お盆について
(1999.7.5)


この時期、皆様から聞かれる代表的な質問をいくつか載せますので、参考にして下さい。


質問1.お盆の時期は?

     
一般的には、8月(7月)13日から16日です。


質問2.迎え盆と送り盆は?
     
13日にお墓に迎に行き、16日に送る習慣が多いようです。しかしながら、お墓にご先祖様の霊魂が眠っているわけではありません。

成仏してお浄土にいて、いつも我々を見守り下さっています。特に浄土真宗では迎え盆・送り盆はいたしません。


質問3.お盆のお飾りは?
     
従って浄土真宗では、平素通り。また、迎え盆・送り盆自体は精霊祭という日本古来の風俗に由来するので、仏教に由来するものではありません。

従って精霊棚がないとお盆の雰囲気がでないとおっしゃる方(特に浄土真宗以外の宗旨の方)も一度平素の飾りで迎えるのも決して粗末にした訳ではないと思います。

キャンプでエコをはじめよう >
  • エコキャンプまめ知識
  • キャンプファイアーを企画する


    子ども会や職場、地域のイベントなどでキャンプファイアーをやることになったと頭を抱えている人はいませんか?
    今回は、キャンプファイアーの企画のしかたのコツを教えましょう。


    キャンプファイアーに決まったカタチはない

    キャンプファイアーは、「火の神がいて、、」などいろいろなイメージがあると思いますが、「こうでなくてはならない」というものはありません。
    「メインをどのようなものにしたい」のか、「ファイアーを通してどのようなことを伝えたいのか」などの「ねらい」をはっきりさせると、組み立てがしやすくなります。

    大きい火を焚く愚か者-ネイティブアメリカンの格言より


    キャンプファイアーといえば、「天まで焦がす」ような大きな火をイメージするのではないでしょうか。小さく、一定の大きさの火を焚くことは技術がいります。私は、出来るだけ小さなたき火のような火でキャンプファイアーをするのが好きです。
    大きな火を焚くと、近づけませんし、なにより火のありがたさ、あたたかさを体験することができません(だから私は夏よりも春や秋や冬のファイアーの方がメッセージを伝えやすいと思っています)。
    灯油など使わず、できるだけ小さな火で行うのが、今のキャンプファイアーの主流です。※キャンプファイアーのセッティングについては、Vol.26 を参考にしてください


    キャンプファイアーの企画のしかた


    まずは、メインの活動を考えましょう。
    キャンプの初日に、「参加した全員と仲良くなる」ことをねらいにするなら、みんなで遊べるゲームのようなものを中心に企画すると良いですし、キャンプの最終日に「みんなでキャンプの思い出をふりかえる」ことをねらいにするなら、グループごとの発表をメインにし、感想を述べたり、替え歌をつくったりするような内容が考えられます。
    後はストーリーを考えて、始めと終わりは静かにしようとか、企画者のイメージをそのまま内容に込めていくのがよいでしょう。



    「火の神」や「女神」が出てくることが多いのは、火の神秘性やありがたみを伝えたいという意図があったからだろうと思います。「火の神」ありきではなく、どうしたら子どもたちが火のことに興味関心を持つのか、充分に考えてから企画しましょう。最近は、IHの調理台の普及など、直火を見る機会がない家庭が増えてきているのも事実です。火は人類が文化的な生活をするために獲得したいちばん始めの大切な技術です。キャンプファイアーは楽しい活動ですが、騒いで終わるだけでなく大切なことはちゃんと伝えましょう。
    薪を燃やして暖をとるのに使ったり、灯りにしたり、炊事に使っていること、夜は本当は野生生物が静かに過ごす時間であること、視点を変えれば夜に学べることはたくさんあります。直接体験ができるこの機会にこそ、しっかり伝えたいものです。

    (イラスト:ほしのゆきこ)


    (2009.7.2更新)

    著者プロフィール
    高瀬 宏樹 (たかせひろき)
    日本キャンプ協会主幹(指導者養成、普及サービス事業担当)
    日本全国を飛び回って、キャンプの魅力を人々に伝えたり、指導者の養成に取り組んでいる。休日は二人の息子達をパートナーに身近な自然のなかで、ささやかなアウトドアライフを実践している。

    Q&A1  霊 は 怖 い ?


    Q 霊を知ろうとするのは怖くないですか。


     霊も霊魂の世界にいれば霊とか霊魂とか呼ばれますが、実は私たちの先祖であり先輩です。ですから、この世に善い人も悪い人もいるように、霊魂にも私たちにとって善い霊魂も悪い霊魂もいます。したがって、悪い霊魂には遭遇したくありません。ところが、皆知らないだけで、まず全員が何らかの形で霊と関わっているのです。それを考えると、怖がらずに、悪い事をする霊魂と関わらずにすむ方法を知った方が良いのです。




    Q 普通に生きていれば霊とは関係なく生きられると思っていました。でもそれは間違いですか。


     もちろんです。人間として生きていて他人と関わらずには生きられません。同じように、目に見えないだけで、霊魂たちは大勢いるのです。ですから、結局は誰でも何かしら影響を受けているのです。




    Q 霊は幽霊屋敷とか、霊スポットだけにいると思っていましたが…。


     とんでもありません。霊も私たちと同じで自由があります。一部の特殊な霊を除くと私たちと同じように道を歩いているのです。幽霊屋敷は私たちに強いアピールを持つ霊がいるというにすぎません。




    Q では、普段もすれ違っているのですか。


     毎日すれ違っています。
     ただ、霊の側も人間とぶつかるのはあまり気持ちが良い事ではないらしく、よけたりすることも多いそうです