• 26 Mar
    • He’s Just Not That Into You パート1

      ちょっと前の映画で そんな彼なら捨てちゃえば?(原題 He is not that into you) という映画がありましたが 私は冒頭からハマりました     ※稚拙な和訳ですが。。。   ナレ:女の子は初恋の相手を一生忘れない。例えそれが実らなくても… 女の子:(突き飛ばされて)何でこんなことするの? 男の子:だってお前犬のう○こみたいな臭いがする! お前は犬のう○こと同じぐらい馬鹿げてる! ナレ:たいていそういう時知恵を授けてくれる人がいる 女の子:(泣きながらお母さんと思しき人に向かって)犬のう○こみたいって… 女性:あぁ、可哀そうに。でもどうして彼がそんなこと言ったか知ってる? (ドヤ顔で)だって彼はあなたのこと好きなんだもん (女の子は戸惑ったような表情を浮かべる) ナレ:出た!これが全ての間違いの始まり! 女性:男の子ってこういうひどいことするのよ。だってあなたのこと大好きなんだもん。 ナレ:これってどういう意味か分かる?間違った考えを植え付けてるの。 どんなに彼がひどい奴でも、それはあなたのことが好きだから、ってね。   …そこから場面はコロコロと変わり 男性との恋愛が上手くいかない世界中の女性に対して 彼らの友達や家族なんかがこんな言葉を掛けます…   「彼あなたのことが好きすぎるの。あなたがとっても可愛くて素敵だから どうしたらいいか分からないのよ。」 「これって間違いなく彼があなたのこと好きって証よ。 きっとあなたの電話番号失くしただけよ。」 「彼があなたをデートに誘わないのは、あなたのキャリアに怖気づいてるからよ」 「間違いない。真剣交際から抜け出したばっかりで心の準備が出来てないからよ」 「信じて。彼は一度も真剣に人と付き合ったことがなくて心の準備が出来ないのよ」 「きっとあなたの番号忘れちゃったのよ。それかライオンに食べられたか」 ナレ:どうして私達ってお互いにこんなこと言い合うの?明白な事実が醜く 面と向かって言いにくいものだから?’彼はあなたのことが好きじゃないのよ’って。   初めてこの映画を見た時に こういうセリフを言ったり聞いたりしたことあったなって 私自身昔を振り返って思いましたし これを読んでる読者の人も聞き覚え、見覚えがあるんじゃないでしょうか   さて、なんでこの映画を話題に持ち出したかは 明日お話させてもらいます よい週末を  

      NEW!

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  • 25 Mar
    • 想定外 パート18

        もちろん付き合っているうちに忘れられる。。。 という考え方もあると思う 私も過去を振り返って そういう思いで人と付き合ったことがない訳ではない   でも結局、一人でも乗り越えられない思いを引きずりながら 前の恋愛に対する未練を消せない程度にしか好きになれない そしてそんな本心を隠し、誤魔化しながら他の誰かと付き合っても 上手くいった試しがない   前の彼女のことを忘れられるほど私のことを好きでもない彼 そんな彼を知ってもなお ‘それでもいいから、いつか彼女を忘れさせてあげるから’ なんて健気に思えるほど強い想いを彼に対して持ってない私 そんな二人が付き合ったところで結末は見えている   もちろん、もう少し気長にデートを重ねていって お互いの気持ちの変化を待つ、という手もあった   ただ彼の甲斐性のなさ 何より、過去の女性に未練タラタラな彼に ちょっと頼りなさを感じたというか 幻滅した部分があったのは確かで それが私に‘気長にデートする’という選択肢を選ばせなかった   ‘元プロのアスリートで (失礼に聞こえたらごめんなさい)片腕がない人とのセックスって どんな感じなんだろう‘ とぶっちゃけそんな邪な思いが頭を掠めたけれど 私たちは一線を越えないまま 私は次の朝彼の家を出て行った   彼と実際に会ったのはそれっきり お互いが求めているものをあげられないことに気付いた ある意味円満な別れだった 色んな意味で想定外の彼との出会いは こうして幕を閉じた   ※期間限定公開削除済み※  

