2008年10月19日

フジヤマプリン

テーマ:カレー・エスニック料理

甘いもんと辛いもん。甘いもんを食べたあとは辛いもんが食べたくなり、辛いもんを食べたあとは甘いもんが食べたくなる。この、ヒトとしてプリミティブに持つ嗜好を、ひとつの店で完結させてくれるカレー屋さん「フジヤマプリン」。店名に「プリン」と銘打っておきながら、その実、主役はカレーというトリッキーなセンスがなかなか素敵。「大学翻訳センター」のくせに化粧品や健康食品を売っているDHCと手法が酷似している(いや違う)。ひっきりなしに車が往来する片側一車線の天神川通りに面する微妙なロケーションながら、春には一変、桜並木と化する天神川を眺めながらの食事は趣があっていいかも……などと想像してみたりする元・右京区民、ここにひとり。カレー臭(加齢臭)漂う店内は、チープな表現で済ますならば「ロハス」な雰囲気。ウッディーで明るくて清潔で、小物や雑貨類の配置にしても抜け目がなく、食器類のチョイスもいい感じ。地に足がついていない形骸で取って付けたような店作りではなく、さりげなく、でもしっかりと、筋が一本通っている絶妙なセンスでもって、決して大きくはない店内が満たされている。これはこじゃれている。店周辺の雰囲気との乖離こそが唯一のネックと言えるかも。肝心のカレーは、喫茶店のおばあちゃんから製法を引き継いだという伝説のカレーらしく、やや甘口な風味ながらもしみじみ美味い。フェミニンでこじゃれたボリュームなのが玉に瑕で、すっきり味のプリンを食して口の中のカレー臭が雲散霧消したあと、またもやカレーを食いたくなるという衝動。食いしん坊さんは予め大盛りを注文して、このスパイラルに陥らないよう、ご注意をば。

フジヤマプリン (カレーライス / 西京極)
★★★★ 4.0

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2006年09月17日

スープ屋さん

テーマ:カレー・エスニック料理

西陣の片隅に汚らしい怪しげな暖簾。「スープ屋さん」。首都圏の駅構内で見かける無添加のスープ専門店のようなノリ……?いやいや、スープはスープでも、このお店はスープカレーの専門店。北海道出身のご主人が本場の味を再現する評判の店。入口の引戸をガラリと開けると……そこは土間。靴を脱いで、お座敷に上がって……なんだか近所のおばちゃんの家にお邪魔している感じ。布張りの床、簾が掛けられた壁、あちこちにぶら下げられたアジアンな織物。手作り感のある、キッチュで無国籍な空間であり、ムーディーなBGMの向こう側で、まだ幼い息子さんの鳴き声が聞こえてくる、ある意味緊張感のない、ゆるい空間。この店のスープカレーはやや黄色がかった透明スープ。口にすると、見た目通りバジルの強い香りが鼻をすぅーっと通る。でもって説明のしようがないくらいに複雑にスパイスの風味が舌の上で交錯。食後暫くはスパイシーな吐息になること必至(ゲップ含)。この店のスープカレーを食えば、「カレー」と「スープカレー」が「うどん」と「皿うどん」くらいに違う料理であることを実感できる(謎な比較)。あと、漫画コーナーにいくらなんでも「はだしのゲン」は……懐かしくて読みたいけど飯時に読む人いいひんやろ。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2006年07月18日

