2009年04月21日

みのり 京都TAKANO店

テーマ:ラーメン
らーめんみのり京都TAKANO店

まず、久々にアンチな内容になってしまうことを冒頭にて陳謝。いや、とっても拘っておられるのは分かる。水、塩、麺とね。寸胴から出汁をすくって中華鍋で一杯ずつ作る骨折りな調理法も面白いし。ただねえ、目の前に出てきた肝心のラーメン自体を全然好きになれないわけだ。日を変えて塩ラーメンと味噌ラーメンの両方を試してみたんだけれど、まあ共にあっさり風味。いや「あっさり」と表現してしまうとちょっと語弊があるな、端的に言うと味が薄い。関西風に表現するならば「みずくさい」。ベクトルとしては「千の風」に似てる。こってり風味が跳梁跋扈する昨今の京都ラーメンに反旗を翻すレジスタンス。おそらく、引き算のラーメンなんだと思う。ミニマムに、シンプルに。でもね、何かが足りないんだ、何かが。引き過ぎてるのか、それとも、そもそもがダメなのか。例えばこの店の塩ラーメンを食っていて脳裏に浮かんだイメージは、スーパーで売ってるパック麺タイプの豚骨ラーメン。当たり障りのない風味。ある意味陳腐。でもって人畜無害。健康を意識したラーメンは絶対に信用しないというポリシー(ラーメンなんて身体に悪くて当たり前)があるんだけれど、この店のコピー類には、どうもその種の臭いがぷんぷんしている点にもげんなりしてしまったり。ぶっとい縮れ麺に関してはまあ、なかなかお見事で、ぷりぷりの食感なんだけれど、鹹水を惜しげもなく配合したまっ黄色い麺なだけに、代償として言わずもがなかなり鹹水臭い。この臭さには一昔前にタイムスリップしたかのような時代錯誤感。と、ラーメン自体に関しては以上。実はそれ以外にも不満がある。不満を飛び越えて憤懣か。まず箸。エコですよエコ。リサイクル箸。しっかし、よりによってなんで表面がツルツル加工やねん。麺が滑るー滑るでー。すくいにくいでー。エコは大事なことだとは思うけれど、客に迷惑をかけるエコマインドは信用しない。あと、カウンター席。厨房が見られたくないんだね、目の前が暖簾で目隠し。暖簾の隙間からちらほら見える調理風景、いやあ奥ゆかしいやないのーてね、まあ別にどうでもいいことなんだけれど、熱いメッセージが記入されたネームプレート等を垣間見るに、元気を売りにしてる体があるように見受けられてね、なんだかミスマッチだなあと。で、最大のネックは値段。ラーメン一杯840円也。大きく出ました。KYなんて言わせません。北海道からうちはこの値段なんです。そっ……そうですか。まあ、ようおきばりやす。