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  • 24 Mar
    • 想定外 パート17

        誰だって、‘誰かの代わり’にデートをされるのは嫌だと思う まして、自分が真剣な相手を求めてデート 或いは付き合っているのに 相手が同じ方向を向いていないなんて最悪のケースだ   当然私はそれを避けたかったし 以前彼が彼の元カノについて話した時に ‘あれ、この人もしかして元カノ引きずってる’ と思った疑問を解消したかった   彼はハッキリと元カノのことを忘れられない と言ったわけではなかったけれど 前後の文脈、話しぶり、声のトーン、表情等から 彼が元カノを忘れてないのかな と思わせるには十分だった   彼はそんな私の疑問に対して 誠実に答えてくれた そう、結論から言うと 私の質問に対する彼の答えはYESだった   将来についての話をしたり 同棲をしたりと、真剣な付き合いだったけれど 彼女が彼の生まれ育った国で子育てをすることに どうしても賛成できず 結局彼女の生まれ育った国に帰ってしまったのだそう   別にお互いのここが嫌という訳ではなく 例えば結婚したいのかしたくないのか 子供が欲しいのか欲しくないのか と言った一緒に生きていく上で外せない価値観が 2人の間では決定的にずれていた悲し別れだった   イメージ図   喧嘩ばかりしていたから別れた と言う方がよっぽど自分を説得させられるけれど そういう別れではなかっただけに 彼はまだ真剣に将来を考えた女性のことを 忘れられずにいたのだった   

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  • 23 Mar
    • 想定外 パート16

        彼が諦める気配を全く見せないので ここでただ嫌よ嫌よと言い続けるよりは せっかくの機会だからここでハッキリ自分の立場 意見をハッキリ言っておこうと思った   それまで彼に背を向けて横たわっていた私は 「OK…」 と神妙な声のトーンで言葉を発し 彼の方に向き直るようにしてベッドの上に座ると さすがの彼も、これから何か真剣な話があると察したのか 私にちょっかいを出すのを止めて、こちらをじっと見た   イメージ図   「私、あなたのことは好きっていうか 人間として良い人だなって思うけど あなたが私に何を求めてるのか分からないまま 体の関係を持つのは嫌 次付き合う人とは真剣に将来を考えられる人じゃないと って思うからこそ 中途半端なことしたくない」 と私は意を決して伝えた   彼に対してさほど大きな気持ちがある訳でもない今なら 仮にこれで彼と会うことがなくなったとしても 別に痛くもかゆくもない   彼は私の告白に対して沈黙をしていた ただそれは逃げているというよりも 考えているときの沈黙だった   私はさらに続けてこう言った 「前に元カノの話してくれたよね その時の話の雰囲気から、なんとなく まだ彼女のこと忘れてないのかなって思ったんだけど」 と以前デートの際に何気なくお互いの前の恋愛の話になって 彼の元カノの話を聞いたときに 自分が彼のはないぶりから感じた印象であり 彼とデートを続けていくかどうかを決めるうえで 間違いなく一番大きな疑問を彼にぶつけてみた   

