M君に…

11月21日。




結局昨日恵美は、深夜までホテルで寝ていて、朝方に家に帰ったらしく…。

昨日あったことを恵美に話したら、恵美も綺羅と同じことを言ってた。

恵美は亜紀がしたいようにしたらいいって。

亜紀がもうお店には行かないって言うなら私も行かないし、もとは亜紀が行かなきゃみんな行ってないわけだしって。


どうしよう…。

このまま険悪になるのも嫌だし。

K店っていうお店がすごく好きだし。

はっきり言いたいこと言いたいって気持ちもある。

今日の営業が終るまでに決めよう。




恵美:「どうするか決まった??」


亜紀:「今日行こう!」


恵美:「それでいいの??」


亜紀:「うん。どっちにしても文句くらい自分で言わなきゃ。」




とりあえず新宿まで来ちゃったけど、T君に電話したらドライブモードになっててつながらない。

お店に電話してみたら、まだ来てないけど今日は出勤予定ですって。

まだ来てない…だけ??

お休みっぽいなぁ。


せっかく来たのに…。

って感じだった。

またT君はいない。

土曜日休んだのに?

今日は月曜日だよ?

ここ最近体調があまり良くないって言ってたけど。




恵美がT君いないならR店に行ってみたいって言うからとりあえずR店に。

今日は久しぶりにR店の担当(S君)から営業電話が来て、K店に行くようになってから一度も行ってないし、たまには顔を出してあげようカナって。


S:「マジで久しぶりだな。」


亜紀:「今日は営業電話が来たからたまには応えてあげようと思って。」


S:「営業のつもりじゃなかったんだけど、でもうれしいよ。」


R店にいてもどうも心ここにあらずな私。

気になってることはやっぱりT君。

モヤモヤは消えない。

会話なんてほとんど聞いてなかった。

好きって気持ちはあるのかないのか分からなくなってるけど、このままっていうのが嫌なのかも。

今亜紀が思ってることを全部言いたかった。


結局、R店にいるにもかからわず気になって恵美に頼んだ。


亜紀:「ねぇ。K君にT君来てるか聞いてみてもらえない??」


恵美:「やっぱり気になってるんだ。じゃあ電話してみるよ。」


時刻はすでに6:30。

恵美は電話をしに外に行った。


5分後。


恵美:「今日はやっぱり来てないみたいだよ??」


亜紀:「そうなんだ…。」


実際かなりショック。

ちゃんと話そうと思ってただけに。

何してるんだろ?

具合悪くて寝てるのか、それとも誰かと一緒にいるのかなぁ。

考えてみたら普段彼が何してるのかとか何も知らなかったかも。

基本的に亜紀は詮索はしない。

したところでそれがウソか本当かなんて分からないから。

聞くだけ無駄って思っちゃうんだよね。


亜紀:「恵美は今日はK店行くの??」


恵美:「歌舞伎町に来てるのに行ってあげないのはかわいそうじゃん。顔は出しに行くよ。」


亜紀:「そうなんだ。じゃあ亜紀も行くよ。」


恵美:「行ってもT君いないんだよ?いいの?」


亜紀:「う~ん。でもM君はきっといるから大丈夫♪」


恵美:「そっか。じゃ一緒に行こう!」



その後すぐにR店を出た。

K店に着いたのは7:00くらいだったカナ??




お店に着くとすぐにM君とK君がついてくれた。


M:「今日もTいなくて悪いな。連絡した?」


亜紀:「電話してみたけどつながらないの。ドライブモードになってる(笑)」


K:「Tさんはドライブモードになってるときはだいがい休みなんだよな。」


亜紀:「そうなんだ(苦笑)」


恵美:「じゃあこれからドライブモードになってるときは休みってことだね(笑)」




話の流れで、なんで今日来たのか、T君との事情をM君に話してみた。


M:「う~ん。それはだいぶオラオラだねぇ。」


亜紀:「でしょ??なんか関係ないことで怒られてるの。そりゃ亜紀にも非はあるけどさ。」


M:「Tは最近疲れてるんだよ。俺らにもピリピリしてるし。」


亜紀:「なんで?」


M:「内勤とお店の下の子らの板ばさみになってるからストレス溜まってるんだよ。」


亜紀:「そいえばこの間もシャンパン入れたとき言い合いしてたね。」


M:「もめごとはTが全部間に入って抑えてるとこあるから疲れるじゃん?」


亜紀:「そうだったんだぁ。」


昼間の仕事もあるだろうし、常に責任のある立場で疲れちゃうんだろうけど…。


M:「昨日本当は来ようとしたんでしょ?来るって言ったのに来ねぇよって怒ってたよ。」


M君の言葉を聞いて亜紀の気持ちは決まっちゃった。

もういい。

確かにドタキャンしたのは亜紀が悪いけど、『別にいいよぉ』なんて言っておいてやっぱり怒ってたんじゃん。

自分だっていつも約束はあいまいなのに亜紀の時だけ怒るなんておかしい!!