らーめん みのり 京都TAKANO店 (ラーメン / 一乗寺、茶山、修学院)
★★☆☆☆ 2.0

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2009年03月23日

なか房

テーマ:ラーメン


なんやかんやで京都では次々とラーメン屋ができて。増えた分、また潰れたりして。美味しかったり、美味しくなかったりして。様々な価値観が散りばめられて、食う側としては選択肢が増えましたなあ。ここまでくると、美味しいか美味しくないかというよりは、好きか嫌いかの次元なわけでね。そんなカオスの中でやっと気付いた、確固たる一つの不文律を見つけたわけ。「ラーメンを作るのはやっぱオヤジのほうがいい」。敷衍すると「なか房」のオヤジさんが好きなわけだ。じゃあ、どう好きなのかを語りたいと思うんだけれど、まずこれは決してオヤジさんを貶す意図は全くないってことを冒頭に述べておきたい。念のためのエクスキューズ、曲解される恐れがあるもんでね。要は愛。それじゃ本題。「なか房」において、ラーメンの注文時には、3つの設問を経ることになる。「こってりか、あっさりか」「太麺か、細麺か」「にんにくを入れるか、入れないか」。この3つの設問に対してのオヤジさんの切り盛りっぷりは、繁忙時と閑散時とで見事に異なる。繁忙時とは、まあ正午前後を差すんだけれど、この時間帯はオヤジさんのラーメンパワー(謎)がフルスロットルで炸裂していて「太麺、細麺?」→「太麺」→「はいよ」→即座に麺投入、な、淀みなきフローが眼前に繰り広げられる。てきぱき、てきぱき。これがどうして、閑散時には一転、3つの設問を経た後に、さらに再度「こってりやったっけ?」→「いや、あっさり」「太麺やったっけ?」→「いや、細麺」な、不毛なる再確認の嵐。ぎくしゃく、ぎくしゃく。閑散時にしか訪れなかった当初、客は私を含めて3~4人というシチュエーションにおいて発露したこの忘却っぷりを目の当たりにして、これはオヤジさんの確信犯、つまりはパフォーマンスなんだと思った私は甘過ぎた。そこに存在するのはリアルな忘却だったのだ。推測するに、閑散時には、余暇を持て余したオヤジさんが、ラーメン作りに付随する二次的な作業に腐心するが余り、本来持ち合わせるラーメンパワー(謎)を発揮できないでいるのだ。そんな状況においても、再確認時に笑顔で返答する常連客の鷹揚な対応を傍観し、己の懐の浅さを痛感した次第。つまりは、ここで初めて、この天性の不器用さを持ち合わせたオヤジさんを愛する心が芽生えたわけだ。失うものあれば、得るものあり。つまりは閑散時なんだけれど、退店時にオヤジさんから気の利いた一言がもらえる。「満足していただけましたか」「ゆっくりしていただけましたか」なーんてね。この一言が聞きたいがために、敢えて閑散時に通う男がここに一人。て、ここまで書いて肝心のラーメンに関する記述が全くないことに気付くんだけれど、もう手遅れ。でも、一つだけ。絶対に太麺、以上。

なか房 (なかふさ) (ラーメン / 鞍馬口)
★★★★★ 4.5

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2009年03月01日

彩華ラーメン 一乗寺店

テーマ:ラーメン

奈良と言えば鹿でもせんとくんでもなく、断然「彩華ラーメン」やんかいな。どんだけニンニク入れてんねん!てなね、あの白菜の炒めたん、上にどかっとのっかって。そりゃ、何回も奈良に行ったさ、彩華ラーメンを食べるためだけにね。屋台店、あれはも一つやった、塩っ辛いだけ、サイドメニューも皆無やし。なんと言っても新ノ口店、あれは素晴らしかった、美味かった、なんで閉店したんやろうね。最近リニューアルした本店、あんな僻地にも関わらず、ファミレスばりのスケールの店内が、てんやわんやの大騒ぎ。奈良人にとっての彩華は、京都人にとっての天一よりも、土着性が強いとお見受けする。裏には天理教の姿がちらほら……あやや、て、ま、これは冗談。そんなこんなで、いつの日か京都に来て欲しいなあと常々思うておりまして、そしたらあんた!できましたがな、彩華ラーメン一乗寺店!え、一乗寺!?「よどみにうかぶうたかたは…」なんて方丈記の一節が脳裏に浮かぶほどの諸行無常な、戦場と書いて「じごく」に敢えて!?……なんてのは杞憂で、曼殊院道とは言っても、白川通りにほど近い立地で、戦禍が及ばない、比較的平和なエリアに陣をはった。もちろん、京都ナイズされた要素は散見されて、麺の硬さを聞かはるし、サイドメニューの唐揚げは一乗寺の雄「高安」「あきひで」の影響を垣間見るし、ちょっと白菜少ないんちゃうかと思うし、塩っ辛過ぎるんちゃうかと思うし、さらには……券売機で食券を買わなあかんしね。でもまあ、彩華が京都で、一乗寺で食えるってのはね、私にとってはかなりの絵空事、ドリーミーな話で、すんごく嬉しい、これは現実だ、うん。残りのドリーミーは「かむくら」なんです。ぶー、奈良にはあるのに、なんで京都に来おへんねん、ぶー。「中華そば」とかね、「ラーメン」とかね、そういう通り一辺倒なメニュー名じゃなくてね、なんなんですか、言うに事欠いて「おいしいラーメン」ですぜ旦那、なんなんですか、この自尊心。そんでむかつくんです、その実、なかなかやりおるからね、くそう。早う京都におこしやす。おねがい。