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  • 22 Mar
    • 想定外 パート15

        ベッドに潜り込んでほんの少しの間 変な沈黙があった お互い緊張/恥ずかしがっているので なんとなく言葉を交わさずにいた   すると、彼がそっと手を私の方に伸ばしてきた そして 「えTinderco服着てるの それじゃリラックスして寝れないだろうから せめてズボンだけでも脱いだら なんなら大きいTシャツかなんか貸してあげるよ」 と彼は下心抜きに提案してくれた   一度は消したライトをまたつけて 彼はTシャツを私に渡してくれた 身長はほとんど変わらないけれど そこはさすが男性の体 やっぱり私が着ると少しぶかぶかだった   彼は私よりいくつか年上だったけれど 頻繁にスポーツをしているからか 中年太りをしているイメージはなかったし 取り立ててハンサムという訳ではないけれど 私の(広い)ストライクゾーンには入っていた   とはいえ、やっぱり体の関係には抵抗があった 人としても魅力的な人だと思うからこそ 自分の相手への気持ちはもちろん 相手の気持ちが不確かな状態で 一線を越えるのは得策でないように思えた   でも当然彼はそんな私の葛藤は知らず 隙あらば。。。という雰囲気を醸し出す それはさながら、狼に襲われそうになる○○の気持ちだった   イメージ図  

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  • 21 Mar
    • 想定外 パート14

        彼の家に着くと、最初にお水をもらった お水を飲んでいる間、私はソファーの上に座り なんとなく落ち着かない気分でいた   ‘彼とどうこうなる気はないけれど ここに来た以上、当然彼はそういう展開を期待しているはず もしそういう雰囲気になったら私が嫌と言えばいいだけだし それでも無理やり。。。というのは彼の性格から考えにくい でもそうなったら、何で嫌なのかきちんと話をしないと ただ気まずい雰囲気になって終わってしまう。。。 たかだか2-3回デートをしただけで そんな話に持ち込むのも微妙だけれど かと言ってこうして今ソファーに座ってると 完全にダラダラモードに入ってしまって 今更歩いて10分の家まで帰る気がしない。。。‘ とそれはもう色んな思いを張り巡らせていた   そうこうしているうちに 彼はいつの間にか眠る準備万全と言わんばかりに 私の前に立って手を差し出し 階段を昇って寝室に行くジェスチャーをした   私はどんな表情をしたのか分からないけれど 多分緊張を隠して何でもないふりをするために いつものようにポーカーフェイスを気取ったに違いない ただ、いざ今まで立ち入ったことのない彼の寝室の前に着くと なんとも言えない緊張感があった   イメージ図   彼は私の死角でさっさとパジャマに着替える 私は緊張というか照れもあって 寝る為に完全にリラックスできないとはいえ さすがに服を脱ぐ気にはなれず ジーンズのジッパーを少し緩めただけで ベッドの中へと潜り込んだ  

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  • 20 Mar
    • 想定外 パート13

        2軒目のバーの飲みもそこそこに 私たちは帰り支度を始めた   理由は彼との話が盛り上がらなかった。。。というより なんとなく私がそこのバーの雰囲気が好きじゃなくて いまいちテンションが上がらなかったのと 深夜近くでかなり眠くなっていたことだった   私は昔から夜の街を歩くのが好きだった 夜独特の活気というか 遠くから聞こえてくる人の声や音楽 時には泥酔している人を見掛けたり 喧嘩をしているカップルみたいな他人のドラマを垣間見たり 普段は身近に感じない世界が夜の街ではなんとなく近くて。。。   イメージ図   昔はかなり酔っ払って感情的になって 時にはドラマを作り出す側にいたけれど そこそこに落ち着いた当時(今もだけど)では それを横目に見ながら、気持ち良い程度の酔いで 酔い覚まし代わりに歩いて帰るのも悪くなかった   彼は歩きながらも 「ここのケバブは美味しいんだ」 とか 「ここも良いバーだからいつか来たいね」 とか、私の良く知らないそのエリアについて教えてくれた   そうこうしているうちに あっという間に彼の家のすぐ近くまで来ていた 当然の流れとして、彼は私に 「どうする家泊まる」 と聞いてきた   別に私の家は歩いてすぐそこなんだけれど 歩いて帰るのがなんとなく面倒くさい程度には 疲れていたし、まだ酔いが残っていた   私ははっきり返事はしなかったけれど 否定もせずに 彼の家の方へと歩き始めた  