考えてあげてたことがバカみたいに思えた。

その瞬間に残っていた気持ちは一気に冷めた。


M:「とりあえず、一度話し合ったほうがいいんじゃないの?」


亜紀:「そうだね。」


M:「まぁ、お客さんはわがまま言ってもいいと思うよ?金払ってまで気分悪くなるなんてよくないしね。」


亜紀:「……。」


M君てちゃんと話聞いてくれるなぁ。

こんな小娘のグチなのに。

なんでM君にしなかったんだろ。

なんでM君が隣りに座らなかったんだろ。

すべてはタイミングなのに。

今さら分かっても遅いけど…。


ここ何回かM君と好例のゲームがある。

それはじゃんけん。

M君はほんとにじゃんけん強いの。

勝てたことない。

いつも亜紀が何を出すか読まれちゃう。

いくつか手遊びゲームがあるんだけど、本当ひとつも勝てない…。

ひとつくらい勝てるようにゲームを練習しなさいって言われちゃうくらい(笑)

今日は本当にM君が担当みたいだった。

はたから見たら絶対ヘルプじゃないもん。


K店はお店自体が好き。

でもT君はもういいかも。

なんかいつも言うことがきついから、気を使って疲れちゃう。

まだ誰にも言ってない気持ち。

きっと前からそんな気持ちはあった。




M君を指名したいナ。

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気の迷い…

11月20日。




先に帰った亜紀は、さんざん遊んだ後、ホスト君のお家に泊めてもらいました。

別に彼とは何もないです(笑)

同性の友達といる感覚なので。




夕方に綺羅から連絡が来た。

今日はうちわで綺羅の誕生日をお祝いしようってことになってて、みんなで飲む約束をしてた。

でも余裕で遅刻しちゃって、合流したのは22:30くらいカナ??

恵美に電話したら、夕方までは綺羅と一緒にいたっていうからびっくりして…。

K君に申し訳ないことしたから後で謝りに行くって。



あの4人がどうなったかというと…。

カラオケに行くことになったみたいなんだけど、カラオケに着いたと思ったらM君が失踪してて、残った3人で探し回ったんだって。

探しても見つからなくて、酔っ払ってるしイライラしてきたのか、恵美とK君がケンカになって。

綺羅はM君に何度も連絡したらしいんだけど、コールは鳴るものの出なくて。

結局M君はお店から出た辺りから記憶がなくて、タクシーで家に帰っちゃってたみたい。

あとで綺羅に平謝りしてたけどねw

みんなかなり泥酔してたから、とんでもなくハチャメチャなことになってたらしいです(汗)


とりあえず恵美が今日は行くって言ってたからじゃあ3人でってことになったんだけど、22:00を回った頃には電話がつながらない。

きっと電池切れちゃってるんだろうけど…。

一人で何してるんだろうって心配で。



綺羅の友達と4人で飲んだあと、2人で居酒屋に残ったけど恵美には連絡がつながらないし、とりあえずK君に連絡があったかどうかT君に聞いてみようと電話した。


T:「おはよう。」


亜紀:「おはよ。昨日行ったんだよ??」


T:「うん。知ってる。」


知ってるなら連絡くらいくれてもいいのにナ…。


T:「昨日は恵美ちゃんだいぶお金使ったんだって??」


亜紀:「そうなのぉ。もうすごかったよ。最後の最後で。」


T:「あのさ、いつも来るときなんで連絡してこないの?」


口調がきつい。

なんで急変なの!?


