計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。


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昨日(2017年4月23日)は和歌山県の
東牟婁郡の那智勝浦町におきまして、
第19回奥熊野いだ天ウルトラマラソン
が開催され、計測工房でタイム計測
を担当させていただき、私・藤井
計測ディレクターを務めさせていただ
きました。

世界遺産の那智の滝をスタートし、
同じく世界遺産である補陀洛山寺
(ふだらくさんじ)
にフィニッシュする
100kmのウルトラマラソン
です。
(65kmの部、88kmの部もあり)



スタート地点は那智の滝。
この地域は2011年9月の台風によって
甚大な被害を受けました。あれから5年
がたちますが、当地にいまだ傷跡は残
り、自然への畏敬と畏怖の念を常に
思い出させてくれます。




スタート前、那智の滝の入口付近に
タイム計測用アンテナマットを設置し、
出走チェックをおこないました。



100km部門は朝5時スタート。
ご覧のように本当に那智の滝の目の
前からスタートします。唯一無二、
日本でここにしかないオンリーワンの
ロケーションです。



スタート後。


なお、65km部門と88km部門のスタート
地点は離れた別の場所になるため、
参加者の皆さんはバスで輸送されます
が、それらの参加者の皆さんもスタート
前に必ず那智の滝で完走祈願をおこ
ないます。




コースは雄大な那智の大自然の中。
基本的にはアップダウンの連続です。
(計測工房スタッフU氏撮影)



今大会ではスタート、フィニッシュ以外
に途中3ヵ所を計測。
こちらはエイド18番折り返し地点です。
(計測工房スタッフU氏撮影)
地面にはタイム計測用アンテナマット
が設置してあります。



こちらは、エイド27番井鹿会館です。
(計測工房スタッフK氏撮影)
地面にはタイム計測用アンテナマット
が設置してあります。



(計測工房スタッフK氏撮影)
今大会では100kmのコース中に32ヶ所
ものエイドステーションが設置され、
各種ドリンク、バナナ、いちご、みかん、
そうめん、豆腐、水ようかん、梅干、
あめ、チョコレート、地元の色川紅茶、
めはり寿司など、ふんだんな食材の
提供があります。

エイドステーションには「次のエイド
ステーションまであと○○km」、「次の
トイレまであと○○km」などの丁寧な
案内も書かれています。
参加者の皆さんからの感想でも「エイ
ドでの充実したおもてなしが素晴らし
い」という絶賛の声がたくさんあります。
ボランティアスタッフの皆さんの頑張り
に頭が下がります。



熊野のシンボル、八咫烏(ヤタガラス)。
三本足をした神の化身であるヤタガ
ラスは日本サッカー協会のエンブレム
でもおなじみ。



フィニッシュ地点は補陀洛山寺
(ふだらくさんじ)。
地面にはタイム計測用アンテナマット
が設置されています。
なお今回の計測は参加者の皆さんの
ゼッケンに装着したICチップでおこない
ました。



補陀洛山寺(ふだらくさんじ)。
建立は4世紀(仁徳天皇治世)という
由緒あるお寺。



南海の観音浄土(補陀洛浄土)を目指
しておこなわれた一種の捨身行が、
補陀洛渡海です。
平安時代から江戸時代までこの補陀
洛山寺の住僧たちが那智の海岸から
渡海しました。その模型展示です。



フィニッシュ地点にコンテナハウスが
設置され、その中が私の仕事場の
記録室となりました。
ここでスタート人数、途中通過情報、
フィニッシュ集計などおこないます。
途中リタイア情報も随時入り、人数
管理データをまとめます

計測工房が培ってきたトレランの
ノウハウも取り入れています。



フィニッシュの手前150mほどのところ
にもタイム計測用アンテナマットあり。



フィニッシュ手前150mほどのアンテナ
マットを通過した選手のゼッケンと氏名
が本部テント内のモニターに表示され、
MCさんがフィニッシュする選手の名前
を1人1人アナウンスしてくれます。



フィニッシュ手前は地元の方の人垣が
あり、フィニッシュする選手を出向かえ
ます。



そして選手は花一輪を渡されて、
それを手にフィニッシュへ。





花一輪を手にフィニッシュ!