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  • 19 Mar
    • 想定外 パート12

        なんとか無事に注文を終えてテーブルに戻る 彼は爽やかに 「ありがとう」 と言うけれど、それすらも軽くイラッとしてしまう程度に まだ私は割り勘されたことに不満だった   とはいえ、結局その日私が途中で帰ることはなかった 割り勘に対する不満が一切なくなった訳ではないけれど 単純に彼の人となり、彼の人間性は好きなので (異性としては、甲斐性の問題があるけれど) そのまま彼と飲み続けていた   更に、雰囲気を変えようかということで 彼は別のバーへと移動することを提案してきた それまでいたバーも嫌いではなかったけれど 人が多すぎてうるさいのが気になっていたので 私は二つ返事で彼のリードに任せて歩き始めた   横断歩道を渡るときに 彼がさり気なく手を繋いできた 別に手を繋ぐぐらい拒む理由もないので 私も彼の手を握り返す   当時の私の自宅からその夜彼と飲み歩いたエリアは 決して歩いていけない距離ではなかったけれど 全く馴染みのないところだったのもあって 想定外の賑わいと雰囲気に私はワクワクしていた   そして彼がここはどうかなと言って立ち止まったのが 私達より少し若い人(10代後半から20代前半)に受けそうな ちょっとポップな感じのバーだった    

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  • 18 Mar
    • 想定外 パート11

        2杯目を頼むころには ‘割り勘’と提案してきたことすら 彼が忘れてくれないかなーと正直どこかで期待していたけれど たかだ2杯目 酔っ払って記憶をなくす、なんて状態には程遠く 彼はしっかり割り勘のことを覚えていた   しかも私が割り勘に乗り気じゃないのを見抜いていたのか お互いそろそろ飲み物がなくなるかな、という頃合いで 「次はTindercoの番だよ」 とさえ言ってきて、私は更に萎えた   「OK,何飲む」 と彼に笑顔で返事をしながらも、内心 ‘本気うわーもうこれ飲み終わったら ちゃちゃっと切り上げて帰ろうかなー‘ とかなり不愉快になる自分を鼓舞して ‘今日はデートじゃくて、ただ友達と飲みに来たと思えば 割り勘でかかったコストも許容範囲かな。。。’ と必死に言い訳を考えていた   とりあえず一番安そうなお酒をメニューで見つけて バーカウンターに向かって歩き始める   まだ移住してきて数ヵ月 しかもバーに行く時は9割以上がデートだった 更に相手の奢りで飲食することが多かったから 自分で注文することすらほとんどなかった だから込み合うバーカウンターで その他大勢のお客さんの中に立って注文を待っているだけでも ‘ちゃんと注文にありつけるかな’ (だって外国って、特にバーカウンターって 一応マナー違反だとは思うけど 並んでいるようで実際順番無視、みたいなこと日常茶飯事ですから) ‘ちゃんと英語伝わるかな’ と必要以上に緊張していた   イメージ図  

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  • 17 Mar
    • 想定外 パート10

        正直、その想定外の発言に驚いた と同時に、かなり萎えた   私が行ったTinderデートの中で 割り勘をしようとしてきた人は彼が初めてではないけれど 大抵割り勘を聞いてくる人は その人の身なりとか仕事、プライベートの話から もともとあまり稼ぎがないのかなという人が多かった   いくら、とハッキリ知っている訳ではないけれど 銀行で数年は働いているのだから、彼は高給取りに入るはず (だからこそローン組んでるとは言え家を購入できたはずだし)   更に付け加えるなら 例えば何回か既にデートをしていて お互いのことをよく知っている 或いはすでに一線を越えた関係で 男性心理として‘釣った魚にエサはやらない’ という訳でもないのに あっけらかんと‘割り勘’という言葉を出され ‘この人に男としての甲斐性、プライドはないのか’ と軽く引いた   イメージ図   とはいえ、そこはポーカーフェイスの私 「後で私が奢るよ」 と普通に笑顔で答えた   当然心の中では ‘まぁこれから私たちの会話や雰囲気が どうなっていくか様子見かな。。。 それ次第では別に飲み続けてもいいし 途中で帰ってもいいし。。。’ と冷静に今後の自分の振る舞いを考えていた   そして私の驚きや失望といったマイナスの感情は一切見せずに ただ心の中で静かに ‘割り勘を聞いてきた甲斐性のない男’ とチェックを入れた   