彩華ラーメン 一乗寺店(ラーメン / 一乗寺)
★★★★ 4.0

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2008年10月14日

藤崎奈々子は豚骨ラーメン

テーマ:ラーメン

芸能人の名を冠する飲食店に初めて入店。その名も「藤崎奈々子は豚骨ラーメン」。身も蓋もない直球勝負な店名に物怖じしたら負け……いや、ある意味勝ちかも。店内には、当然ながら奈々子はいない。どこを見回してみても、いない。あるのは、奈々子の顔写真と共に掲示されたメニュー類。さらに、切り盛りする店員はメンズオンリーという、半ば悪意に満ちているとも言える意外性。入口で靴を脱いで、下駄箱に靴を入れて、鍵を取って、素足で入店するという、前代未聞な店構え。低予算なのか、確信犯なのか、改装具合がとても中途半端で、居酒屋としての趣そのままにラーメンをずるずるとすする姿は甚だ滑稽。肝心のラーメン自体はスープといい、麺といい、「凡庸」という言葉以外に表現が思いあたらない。「豚骨ラーメン」という言葉から万人が想像する、まさにステレオタイプな、最大公約数な風味の豚骨ラーメン。このラーメン店のプロデュースに、奈々子がどのくらい関わっているのか、事実は知り得ない。だけど、とにかく言えるのは全てにおいて中途半端だということ。どうせ奈々子の名を借りた「だけ」のラーメン店ならば、もっと割り切って店内に等身大人形とはいかないまでも、等身大ポップを置くだとか、液晶テレビで奈々子のムービーを流すだとか、店内放送で奈々子の肉声アナウンスを延々流し続けるだとか、それくらいのあざとさがあってもいいんじゃないかと。個人的には775円ぽっきりの775(ななこ)定食が無かった時点で幻滅だ。さらに言えば看板の奈々子の写真は発色がなんだか薄暗いし、箸ですくったラーメンを見つめる真剣な横顔のアングルも意図するところが謎。スープの味見をしている写真にしてみても、毒物騒ぎの食品を記者会見で敢えて頬張る某大臣を彷彿とさせるようで形骸な絵面。旬を過ぎたアイドルという理由があるにせよ、「焼肉小倉優子」のような胸キュン☆ビジュアルで勝負するくらいのあざとさがもっとあってもいいんじゃないかと。もちろん、メニューの立案自体に奈々子が参画するほうが好ましいのは言うまでもない。「奈々子が有名店で3日間だけ修行してなんとか作ってみたラーメン」だとか、「見よう見まねで餃子を作ってみたらできあがってしまった餃子っぽいもの」でもいいじゃないか。所詮いちアイドルに過ぎないのだから、背伸びをする必要は毛頭無し。等身大の奈々子で勝負と来たら、ソウルを感じるし、いくら不味くても私は食う。それはそれでハッピーだし、インパクト大だ。そういう割り切りが無い、中途半端なスタンスの芸能人店ならハッキリ言って存在価値が無い。最後に一応、私は藤崎奈々子のファンでも、興味があるわけでも、全く、無い、ほんとに。