亜紀:「別に…。あまり明日行こうとか思って飲みに行ってないからだよ?今日行こうと思ったら行っちゃうし。亜紀はもとから言わないタイプだし。」


T:「言わないタイプだしとかじゃなくてさ、俺はいつでもいるわけじゃないんだからいない日だって多いでしょ??電話の一本も面倒なわけ?」


亜紀:「そういうわけじゃないけど…。」


T:「だったら連絡くらいしてから来なよ。」


勝手に行ったって亜紀の自由じゃん。

自分から電話もしてこないくせによく言うよ…。

本当ならT君から電話してくるのが普通じゃない??

今日だってそうだし。


T:「それとも驚かせたくて電話しないの??」


亜紀:「そういうわけでもないけど。分かった。これからは電話するね。」


T:「あとさ、最近来る時間遅いよ。昨日8:30くらいに来たでしょ?ラストオーダーが8:30なんだからせめて8:00にしないと。いつも融通きかせてあげてるのに、それが当たり前だと思っちゃダメだよ。」


当たり前だなんて思ってないのに。

なんでいきなり怒ってるんだろう…。

ってか亜紀がいつ『まだいたい』とか『営業時間延ばして』なんて言ったっていうの!?

今までそんなこと言われたことないし、知らなかったんだからしかたないじゃん。

そもそも自分が昨日いなかったくせに関係ないじゃん!

と思いつつ、


亜紀:「そっか。ごめんね。」


T:「17日も閉店ギリギリだったしさ。俺らに対しての仕返しかと思ったよ。」


17日は迷惑だったんですね…。

仕返しって何??

こっちはT君がお茶だっていうから責任感じて行ったのに。

そんな風に思われてたなんてショック。


亜紀:「ごめん…。」


T:「昨日もラストオーダー終ってから何回も注文したらしいじゃん??レジも閉めちゃってるから後から追加で頼まれると内勤も困るし、営業が延びるから下の子たちがかわいそうじゃん。Kもそのことで上からだいぶ言われたみたいだし。」


別に亜紀が頼んだわけじゃないのに…。

なんで亜紀に言うの??

そもそも亜紀は途中で帰ってるし。


亜紀:「うん。」


T:「しかも俺は今仕事中なんだけど。」


亜紀:「え??」


T:「私は仕事中は電話出れないからって言ってたけど、俺だって今仕事中じゃん。」


亜紀:「あ、そか。気づかなくてごめんね。もう切るよ…。」


T:「いやいいんだけどさ。頭ごなしにそんなこと言われたら嫌な気分になるでしょ?」


キャバクラとホストは違うよ。

ホストは仕事中でも当たり前のように電話に出れるけど、キャバクラは席についてたりしたら電話なんか出られないし。

そんな嫌味っぽいことしか言えないのかな。


亜紀:「そうだね。ごめんね。」


言い合いになるの嫌だし、折れとこう。

恵美のこと聞くために電話したのに(汗)