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      テーマ:
  • 16 Mar
    • 想定外 パート9

        彼と最初のデートの後も 私たちはちょこちょこメッセージのやり取りをしていた 彼は仕事終わりにスポーツをしていたり 友人と飲みに行ったりで なかなか忙しいようだったけれど 私たちは数日後に、2回目のデートの約束をした   2回目のデートは、徒歩圏内にあるというパブ 1回目で家にお邪魔していたから 2回目で逆に外に出るのもなんだか不思議な気がしたけれど 彼がどんな風に振る舞うのか見れるし なまじ家デートを繰り返して 一線を越えるような雰囲気になるのは避けたかったので 私としては都合が良かった   前と同じようにT字路で待ち合わせをする そこから彼と歩いてパブに向かったのだけれど お店はかなり混んでいた     確かにこんなところにというエリアに なかなかオシャレなパブではあったのだけれど 良く言えば賑やか 悪く言えば私的にうるさかった   席は何とか確保できたものの 話をするにもかなり大きな声で話したり 何度も聞き直したりしないと会話が成り立たない だんんだんイライラし始めていた   とりあえず様子見かな。。。 と気を取り直してメニューを見ながら 彼とドリンクやおつまみを何にするか話をした後 いざ注文が決まって さぁカウンターに行こうかというタイミングで 私のイライラに追い打ちをかけるように 彼がこう切り出した   「割り勘にする それともここはまず僕が出して Tindercoが次奢る」   

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      テーマ:
  • 15 Mar
    • 想定外 パート8

        私はものすごく驚いていた まさか、Tinderでパラリンピックに出た人に会えるなんて 全く予想だにしていなかった   Tinderで出会って 歩いて5分のところに住んでいて 今こうして彼の自宅でお酒を一緒に飲んでいる人が そんなすごい功績を持っているなんて にわかに信じられなかった   パラリンピックに出場した時の話を終えると 当然その後の話に話題は移る 彼は大学で経済を勉強し パラリンピックへ最後に出場した後は この国の最大手の銀行に入行し そこで仕事をしていた   なんというか、つくづく‘持ってる’男だな と私は感心していた   選手として企業のスポンサーを得る為に銀行に入った訳ではなく 本当に‘銀行員’として働いているのだから 最低限の頭は必要だろうし いくら片腕のない中距離走の選手だからといって 誰でもパラリンピックの舞台に立てる訳ではないと思う   第1印象とは違った彼の‘男性’としての自信は そうした過去や現在の実績によって作られているだろうし それが彼の努力によって裏打ちされたものなので 全く嫌味ではなかった   むしろ、これだけ努力をして 誰でもが見れる世界ではないものを見てきた彼を 人間としても一人の男性としても とても頼もしく、魅力的だなと思った   当然、この後家に帰って彼をGoogleで検索    検索に出てきたのはもちろん Youtubeにも彼のインタビュー映像があって ‘あれはホントだったんだ。。。’ と愕然としつつも、それで本当に彼の話を信じた私   

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      テーマ:
  • 14 Mar
    • 想定外 パート7