藤崎奈々子は豚骨ラーメン 新堀川横大路 (ラーメン / 中書島)
★★★☆☆ 3.0

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2008年10月11日

あきひで

テーマ:ラーメン

現時点で京都で一番美味いと、大仰ではなく素直に思えるラーメン。こってり風味の極北ながらも、短絡的で合理的な後付けのくどさはなく、あくまでもスタンスは実直、それも、ほぼ「愚直」の域に達しそうな実直さ。骨だけをただひたすらに煮込んだスープ。舌の柔突起の上を、微細な骨の粒子がさらさらっとかすめていく、この感触、この名状し難い異物感。舌で味わい、鼻で嗅ぎ、脳味噌に刻まれるこの確固たる存在感は、誤解を恐れずに言えば、既に唯我独尊の、ひとつのアートだ。のちに登場した割節ラーメンは、魚系のダシが追加された新機軸。世に蔓延る「Wスープ」なる低俗で恣意的な表現を駆逐するぐらいの、実直な「和」がここにある。しみじみ、でもがっつり美味い。こいつは和食だ、日本だ、うーん、イッツ・ジャポーン。不定休という点が「あきひで」の唯一のウィークポイント。かくいう私も何度もフラれた。意気揚々と一乗寺へ赴き、店の前で茫然自失で立ち尽くしたあの日。何度もフラれた結果、休店の場合を想定して「高安」「鶴はし」「夢を語れ」等、別候補を想定しつつの一乗寺行脚。しかし世はネット。灯台もと暗し。営業情報を掲載する公式サイトの存在に気付くのが遅すぎた。でも、今でもそれは敢えて見ない。これからも実直にいく。意固地とはまた違う。営業日にたまたま出会えた僥倖、その高揚を大切にしたいから。愚直だな、いやいや、これは馬鹿以外の何者でもない。

らーめんや亜喜英 (あきひで) (ラーメン / 一乗寺)
★★★★★ 5.0

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2008年06月24日

丸ぎゅ

テーマ:ラーメン

大局的な視野でいくと「こってり」「あっさり」という二元論で語られるラーメン。特に「こってり」については、その言葉が内包する意味合いがとてつもなく広範で、もちろん食べる人によってもそのニュアンスは十人十色。ラーメン紹介本によく見受けられるダイヤグラムを見てみても「え?このラーメンってこってりだったんだ!」なんて違和感を覚えてしまうこともしばしば。はたまた京都のご当地ラーメンの一つと言っていい背脂醤油ラーメンを評する際の常套句「見た目はこってり、食べてみると意外にあっさり」なんてのもいい加減食傷気味な表現。こんな感じで、目の前にあるラーメンの味を表現するためのボキャブラリーって、実はかくも貧困。「丸ぎゅ」のラーメン、こいつはこういう文脈でいくと、とりあえず「こってり」と表現して間違いなさそう。だけど、どぎつい「こってり」の系統ではなく、まろやかでまとまりがある、優しい風味。なんというか、「こってり」というよりは「まったり」なラーメン。茶褐色の濁ったスープは、表面に背脂がわずかに浮かび、やや粉っぽい舌触りが特徴的。「まったり」なのは逆に言うとパンチがなくて、食べ進めるに連れて舌が慣れ、中だるみの状態になってしまうんだけど、ニラ、キムチ、一味唐辛子、おろしニンニクがセッティングされていて、順に加えることによって味に飽きが来ない。白眉はキムチで、いわゆる普通のキムチとは違い、臭さや辛さが極力抑えられた、あくまでもトッピング用のキムチとして調合されている点がすばらしい(無論、白ご飯のお供としては役不足)。さらに、おろしニンニクを加えた時点で「まったり」だった風味が一気に飛翔。身も蓋もない表現だけど、無茶苦茶美味いラーメンに昇華する。明るい店主の振る舞いも特徴的。厨房の奥から「ガシャーン!」と皿を落とす音。セオリー通りなら「お騒がせしました!」。が……「今の音は割れてへんな!セーフ!」。この店主あっての「まったり」なラーメン。