亜紀:「昨日恵美とK君酔っ払った勢いでケンカになったみたいで、恵美がK君に謝りたいからって今日も行くって言ってたんだけど、K君なにか言ってた??」


T:「いや?何も。今は一人?どこにいるの?」


亜紀:「今は綺羅と一緒に新宿の居酒屋にいるよ。」


T:「じゃあお店入らなくてもいいから顔だけ出しなよ。」


亜紀:「う~ん。恵美が行くなら行こうと思ってたんだけど。じゃあどっちにしてもお店には行くよ。」


T:「分かった。また電話して。」


電話を切ったあともイライラっていうか何か胸に引っかかるものがあった。

近頃のT君の態度に拍車をかけるように不信感がつのる。

文句を言ったあとに、今日来れば??なんて言われてる自分が悲しい。

好きな気持ちもあるから断れないんだけど。

なんとなくだけど、最近M君と比べちゃう。

M君ならもっとこうするだろうナとか、今日のことに関しても彼なら怒ったりしないと思う。




M君との以前の会話。


M:「亜紀はA型だろ。」


亜紀:「え??なんで?」


M:「俺と気が合う女はだいたいA型なんだよ(笑)」


亜紀:「そうなんだ。確かにA型だよ。」


M:「だと思った。」


そんなM君はO型。

確かに亜紀は男女関係なくO型の人が一番好き。


亜紀:「だから亜紀が初回の時、亜紀の隣りに座ればよかったのにぃ♪」


M:「だなwたまたま綺羅ちゃん側に座ったから。」


亜紀:「タイミングって難しいものだね。」


人間てないものねだりをするものだけど、それでも今までの2人の態度をみてきてるから決定的に違うところがある。

T君はプライドが高すぎるゆえに亜紀にたいして上からものを言う。

それにたいしてM君は本心はどうであっても、話を聞いてくれる。

この違いって小さなことにみえて亜紀の中ではかなり大きい。




綺羅に電話の内容を伝えたら、激怒した。


綺羅:「それでお店に行くって言ったの??」


亜紀:「うん。」


綺羅:「なんで行く必要があるの!?亜紀は何にも悪くないじゃん。」


綺羅:「ラストオーダー後の話だって、恵美と私が頼んだわけだし、ムリならムリでK君とM君が言うべきなんじゃないの?それを許した彼らに責任はあるでしょう!K君たちだって自分の売上げのためにOKしたんだろうし。」


亜紀:「そうなんだけど。はっきり言えばあそこまで言われて行きたいわけじゃないけど、なんとなく顔出すって言ちゃったし、行くって言った以上なんか行かないと悪いかなと思って。」


綺羅:「それじゃ従ってるし、完全にT君のペースじゃない。そもそも出勤してなかったくせに亜紀に文句言うなんておかしいよ。私は完全にもうT君嫌だわ。」


亜紀:「そうだね。」


綺羅:「最近T君変わったね。前はそんなんじゃなかったのに。」


亜紀:「うん。」


綺羅:「だいたい亜紀はお店の人間じゃないんだよ?来るのが遅いとお店の営業が延びるとかなんとかっていうのはお店側の問題であって、お客のうちらには関係ないじゃん。今日はもう入れませんとか断ることもできるんだし。入れたのも彼らの判断でしょ?それが今さら悪いだのなんだのって言うことがおかしいんだよ。」


亜紀:「うん。」


綺羅:「今日は行くことないからね!」


亜紀:「うん…。でもなんて言えばいいの??」


綺羅:「綺羅が行きたくないって言ってるって、私のせいにしちゃいなよ。」


亜紀:「メールすればいいか。」



T君に今日はやっぱり行かないってメールした。

一応恵美も来てないよね?って。

『分かったよ。恵美ちゃんも来てないよ』って。

ガタガタ文句言うのは好きじゃないから、その後一言送った。


亜紀:「最近のT君はなんかやだ。」


T:「わかったよ。」


それだけ。

何が分かったっていうの??

結局ケンカみたいになっちゃったし…。

そんなんだと嫌いになってくるよ。

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趣味彼!?⑳

11月19日。




今日はK店じゃなくて新規開拓したいって恵美と綺羅が言った。

亜紀前々から連絡取ってたホスト君に会いに行く約束をしちゃってたから、別々のお店に行くことに。

早めに切上げて最後にK店に集合ってことにした。




新宿に着いたのがすでに朝の5時。

3人がK店に集合したのは8:30前くらいだったカナ?


亜紀がお店に行ってみるも、T君は今日もお休みだった。

またいないのぉ??って思ったけど、来ちゃったものはしょうがない。

恵美と綺羅もいるしいっか♪

前にT君がいなかった時はすごくショックだったけど、今日はそうでもないかも。

気持ちが少し冷めたから…?


亜紀たちの席は終わり間際なのにかなり盛り上がってた。

たぶんみんな酔っ払ってたからだと思うけどw

T君が不在だから今日はM君が担当の変わりになってくれた☆

問題児3匹抱えて大変そうだったけど(笑)


ゲームとかしながらかなり飲んでラストオーダーになった時、恵美が言い出した。


恵美:「綺羅ちゃんとR君(ヘルプ君)誕生日一緒なんだってぇ。こんな珍しいこともめったにないし、お祝いだから2人で2本分ドンペリ持ってきなよ♪」


K:「え!?マジで言ってるの?」


ちょっとびっくりしてるK君。


恵美:「うん。お祝いしよ~!」


K:「あ…あーざーす。」




で、ビール合戦ならぬドンペリ合戦開始。

恵美の希望でドンペリコールなし。

コールがないから1本目なんて一瞬でなくなっちゃった。

即行2本目。

2本目も一気コールにのせられてあっという間に消えちゃう。

席の周りを見たらヘルプ君の嵐…。

これだけの人数で飲めば一瞬も当たり前かぁ。


恵美:「もう一本持ってきて。」


サラッと言う。


オーダーしてみたけど、ラストーオーダーが終わってるからムリだとかなんとかって内勤が言いに来た。

ちょっと言い合いになってたみたいだけど、


K:「俺が交渉してくるよ。」


で、3本目突入!!