        更に想定外のことは続く   彼が事故に遭ってからの話をしているとき 「事故に遭った後も色々スポーツに取り組んできたんだけど 走るのが得意でね。。。」 と言って、家の中にさり気なく飾ってあった 額縁に入ったシャツを指差した   イメージ図   私も何となく気付いていたけれど 特定の選手かチームを応援していて そのレプリカか何かを飾っているのだと思っていたら 彼が続けて言った言葉に仰天した   「パラリンピックにも出たんだよ」         「えホントに」 と私が咄嗟に聞き返すと 「あはは、ホントだよあのシャツやメダルは本物だよ」 と彼は笑いながら答えた   私は早速立ち上がって 近くでそれを見ようと近づいていくと 彼も隣に立って それらがいつのもので、それで何位になったのかという話を 当たり前だけど、とても誇らしげにしてくれた   テレビなんかじゃなく 4年に1度の超世界的に有名なスポーツの祭典の 公式のユニフォームを実際に目の前にして 私は軽く感動していた  

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      テーマ:
  • 13 Mar
    • 想定外 パート6

        「嫌だったら答えなくていいんだけど。。。」 という前置きをした上で 「その腕何があったか聞いていい」 とストレートに聞いた   彼は何千回何万回とこの質問をされてきたに違いない 嫌な顔を浮かべるどころか 少し笑って‘話すのは嫌じゃないよ’と暗に伝えた上で 快く私の質問に答え始めた   彼の実家は農場を持っていた 彼がまだ7歳の頃、実家の手伝いをしていた時に 誤って機械に腕を巻き込み、腕を切断したのだそうだ   お酒が入っていたからか それともそれまでの打ち解けた雰囲気や 彼のなんでも答えてくれそうな雰囲気に押されたからか 私は質問を続けた   まだ小さかったからか 或いはあまりにショッキングなことだったからか 彼はその時の記憶がほとんどないらしい ただ、彼は実のお父さんをその事故の前に これまた仕事で使う機械の事故によって失っていて 腕を機械に巻き込まれて 血まみれになっている息子を見つけた時の彼のお母さんを思うと いたたまれなかった   彼はお母さんを ‘とても頼もしい人で尊敬する’ と言った   パートナーを不幸な事故によって早くに亡くし それでも彼と彼のお兄さんを育て上げたのだから きっとそうに違いないし 彼の話を聞いていて 彼の家族の絆の強さと言うか 良い関係を築いているのが伝わって 私は将来を考える相手として評価できるポイントだなと思った    

      テーマ:
  • 12 Mar
    • 想定外 パート5

        実は彼の家にお邪魔してすぐ 「今日ハウスメイトいるかなぁ」 と彼が言って 彼のハウスメイトが家の中にいるか確かめに行ったのを見て 私は内心ほっとした   結局彼のハウスメイト(女性)はいなかったけれど まさかハウスメイトがいつ帰ってくるか分からない状態で 彼が私にどうこうするとは考えにくかったし レズビアンのハウスメイトとは言え 異性と住んでいるという事実が、なんとなく私を安心させた (邪なことを考えるような人だったら そもそも異性と住まない、住めないと思ったから)   彼はスーツの上着を脱いで 少しリラックスした服で戻ってくると 私が座っていたソファーに自分も腰かけて ウィスキーで乾杯をした   お酒が進むにつれて 彼も私もかなり打ち解けていた 彼は知的さを感じさせつつも、ユーモアもあり 話し上手の聞き上手でもあった   意外だったのは 彼が最初よりも明らかに私に(物理的に)近づいていたこと さり気なく私の足に手を置いたり、そのまま手を握ってきたりと 見た目や第1印象とはかなり違って、彼は積極的で大胆だった   イメージ図   彼を生理的に受け付けない訳ではなかったし 彼が想定外に積極的だったとはいえ 別に彼のことを嫌いだった訳でもないので 適当にボディタッチの部分は流して 彼と話を続けていた   そして物理的ではなく 精神的に少し彼と距離が近くなったかな と私も感じ始めた頃 彼の腕のことについて聞いてみることにした  