ビィヤント

テーマ:カレー・エスニック料理

東大路丸太町上ル、京大病院。大学病院ってすごい広大な敷地で、道路を挟んだ対面に、なんだか殺風景な街並みが広がっているイメージがある(京都府立医大のせい?)。でも京大病院の前って小粒ながら割といい店が存在していて、見逃せないスポット。一見するとなんの店だか分からない「ビィヤント」。カウンター席のみの小さな店舗を、親子二人で切り盛りをされているカレー屋さん。ニット帽を被り、エスニックな装いの、店主のおばあちゃん。終始無表情で、寡黙で、余計なことは喋らない。ニヒルで、パンキッシュで、なんとも粋な存在感。シーフードカレー、野菜カレーとバリエーションがあるけれど、この店の看板はビーフカレーの辛口。さらに、目の前でじゅうじゅうと揚げてくれるでかいカツを加えれば食べ応えは十分。辛口を選択できるのはビーフカレーのみなので、注文時は「カツカレーの辛口」とスマートに宣言すべし。ここで「ビーフカレーの辛口、カツ入り」等とまどろっこしく注文するとモグリ確定、以降おばあちゃんの対応が目に見えて悪くなる(大嘘)。サフランライスであることは、視覚的に差別化が計られているわけで、普通のカレーとちゃうで!と宣言しているようなもの。果たして辛口でありながら、たまにある辛さだけを盲目的に追求したキチガイなカレーとは次元が違って、しっかりと風味があって美味い。食後コップ一杯の水を飲めば、口の中に残っている辛さは雲散霧消、後を引かない、切れ味のある辛さ。リセットされた舌をいいことに、同じ並びにある有名なラーメン店「らんたん」を一回だけハシゴしてしまった過去が……。一日一食の不健康な食生活を送る、そんなあなたに……(賛同者ゼロ)。

ビィヤント
★★★★ 4.0
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2005年06月13日

MAMARO

テーマ:カレー・エスニック料理
MAMARO 「スープカレー」なる聞き慣れぬキーワードを追い求めた末、辿り着いたのが「MAMARO」である。河原町丸太町を上がった場所で、河原町通りに面する好立地。ただし、この辺りは最近、小さな店がポコポコと誕生しているので、なにげに看過してしまっている人が多いかも。店内は、ビビッドなオレンジカラーが眩しく、壁から天井へと続くラウンドフォルムが目を引く、ポップでキュートな超こじゃれ系。今時のオサレな店員が配され、トータルコーディネートはコンセプチュアルにまとめられている。で、肝心の「スープカレー」についてである。目の前に登場したのは2つの皿、右側に「スープカレー」、左側にごはん。さて、これをどう食おうかということである。店側の説明によると、一番メジャーな食いかたが、スプーンにご飯を盛り、それを「スープカレー」に浸して食べるという方法。他にも別々に食べる方法(口の中でMIX)、ご飯にぶっかける方法などがあるらしいが、ここはやはり、スプーンにご飯を盛って浸して食べるという方法がよさげっぽい。で、結論を言うと、「スープカレー」とは、要するにタイカレーの味を普通のカレー味に変えました、というものに他ならない。タイカレーは粉っぽい、ほろ甘いココナッツ味が独特で、圧倒的な個性を確立している反面、じゃあ「スープカレー」の個性って何なの?という疑問に行き着くのは至極当然。カレー味なら、やはり食べ慣れた普通のカレーを食べるし、「スープカレー」という思わせぶりなネーミングながら、本質は「カレー味のスープ」といった印象を受けるのである。こういった疑問を払拭すべく、辛めの味付け、バカでかい具、そして、前述したこじゃれた内装・店員のコーディネート等々の後付け要素によって、「MAMARO」は、苦し紛れに「スープカレー」たるアイデンティティーを確立しようとしているように思えてしまうのは、少しいがった見かたであろうか。名古屋の「あんかけパスタ」、長崎県の「佐世保バーガー」と、ご当地メニューが脚光を浴びることが多くなってきた昨今、札幌を起源とする「スープカレー」は今後どのように拡大していくのであろうか。「MAMARO」は勢いにのって大阪にも出店するというし、「話題性」という最大の武器でもって快進撃は続く。一過性のキワモノとして終焉してしまうのか、はたまた普通のカレーと同等の市民権を確保するに至るのか……今後の「スープカレー」の成長具合が楽しみな、今日この頃なのである。