丸ぎゅ
★★★★★ 4.5
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2008年01月20日

紫蔵

テーマ:ラーメン

関東ラーメンの代表格、京都に密入国?ラーメン好きなら知らない者はいないと思われる「家系」のラーメンが左京区茶山にひっそりと誕生。じゃあなんで店名が「紫蔵」?ふつー「○○家」じゃ?そこはいうても舌の肥えた貴族たちが闊歩する歴史のまち・京都。初上陸にあたりそう易々と関東(よそ)の文化を受け入れてもらえるわけじゃぁない。結果、柔軟に古都スタイルに対応すべく、あえて「家」の看板を外すことで、それが持つ縛り・重圧をひとまず回避したというわけ。これぞ家系ラーメン界の隠れキリシタンやぁ~(彦麻呂風←古い?)。店主は数奇なラーメン道を歩まれていて、実は某有名京都ラーメン店の関東エリア・フランチャイズにて活躍。が、いざ京都で自分の店を持つ段階になり、そのまんま京都ラーメンを逆輸入しても意味がないってことで東京・「蔵前家」にて修行し家系ラーメンに「改宗」。まさにミイラ取りがミイラになったとはこのことだ(いや違う)。個人的に家系ラーメンというと、あの独特のアニマル臭と麺のぶっとさが生み出す負のスパイラルに大変苦しめられたという、ほろ苦い思い出がある。が、「紫蔵」のスープを一口すすってみてびっくり、全く臭みがない。まろやかで、濃厚で、ぶっとい縮れ麺に絡みついて……これ美味いやん。なんでも店が大規模になるほど、スープの骨依存度が高まり「骨大量投下→臭くなる」というジレンマに陥るそうな。んなこと言わはるけど店主さん、あんたんとこもじきにブレイクしはるやろうし、このスープの美味さをキープする試練、まさにこれからが勝負どすえ……いち京都人より、愛を込めて。

紫蔵 (しくら)
★★★★ 4.0
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2006年07月22日

風花

テーマ:ラーメン

烏丸高辻東入ル、緑色のテントに輝く「新宿めん屋 風花」の文字。なぜ故に「新宿」なのか、というツッコミはひとまず置いておくとして……。烏丸通りの喧噪とはうって変わって、仏光寺にほど近く、ひっそりと静かなお土地柄。にも関わらず、割とお客さんは多かったりする、そこそこ名の知れたラーメン店。「風花」のラーメンは一言で表現すると「海」。石垣島の天然塩を使用した塩ラーメン。一口すすると様々な海産物のエキス・風味が舌の上を行き交う。彦麻呂風に表現すると「海の幸のオーケストラやぁ~!」なラーメン(超適当)。「これって海水みたいで気持ち悪ぅー!」実はこれがファーストインプレション。以来しばらく敬遠していたけれど、最近は何故だかツルツルいけてしまう。「美味いっ!」と絶叫するほどのインパクトはないけれど、しみじみと嗜める風味。年と共に美味いもんアンテナも変わるのか。これを彦麻呂風に表現すると「舌と味覚の第二次性徴やぁ~!」となるんかいな。

新宿めんや風花 (しんじゅくめんやふうか)
★★★★ 4.0
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2006年04月16日

高安(新装開店)