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  • 11 Mar
    • 想定外 パート4

        ‘戦争に行って負傷した元軍人’ ‘事故’ ‘生まれつき’   色々な憶測が私の頭の中を飛び交う   彼の腕に気付いてから 彼のTinderに載せている写真を思い出した 上半身だけが写っていたり腕を組んで写っていたりと 確かに、腕がどうなっているのか分からないような写真ばかりだった   スーツは彼の体型に合わせてカットしてあって 彼は彼で腕のことを隠す様子は一切なかったけれど さすがに会って10分足らずで ‘その腕どうしたの’ と極めてプライベートな質問をする気にはなれなかった   あまり障碍者扱いするのは失礼だと思うけれど 例えば友達の両手が何らかの理由で塞がっていたら 当たり前に手助けをするように 彼がドアの鍵を開けるときや 私にドリンクをついでくれるときなんかに ‘あ、これ一人でやるのちょっと難しいかな’ と思う瞬間に、何度か私から彼に手伝おうかと提案したけれど 「大丈夫だよ、ありがとう」 と言って彼は自分で全てこなしていた   イメージ図   片手で鍵を回して、もう片方でドアを押す 片手でボトルを持って、もう片方で蓋を開ける そんな今まで何気なく自分でしていたことを 彼は半分を失った片腕を補うように 時々他の体の1部を使いながら 少しだけ私より時間をかけてこなしていく   それまで体の1部を失った人と 実際に話をしたり身近で見たりすることがなかったからか 私にはとても不思議な光景だった 彼に気付かれない程度に、ただ彼の動作を見つめていた  

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      テーマ:
  • 10 Mar
    • 想定外 パート3

        視力の悪い私は それでも必死で十字路付近にに立っている人を見つけようと 遠くから凝視していた   すると、携帯を握ってそわそわしている人が見えた 多分それが彼だと私は思った そして彼もまた、ディナーにはちょっと遅いし 平日の夜に一人で出歩く私を見つけて じっとこちらの方を窺っているようだった   私が彼の方に歩いていくと 彼の方から私の名前を尋ねてきたので 私は頷いて挨拶をした   彼が私を最初に見た時、とても嬉しそうに笑ったので 恐らく第1印象は悪くなかったのだと思う ただ、私はと言うとちょっと違った なぜなら、彼の身長は私と同じぐらいだったからだ    ‘確かに写真で見る限りでも あまり身長が高い顔には見えなかったけど。。。’ と予想はしていたものの やっぱり女子としてはちょっと背伸びするぐらいの身長でもいいから   ※背の高い私が夢見るシチュエーション   相手の男性が背の高い人が良い という淡い期待が外れて 私は軽くショックを受けていた   とはいえ、話した印象は誠実そうだし 何より仕事帰りでスーツというのが良かった これで普通の服を着ていたら 身長のこともあってかなりガッカリしていたけれど スーツの得点で身長の低さをカバーしている感じだった   ここで私はあることに気付いた 彼が仕事帰りに1時間ほどしていたという テニスのラケットを脇に挟んで持っていたのだ   ‘なんでそんな持ちにくそうなところに。。。’ と彼の話を聞きながらそれとなく彼の腕のあたりを見ていて これまた想定外のことに気付いた   彼の腕半分がなかったのだ(((゜д゜;)))  

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      テーマ:
  • 09 Mar
    • 想定外 パート2