フィニッシュテープを持っている美しい
衣装の女性たちは、いにしえより伝わる
「熊野詣で」の平安装束に身を扮して
います。
フィニッシュテープは優勝者
だけではなく、全完走者に張ってくれ
ます。
長い旅のフィナーレです。


160424-2
平安装束での「熊野詣で」。駅看板より。



フィニッシュすると、おしぼりサービス
あります。そして「手書き完走木札」を
かけてもらえます。



木札は、地元の熊野に数十年こだわ
り続ける、新宮市のタウン誌『かまん・
くまの』の編集発行人である見臺洋一
氏が1枚1枚直筆で書き上げたもの。

毎年異なる言葉が添えられ、2017年
は「翠風(すいふう)」。
奥熊野の大自然を駆け抜けみどりの
風になれた感動と感謝の意です。

 




フィニッシュ後は各自のタイムと順位の
印刷された完走証
が発行されます。
なお、完走証が雨や汗などでグシャ
グシャにならないように、1枚1枚クリア
フォルダーに挟んで
手渡されています。



完走証の用紙の裏面のメッセージに
選手の皆さんは気付かれたでしょうか。


今大会の特徴の1つとして、当日の
体調にあわせて完走が無理だと判断
した場合、走っている途中でコースを
変更してショートカットしてフィニッシュ
できるポイントがあります。
ただし、ショートカットコースに変更した
場合、オープン参加となり順位は付き
ません。


160424-15
フィニッシュ会場では各種の飲食物
サービスが用意され、完走した皆さんに、
うどん、豚汁、ぜんざい、などがふるまわ
れました。



走り終えた参加者の皆さんが思い思い
に飲食しながら、くつろぎます。
旅の大団円。



毎年いただきますが、うどんのクオリ
ティが高いです。



100kmの制限時間は14時間40分。
夜までフィニッシュは続きます。


150426-23
今大会では10回完走または5回優勝
すると「奥熊野韋駄天(いだてん)
の称号が授与され、ゼッケンが数字
ではなく「名前ゼッケン」になる名誉
が与えられます。



今年も新たな「奥熊野韋駄天」が誕生
し、立派な盾が授与されました。


この大会はすべてにおいて手作りで、
参加者へのおもてなし、ホスピタリティ
が溢れる素晴らしい大会です。
ここまで写真で紹介した内容以外にも

・エントリー時に参加賞の有無を選択
できる(参加賞なしだと参加費値引き)。

・大会前日には前夜祭あり。

・当日朝は各ホテルを巡回してスタート
地点まで送迎してくれるバス手配あり。

・レース後には温泉無料サービスあり。

・大会後日にはフィニッシュ写真入り
完走証が送付あり。

などなど、おもてなしの心が満載です。


決して交通の便が良いとは言えない
奥熊野の地ですが、ここにしかない
ロケーションで、これだけの内容の
大会です。評判が評判を呼び、全国
からの参加者がいます。
そして一度参加された方はリピーター
となって再び参加してくださる確率が
とても高い大会です。


神社(那智の滝)をスタートし、お寺
(補陀洛山寺)にフィニッシュ。
神に見送られ、仏に迎えられる大会
です。

神様も仏様も一緒になって参加者を
受け入れてくれる、熊野の風土の懐の
深さを感じずにはいられません。



大会実行委員長の関康之さん。
常に現状維持に甘んじることなく、毎年
改善を重ねる姿勢には脱帽です。

来年はいよいよ節目の20回大会。


This is timing man.
We are professional timing man.
Born this way.
This is an everlasting journey.


今回も一期一会の貴重な仕事の
機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がり
ますように。
 
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