テーマ:ラーメン

人気・実力共に京都一?あとは裏通りという立地さえなんとかすれば……という状態だった「高安」、満を持して一乗寺メインストリート・東大路通り沿いへと堂々の移転。まるでラーメン店らしからぬカフェライクなポップなセンス溢れる店内。移転前にちょっぴり垣間見えたファンシーさが前面に押し出されて、椅子、テーブル共にいわゆるデザイン家具が揃えられ、さらに大きな液晶テレビに洋物のアニメが流されたりと、なんだかお洒落な空間に様変わり。東大路通りに面する部分は全面ガラス張りになって採光はバッチリ。開かれた、明るい雰囲気のラーメン店になった。店員はヘッドセットを着用。注文をとるときは、ファミレスのようにハンドサイズの端末を所持してピピッと打ち込む。なんてシステマチック!こんな感じで、ラーメン以外の部分に関しては、全く持ってフルモデルチェンジ。で、席数が増えた結果、行列の数も減ったかと思いきやそうでもない。しかもなんだか回転率が悪そうな雰囲気。なんでだろうと店内を覗き込むと…なんと半数以上の客が子連れ!ベビーカーを伴った乳幼児同伴の家族までいる。小さなお椀にラーメンを取り分けてもらい、拙い箸使いでずるずるとすする子どもたち。帰り際、もれなく飴ちゃんを貰えたり、待ち客スペースに馬の乗り物があったりと、こりゃ子どもを連れてきたくなるわというおもてなし。こんな時、ふとダウンタウンの松ちゃんがなんかの番組で言っていた言葉を思い出す。「行列のできるようなラーメン屋に子どもを連れてくんな!」。賛否分かれる部分だと思うけど、とりあえず「高安」の意向はウェルカム・チルドレン。それ以外の人々は我慢する寛容な心が必要也。BGMは相変わらずロック系。しっぽりと上品にクラシックを流す甚だ勘違いなラーメン店が増えてきてるけど、ラーメンは決してそんなもんじゃない。麺がのびる前に如何に早くかき込むか!そういう意味でラーメン店にロックはあながち間違ってない。で、肝心のラーメン自体は相変わらず美味い!ていうか、さらに美味くなってるかも。ラーメンのお供・ご飯に関しては、分量を自由にカスタマイズ可能で、食いしん坊にとっては嬉しい配慮。しかし、調子に乗って大盛りを注文すると、「まんが日本昔話」級の山盛りご飯が登場するので、注文する際はくれぐれも注意されたし。

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中華そば 高安 (たかやす)
★★★★★ 5.0
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2006年03月26日

鶴はし

テーマ:ラーメン
鶴はし 個人的に最近ラーメンのヒットがない。例えばWスープ。魚系のスープを合わせたラーメンのことで、遅ればせながら京都でもいくつか食べられる店が登場しつつあるけど、正直個人的にはどれもイマイチ。一口目だけは「おっ!」と思うけど、だんだんくどくなってきてスープを全部飲み干せない。こういった系統は「スガキヤ」だけで十分じゃないか……などと。一乗寺に目を移してみると、最近数店の新規ラーメン店が開店してるけど、特に常連になりそうな店はなし。もうこってり系にも疲れたし……当分ラーメンはもういいか……。「天天有」の少し北に、「鶴はし」というラーメン店がある。一乗寺ラーメンエリアの最北端。開店してずいぶん経つけど、一度も食ったことがなかった。店の前に電光掲示板を設置している店は絶対美味くない!という謎の信念があったから。たまたま目当てのラーメン店が臨時休業で肩すかしを食らったので、その替わりとして初めて入店してみた。もう既に年季が入っているテーブル、イス、床。開店して以来一度も食ったことがなかったので、一人タイムスリップ状態。この店は少し変わっていて、店の前に置かれたホワイトボードに「真鴨」「昆布」などと、その日のスープの材料が掲示されている。またラーメンを作る際、鉢でタレとスープを混ぜ合わせた後、店主が小皿にひとすくいして、一杯一杯テイスティングを行う。元フレンチのシェフという店主ならではのスタンス。スープの材料には徹底的にこだわるし、味のブレも許さない。いわゆる普通のラーメン店では見られない、この店ならではの面白い光景。ラーメンはパッと見、オーソドックスな醤油ラーメン。が、スープを一口すすってみてビックリ。こりゃただもんじゃない。同じ系統でいくと「第一旭」を初めて食ったとき以来の衝撃。ほのかに甘いスープで、様々な旨味が舌の上で交錯。表面にはよくある背脂ではなく、コクのあるラード系の油が浮かび、底にはスライスされたニンニクがわんさかと潜んでいる。あの手この手で工夫されているスープで、相当研究されているな……という印象。また一つ好きなラーメン店ができてよかったと素直に思う。ご夫婦で切り盛りされているこのお店、店舗でありご自宅でもあるようで、この日はたまたま中学生くらいの息子さん+ガールフレンドが店の奥から登場してお出かけ、という光景が……!もー!最近の若い子ったら!ラーメン食いながら複雑な気分になった。

鶴はしラーメン (つるはしらーめん)
★★★★★ 4.5
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