初めはグラスで飲んでたのに、瓶ごとになって回し飲み。

一気コールもかかりっぱなしでみんな飲み続けるw


恵美:「じゃあもう一本!」


4本目入りマース(笑)

K君は内勤と揉めつつオーダーを受けてくれた。

4本目ともなるとみんなかなり酔いが回ってきて様子がおかしい…。




恵美の暴走は5本目でようやく止まった…。

かと思いきや、綺羅が便乗。


綺羅:「あたしもドンペリ入れる!」


勢いにのって最終的に2人合わせて7本。

亜紀は担当いなかったし、手持ちがなくてドンペリ入れられなかった(涙)

後になって話したことだけど、亜紀がお金持ってたら間違いなく3人で10本は入れてたねぇって(笑)

誰が火をつけちゃうか分からないよ(笑)

みんなが酔っ払っちゃうからって、かなりがんばって飲んでくれたM君はいつも酔っ払わないのにベロベロになってた(笑)


亜紀はというと、今日行ったホスト君と遊ぶ約束をしてたので途中で帰ることにした。

本当はこんなに酔っ払うつもりじゃなかったんだけど…。

ドンペリ飲んだからけっこうフラフラだよ。

恵美と綺羅に帰るねーって言ってお店の外に出た。

それに気づいたM君がお見送りしに来てくれたぁ。


M:「何?先に帰るのー?」


亜紀:「うん人と約束してるから。」


M:「他のホストに行くんじゃないだろうなぁ?」


と言いつつちょっとロレツが回ってないM君(笑)


亜紀:「大丈夫だよ。」


まあ…遊びには行くんだけど…。


M:「じゃあチューして☆」


顔を近づけてくるM君。


亜紀:「え!?そんな酔っ払ってるの?」


M:「酔っ払ってないよ。いいからチューして。」


って言われてギューッ!ってされちゃった。

とは言っても担当はT君わけで。

M君はかっこいいから誘惑に負けてしまいそう。


M:「だいじょぶ!Tには俺から話しとくから。」


亜紀:「え??だいじょぶって…。」


M:「だからチューして?」


M君て普段大人なところしか見せないから甘えられるとドキドキしちゃってつい…。

チューしちゃった☆

担当でない人と絡むのって微妙に複雑だけど、亜紀もM君も酔っ払ってたからしょうがないよね。

1回してしまえば2回も3回も同じって感じでw

何回もしちゃった。




亜紀が帰ったあと、残った4人はだいぶ大変なことになってたみたいです(笑)


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趣味彼!?⑲

11月16日。




明日は綺羅の誕生日☆

T君からメールが来た。


T:「おはよう!がんばってる??明日みんなで行くからね。」


前々からT君、M君、K君の3人でお祝いに来るって言ってた。

M君からケーキ代ももらってるし、たぶん来るんだろうけど…。

早く会いたいかも♪




11月17日。




何時くらいに来るのかとか聞いてないし、いつ頃来るんだろうって思ってたけど、T君たち結局来なかった。

綺羅のお誕生日だったから亜紀は記憶が無くなるほどかなり酔っ払ってて、時間に気づいてなかったけど。

気がついたら営業終了間際で。

ちゃんとM君に言われたとおりケーキ買っておいたのにさ。


営業終了の時間になって、お客様送り出しのとき、綺羅が言った。


綺羅:「ねえ!外にT君たちいるよ。」


亜紀:「本当に!?」


間に合わなかったのかな?

にしても時刻はもう2時。


綺羅:「お店の前のコンビニにいるよ。来たことは来たんだね。でもこんなギリギリで入れるわけないじゃん。」


内心亜紀もムッとしてた。

だってT君は一度お店に来てるわけだし、道は分かってるはずなのに。

なんでこんなギリギリに来たんだろうって。

せっかくの綺羅のお誕生日なのに。



営業終了。

酔っ払ってたからよくは覚えてないけど、とりあえず帰る準備してフロントで携帯を見た。

1:00くらいにT君から着信があったみたい。

でも仕事中は電話に出られないことが多い。

席についていたら絶対ムリだし、ましてや今日なんて綺羅のお誕生日だからヒマなわけがないじゃん。

外をみたらコンビニにはもういなかったからとりあえず電話してみた。


亜紀:「もしもし?帰っちゃったの??」


T:「今もう新宿に向かってるよ。お店は入れなかった。」


亜紀:「2時前じゃ入れないよ。もっと早く来ればよかったのに。」


T:「もっと早く来ればよかったって、何時までやってるか知らなかったし。亜紀の店って融通きかないのな。5分でいいから入れてくれって頼んだのに、もうレジは閉めましたとかなんとか言ってさ。せっかくわざわざ3人集まったのに。俺なんて寝てないしさ。」


けっこう怒り口調??


