阿わ都 | 京都1975

阿わ都

あわず 大阪・難波を本店にする「若狭家」が河原町三条に出店と、俄かに活気付きつつある「海鮮丼」。富小路仏光寺を上がった場所にある「阿わ都(あわづ)」も、個人で頑張っている「海鮮丼」店として負けてはいない。夜はすっぽん料理で有名な「阿わ都」であるが、お昼は各種定食・弁当を提供するご飯系で、特に海鮮系に強く、メインを張る一番人気が「海鮮丼」である。熱々ご飯の上に並べられた鯛・鮭・タコの上に、大量のイクラがふりかけられたボリューミーな内容。ご飯とイクラ群が口の中で渾然一体となり、えもいわれぬ食感を楽しむことができる。ちなみにこの店では「親子丼」を注文すると「鶏肉+卵」ではなく、「鮭・イクラ」の親子が出てくる。さらに「他人丼」は「牛肉・卵」ではなく、「鯛・イクラ」のコンビネーション。注文する際は要注意である。

三洋 京都府外ではあるが、もう一店「海鮮丼」でお勧めしたいのが、大阪・能勢町の「三洋」。173号線を車で走っていると突如登場するどデカい「海鮮魚市」の看板。海など程遠く、周りは緑いっぱいののどかな環境。「何故ここに!?」という疑問はさておき、恐る恐る中に入ると、そこには仕入れたての新鮮な魚介類が割安値で陳列されている。この店の端が簡易なイートインのスペースとなっており、店内で売られている魚介類をその場でさばいて調理した「海鮮丼」を注文することが可能。店内は魚介類をさばく場でもあるので、市場のような臓物系の生臭さが漂っているのが難点ではあるが、それを我慢しさえすれば、新鮮且つボリューミーな「海鮮丼」を楽しむことができる。僻地ではあるが、敢えてこの店目当てでドライブしてみるのも面白いかもしれない。