ママロ 京都店 (MAMARO)
★★★☆☆ 2.5
いいね!した人  |  リブログ(0)
2005年05月08日

YAK&YETI

テーマ:カレー・エスニック料理
YAK&YETI ヤクアンドイエティ。御幸町錦を下がった場所に店を構えるネパール料理店。所謂エスニック料理に分類される香辛料たっぷりの料理であるが、この系統の料理店では群を抜いてお勧めしたい良店。コンパクトなサイズの店内は薄暗い照明で、靴を脱いで床に座ってご飯を食べる形式。この落ち着いた雰囲気がなんとも心地よい。御幸町に面する部分はガラス貼りとなっており、愛想の良い、陽気なネパール人料理人が笑顔でナンをこねている姿がとってもキュート。私の場合、ランチではなくディナーとして年に2回程度、ちょっと贅沢にご飯を食べたいときに利用している、ちょっぴりメモリアル且つ特別な存在なのである。定番は「コース料理2人前:¥7,350(@¥3,675)+チリワインボトル1本:¥2,500」で、計¥9,850、福沢諭吉一枚の、ちょっと奮発のディナーである。イタリアン、フレンチならまだしも、エスニック料理に¥10,000というのはなかなか想像し難いかもしれないが、注文してみて納得、腹一杯の大満足な内容なのである。特盛りサラダから始まるコースは、スパイシーで熱々のタンドリーチキン、ジューシーなネパール風小籠包、激辛香辛料で炒められたポークチリ、豆をひいた粉っぽい風味のダール、粒々の氷がサクサクと小気味良い食感のバニラアイス等々、どれも個性豊かな料理。メインディッシュとなるカレーは特大のナンと共に食すが、このナンはお替わり自由となっているので食いしん坊も大満足。料理はどれも刺激の強い味付けとなっているが、後味のキレが良いチリワインを緩衝材として食を進めると口の中が落ち着くし、ほろ酔い気分も心地よい。そんなこんなで本格的なエスニック料理を思う存分愉しみたい方には是非ともお勧めしたい店なのである。

ヤク&イエティ (Yak&Yeti)
★★★★★ 5.0
いいね!した人  |  リブログ(0)
2005年04月10日

沙羅

テーマ:カレー・エスニック料理
沙羅 美味いと巷で評判の「天下一品二条店」の傍らにひっそりと存在するカレー店「沙羅」。「カレーよりうまいカレーの店」という謎の謳い文句が目を引く暖簾……その自信は只者ではない。店内は清潔感のある喫茶店といったけれんみのない雰囲気、悪く言えば没個性である。しかし、メニューに目を通した途端、その強烈な個性に圧倒される。「男のカレー」……!この本宮ひろ志テイストの汗臭いネーミングに、熱さを忘れたオヤジどもは思わず身震いである。実体は挽肉の入った所謂キーマカレーで、ルーの上にドカッと大きな目玉焼きがのせられている。何故これが「男」なのかは知る由もないが、他にも「女のカレー」「鬼のカレー」と名前からは内容の想像が付かない、奇抜なネーミングセンスが光る。基本的に¥1,000以上のカレーが多く割高感があるが、それは自信の裏返し。相応の味を提供してくれる良質カレー店なのである。

かれいはうす沙羅 (カレイハウスサラ)
★★★★ 3.5
いいね!した人  |  リブログ(0)
2005年02月10日

アジャンタ

テーマ:カレー・エスニック料理
寺町電気街の電波地獄をかいくぐり、高辻を通り過ぎると、怪しいお香の香りが辺り一面に漂い出す。この臭いをトレースしていくと辿り着くのが「アジャンタ」、インド料理屋である。
一見すると、どでかい国旗に暗い店内と、なんだか近寄りがたい雰囲気を醸し出しているが、中に入ってみるとこれまたビックリ、謎のインド人歌手が陽気にダンシン!なDVDがエンドレスで流されている…恐るべし!スタッフはオールインド人であるが、日本語ハダイジョウブソウデス。
一流シェフによるインド料理ということで、ランチセットでは、なんといってもでかいナンが目を引く。これを2種類のカレーにつけながら食べる形式であるが、プチご飯もついているお陰で、食べ終わる頃には、腹パンパン!価格もリーズナブルなので、育ち盛りのBoys&Girlsにお勧めしたい。ちなみにレジの前に置いてある割引券は、会計時に出すとソフトドリンクが無料になる。しかも、次来たときにもまた使えてしまう。粋なインド料理屋である。

アジャンタ (AJANTA)
★★★★ 4.0
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。