        彼とメッセージのやり取りを始めてすぐ お互いに住んでいる場所の話になった   というのも お互いの距離が数キロしか離れていないことに2人とも気付いて なんとなく、どこに住んでいるのかという流れになったのだ   そこで判明した想定外の事実は 私たちはたった数ブロックしか離れていない ご近所さん同士だったということ   イメージ図  さすがにここまで近くないけど   しばらくメッセージでお互いのことを話した後 私も彼も飲むのが好きで 彼はウィスキーが好きという私の話を聞いて ’彼の家にウィスキーはあるし お互い徒歩5分ぐらいのところに住んでいるんだから 早速近々会って宅飲みでもしようよ’ と誘ってきた   彼としてはその晩でも良かったようだけれど 私は例えそれが友達であっても突発的に人と会うのは苦手で 前日でもいいから約束をして会うのが好きなタイプ だから、彼と次の日の夜何時にどこで会うのかを約束して その日はメッセージのやり取りを終えた   彼が次の日の晩に指定してきた場所は 私の家から歩いて2-3分ほどの十字路 というのも、駅から彼の自宅までの道のりにその十字路があって 彼は仕事帰りにそこで私と待ち合わせて そのまま彼の家まで一緒に歩こうという考えだったようだ   初対面の相手の家に早速お邪魔するのは 少し安全性に欠ける気もしたけれど いつものようにハウスメイトに一言伝えて保険をかけていた   約束の時間ギリギリに私が家を出て ちょうど十字路まで半分のところで、彼からメールが来た ‘着いたけど、どこ’  

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      テーマ:
  • 08 Mar
    • 想定外 パート1

        私がTinderを使っていた当時 Tinderの相手のプロフィール写真の下に○Kmという表示があった   これは自分と相手がどれぐらい離れた距離にいるか を示すものだったのだけれど これは状況によって距離が変わることが多々あった というのは、こういうからくりがあるからだった   例えば、最初に相手が自分のTinderのスワイプ画面に出てきたとき 自分と相手がたまたま近くにいてTinderを使うと 当然その距離は近くなる ところが実際にお互いが住んでいるところが離れた場合 家に帰って2人がTinderを使うと さっきとは違った距離が出てくることがあるというもの   プライバシーの観点から、確か5km以下の距離は表示されなかった そして、設定のオプションの中に どれぐらい距離のある相手を 自分のTinderのスワイプ画面に表示するかも選択できた     前置きが長くなったけれど 今回のお話の彼は、私が移住後に出会った現地の人 特別見た目が好みだった訳ではないけれど 写真を見る限り、ブロンドっぽい髪の色ににブルー系の目で 私のツボを押さえている人だった   マッチング後に彼からメッセージが届いて それから間もなく会うことになったのだけれど トントン拍子に会うことになったのは Tinderに表示された距離が関係していた   このお話はまた明日  

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  • 07 Mar
    • 去る者追わず来る者拒まず パート28

        最後まで名残惜しそうにしている彼を見て 私は、彼が本当に少しは私のことを好きでいてくれているんだ と、なんとなく嬉しくなった   そんな彼の乗ったタクシーを最後まで見送った 彼も、タクシーの中で身を反らしてこちらに手を振っていた   ‘ついさっきまで彼はすぐ傍にいたのに 今はもうこうして一人で家に帰って着替えてる…‘ さながら、魔法の解けたシンデレラの気分に浸っていた   それから、ホテルを出る前に起こった出来事のことを考えたていた 彼の元カノの写真を見て、少しだけチクリと心が痛んだけれど 嫉妬のそれとはまるで次元が違って、ジョークを言う余裕すらあった   そうして考えていると、なんとなく自分の気持ちが見えてきた 特別ここが嫌というのはない 強いて言うなら、彼の体型から将来的な健康が気になるぐらい でも、逆に言うとここが好きと強く思えるところもなかった   デートの最初の駆け引きだったり久々に会ったりで 気持ちが盛り上がる場面は確かにあったけれど それ以上の気持ちが彼にないことがハッキリしていた   私は、自分が特別好きでない限りは 去っていく人を追う努力はしないし 特別相手を嫌いでなければ 拒みもしない人間だった   結局、彼が帰った後も時々は連絡を取っていたものの 相変わらず他の人とデートを続けたり 他にこの人は…と思う人が出てきたりするうち 今の旦那と出会い、彼とは自然消滅していった   ※期間限定公開※  

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プロフィール

tinderco

性別:
女性
お住まいの地域:
海外
自己紹介:
結婚につながる出会いをTinderで見つけるまでをブログに綴っていきます。Tinderの活用方法を知...

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