亜紀:「そうなんだ。」


T:「お前電話かけたのに出ないしさ。」


亜紀:「仕事中は出られないよ。」


T:「俺だけで行動してるわけじゃないんだよ?MもKも早く起きてここまで来たのに。」


亜紀:「うん、ごめんね…。」


私なんで謝ってるんだろう…。

亜紀が悪いの??

そんなわけない!

間に合わなかったのは亜紀のせいじゃないじゃん。

なんで逆ギレされなきゃならないのよ!

最近T君の態度には違和感感じてたけど、これにはさすがに頭にきた。

約束を守らなかったのはどっちだよ!って。

せっかく来たのにとか言われたくない!

亜紀たちのほうが行ってる回数全然多いわけだし、誕生日に来るっていうから悪いなって思ってその分回数多く行ったのに。

それをたかだか一回で『わざわざ来た』って言うなんて恩ぎせがましいにもほどがあるよ。

実際お店に入れなかったのは自分たちの責任なのに亜紀に文句言うなんて…。


この電話をした後、綺羅と恵美に話したら、やっぱりそれは亜紀が文句を言われるのはおかしいってことになって。


恵美:「亜紀は今までわがまま言ってたわけでもないのに…。今回のことはT君に非があると思うよ。」


って言ってくれた。

せっかく楽しみにしてたし、こんなことになるはずじゃなかったのになぁ。




この日は綺羅が誕生日だからって朝まで飲むことにした。

近所のスナックみたいなところ。

でもやっぱりずっとT君のことは心残りというか、煮え切らない気持ちがあった。


しばらくして携帯見たらT君から着信があったみたい。

掛け直したけど出ない。

接客中かな?


疲れてたからその飲み屋さんで寝ちゃってて、恵美の声で起きた。


恵美:「電話鳴ってるよ~。」


T君。


亜紀:「もしもし?電話しなかった?間違い?」


T:「周りうるさいね。どこにいるの?」


亜紀:「うんとぉ、スナックみたいなところかな?」


T:「そっか。今日は本当に残念だったんだよ。店の前まで行ったのに入れなくてショックだった。」


さっきとは違って、急にどうしたんだろ??


亜紀:「そっか。亜紀も変な言い方してごめんね。」


T:「今日は俺キャバクラ行くつもりだったから誰にも営業してなくてお茶だよ。」


それと自分が営業しなかったのは関係ない気もするけど。

責任取って来いって意味?


亜紀:「そうなんだ。じゃあ恵美が行くって言ったら始発で行くよ。」


T:「そういう意味で言ったんじゃなくて…。」


じゃあどういう意味だっていうのよ。

違うならそんなことわざわざ言わなくてもいいのに。


亜紀:「だってそんなこと言われたら責任感じちゃうじゃん。」


T:「とりあえず今日はムリして来なくていいよ。」


亜紀:「分かった。」


本当は言いたいことあったけど、なんか亜紀の性格上、言い争いを避けちゃう癖がある。

丸く治めたいって気持ちのほうが強くていつも他人にあまり文句が言えない。

T君なんか、言い方に威圧感があるから何か文句を言っても3倍返しされそうで恐いし。


亜紀:「恵美。今からT君のところに行ってもいい??」


恵美:「う~ん。亜紀が行きたいなら付き合うよ。」


綺羅:「それじゃ完全に相手の思うツボじゃん!行かないほうがよくない?」


会話を聞いていた綺羅が助言する。


亜紀:「でも…。なんか嫌味言われたみたいでムカつくし。分かってるけどさ。」


恵美:「それで納得できるならいいんじゃない??」




時刻はもう7:30。

ダッシュで新宿に向かう。


T君には今から行くって言わなかった。


お店に入るとまたM君がヘルプについてくれた。


M:「今日は本当にごめんな。もっと早く行けばよかったよな。」


亜紀:「5分でいいからって言ったのに、入れてくれなかったお店側にも問題あるよ。」


M:「綺羅何か言ってた??」


亜紀:「心配しなくても大丈夫だよ☆」


M君とK君は間に合わなくてごめんって感じだったのに、T君だけが文句を言った。

やっぱり普通は心で思ってなくても謝るのが普通だよね??

