朝鮮を思うように御しきれずにいるという事実は、
いかに彼らの政治のあいだに問題と党派争いがあろうとも、みっともない恥としかいえない。

『強硬派の勝利』
 結局、中国の強硬派が許してしまい、北朝鮮が行った核実験は、
胡政権とブッシュ政権、および周辺国の手にあまる出来事になってしまった。
米政権は本音をいえば北朝鮮がロケット技術と核の拡散さえしなければ
北朝鮮の核保有については深入りしたくないのだろう。

オバマ政権が日本のことを考えてくれると思っている人がいるとしたら失望するかもしれない。
最近、話題の北朝鮮の拡散と後継者問題と、日本の拉致被害者の問題、
本来は停戦状態でしかない南北朝鮮、中国と北朝鮮の同盟関係。
こういった要素を考えれば今後数ヶ月はたいした進展はない。
とはいえ北朝鮮を海から包囲することは有意義だ。
しかし核の本丸へ乗り込める見込みはほとんどない。
それで、拡散問題についてはある程度うまく対処できても他の問題はなにも解決できない。
だから六カ国協議は政治努力のアピールの場以外の
何ものでもないと分かって失望することになる。

 かなり強引な駆け足で、
影響力のなさと解決しない核問題について簡単すぎる考察をしたけれども、
こういった問題を解決する最高の手段が、相手の抹殺(米CIAお得意の)でしかないとしたら、
戦争か暗殺に頼るしかないだろう。しかし北朝鮮やテロ国家の抹殺は問題の解決ではない。
すでに核問題が核施設をどうするかでしかないなら、
日本が望めるような解決策はほとんど死に絶えてしまっている。

アメリカが言うのは、核問題はなんとか折り合いをつけるから中東でアメリカの政策を助けてくれ、
という提案でしかない。オバマ政権になってもこの基本は変わったりしない可能性は高い。

しかし代わりに日本の独自戦略を考える人は、
政治の世界戦略がほとんとアメリカ抜きでは実現できないことをすっかり忘れていることになる。
フランスやイギリスでさえ元植民地に責任をもって介入することで精一杯であって、
その他の耳に聞こえのいい独自戦略というのは、
アメリカのつくりだす世界の牧草地の草をどうやってうまく食べてやろうかという話なのだ。
もしこれが違うのなら、どうしてアメリカの交渉力にこんなに期待している人が多いのか。

『独自な日本の戦略?』
経済でさえそのとおりであって、
サブプライム問題を解決してもらわないと困る、という話も変なものだ。
複雑に入り組んだ金融システムに欠陥があろうと、
多くの政治手続きはバカなことをしたという人間自身に責任を押し付けるのが
常套手段であるからにはバカな損害やそれから起こった不景気は当然、
それから逃れることのできないバカが背負うべきだろう。

つまり呆れはしても本当に他人に問題の解決を要求できるようなどんな理屈や関連性があるのだろう?
どうしたら君の問題ではなくて、我々の問題、というわけになるのだろうか。
でも解決策があっても自分では実行できずに他人にやってもらうしかない、としたら、
誰もが、『独自な』などという言葉の脆さにすぐ気づいてしまう。
拉致被害者の家族はブッシュ大統領に会ったが、
大統領の正義感のアピール以上の効果はあったのだろうか。
それよりもなにも日本の独自な戦略や政策のなさを象徴的に露呈させてしまった事件とも思える。

僕達は家族を誘拐された人が地元の警察ではなく、
アメリカ大使館に駆け込んで事件の解決を求めたとしたら確かに妙な気分になるだろう。

簡単にいえば他人にやってもらうことに独自なんていう余地は存在しない。
それはわざわざそう考えるからだ、と指摘されたとしても、
そうではない独自さをこの国はどれだけできるのか?
軍事と経済をどういうふうに独自にやるというのか。
それは戦略を強引にやりとおすか、理解してもらって協力してもらうか、の二つに絞るとして、
戦略を強引にやることに軍国の臭いを嗅ぎつけるのならそれはそれとして、
理解して協力してもらうとして、さっきの、
核問題はなんとか折り合いをつけるから中東でアメリカの政策を助けてくれ、という提案。
以上の優れた独自の協力と理解を取り付けることのできる
北朝鮮問題に対しての周辺国に責任ある世界戦略をどう提示できるというのだろう。
もっと焦点に迫れば、拡散問題は防いで核問題は折り合いをつける、ということ。

拉致問題の全面解決、大量破壊兵器の不拡散、核兵器完全撤廃。
僕らのだいたいの目標らしいものは出揃っているのに、なぜ戦略について悩んでいるのだろうか。
強引にやりとおせずに、理解も協力も十分に獲得できない、
独自の戦略における過大な目標は、かなしいことにたぶん戦略自体を無能にしてしまう。

僕達は譲歩することになるだろうし、実際、
日本の譲歩は必要だろうと六カ国協議を含めた交渉で指摘されてきた。
ということは情勢を鑑みるに拉致問題の解決以外はほとんど放り投げることになる。
しかし、これは案外に不拡散や核兵器完全撤廃を求めて、
数十年先まで拉致問題を見送って捨てるよりは一連の問題の解決の一歩になる可能性がある。
なぜなら明らかに拉致問題の解決がもっとも解決しやすい問題であるし、
問題は少しでも減らして取り組んだほうがいいからだ。

不拡散は現に海上の包囲網が効果を発揮しているし、
核問題はほとんど北朝鮮に持たせないのではなくどれくらいの数を許すかでしかないし、
でもなぜか不可解に思えるほど拉致問題が進展していない事実は日本の独自な制裁政策とやらの
失敗をすでにありあまるほど証明しているように思える。

『対日重視によってオバマ政権が本当に日本に求めること』
まさにこういった譲歩こそオバマ政権の求めるところと合致するはずで、
ブッシュ大統領の在任中にこういった転換がなされなかったことが最大の失敗だったのに、
幸運なことにオバマ大統領の誕生により拉致問題を最優先に解決する最後のチャンスがやってきた。
このチャンスを逃してさきに不拡散と核問題が着地してしまえば、
拉致問題を解決できるチャンスはもうやってこないと僕には思えてしまう。
つまり重要な問題が解決したあとでは拉致問題はほとんど興味をもたれなくなる、という恐れがある。

ここで最初にあげたオバマ政権の対日重視のメッセージに戻れば、
北朝鮮問題をブッシュ政権と同じ平行線を辿って終わらせないために暗に日本に譲歩を求めてくるはずで、
オバマ政権時代のあいだに日本政府は拉致問題について重大な決断を下すことになる。
それに拉致問題だけの解決を望むとして苦渋の宣言しようと、また後に、
不拡散と核問題の解決の看板を掲げてもまったく自由なことであるし、
核問題とミサイル問題に怖気づいて拉致問題を捨てるようなことは、
あまりに冷静さを欠いていると思われるし、
解決するべき問題の優先順位のつけかたを間違えている、と思われても仕方ないことだ。

例え、拉致問題を最優先しないにしても、
相変わらず、さきほどの日本が望む、三つの無茶な要求を北朝鮮に飲ませようとすることは、
あるていどの不拡散の解決を実現するしか見込みのない方針なのは間違いないでしょう。

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