なんでT君は亜紀に文句を言ったんだろ…。


しばらくして亜紀に気づいたT君。


T:「なんで来てんだよ!?(笑)」


亜紀:「なんとなく。」


自分がお茶だとか言ったくせにさぁ…。

聞きたかったことをちらっと聞いた。


亜紀:「なんでさっき怒ってたの??」


T:「もっと早く来ればよかったじゃんって言われたから。」


亜紀:「間に合わなかったって言ったから言っただけじゃん。」


T:「俺はさ、これでも一応夜の11時から動いてたんだよ。MとKと合流するために。3人で集まってそっちに着いた頃には1:00くらいになっちゃってさ。Kの車で来てたからパーキング止めるのにまた時間かかって。なのに亜紀にあんなふうに言われたからさ。」


じゃあ前もって何時までやってるのかとか亜紀に聞いとくべきだよとか、もっと早い時間に電話してくれれば問題なかったのにとかいろいろ思ったけど、来ようとしてくれたことは事実だし、お店の前まで来てで交渉してくれた気持ちに感謝して言うのをやめた。


亜紀:「そっか。でもわざわざ来てくれたんだもんね。ありがとう。」


一応仲直りかな?

なんかあんまり雰囲気悪いのは好きじゃないし。

これが綺羅の言うとおり、T君の思うつぼだとしてもケンカになるよりはいいと思った。




今日は普通に帰るつもりだったんだけど、K君が恵美にご飯を食べて帰ろうって誘ったみたい。

当然T君と亜紀もってことになる。

でもT君は今日はまっすぐ帰ろうって言ってた。

当然だよね。

昨日寝てないもん…。

ムリにアフターはさせたくなかったのもあるし、寝てないのに申し訳なくて。




みんなで焼肉屋に行ったんだけど、T君はご飯食べてから寝ちゃってた。

後から後輩の子も2人来て、なんか楽しかったぁ♪


今日は新宿に恵美と泊まることにしたからT君とみんなを見送ってバイバイした。

今思えば、きっとこの辺りからT君に対する気持ちが冷めてたんだと思う。

なんだろう。

なんかもうちょっと謙虚な人かと思ったのに…。

思い違いだったカナって。


酔っ払いの会話☆

テーマ:

とある営業日。



亜紀と綺羅指名のお客様2人。

この日はみんな酔っ払ってたせいか会話がおかしかったw


亜紀:「ねえねえ!まさる君(亜紀客)じゃんけんしない??」


まさる君:「うん。」


亜紀:「じゃんけんぽん!」


亜紀の勝ち♪


亜紀:「勝ったぁ♪」


まさる君:「どうしたの?」


亜紀:「じゃあ次、しんちゃん(綺羅客)やろう??」


しんちゃん:「あん??てめぇ、俺もやるのかよ。」

↑↑

酔っ払っているため言葉使いオラオラですが、言い方はかわいいです(笑)


亜紀:「じゃんけんぽん!」


亜紀の勝ち♪


亜紀:「あのね、このお店にいる子なんだけど、じゃんけんがすごく強い子がいるの!その子にじゃんけんに勝てる方法を教えてもらったの。」


まさる君:「じゃんけんに勝ち方あるの?」


亜紀:「あるんだよそれが♪」


そしてしばらくじゃんけんについて熱く語る亜紀w

すると…



しんちゃん:「おめぇのじゃんけん先生はどこにいんだよ!?」




じゃんけん先生!?!?

じゃんけん先生って…(笑)


亜紀:「あーうん。じゃあ呼んでみるね!」




恵美(じゃんけん先生)を場内。

しばらくして恵美が登場☆


恵美:「どうもぉ♪おじゃまします。」


まさる君:「あれ!?」


だいぶびっくりしてるご様子。


亜紀:「どしたの??」





まさる君:「じゃんけん先生って年配の男性かと思った。」


初めにこのお店の子だって言ったじゃん(汗)

どっから年配の男性って想像が出てきたんだろ…。