幼少期～小学生

私が小さい頃、父と母と兄の4人、それなりに仲良く暮らしていた。
アパート暮らしの質素な家で、布団を3枚並べて4人で寝ていた。

兄は少し歳が離れていて、小学校からずっと少年野球をしていた。私は習い事はしていなかった。
習字とそろばんは、先生の都合で半年ほどで終了してしまい、そのままだったけど、近所には友達もたくさんいたから楽しい日々だった。
週末は兄の野球の付き添い。時折合宿にも着いて行って。

そんな兄は怒ると少し怖い。今となっては何で怒られたかわからないけど、よくげんこつされてた。
母に逃げるものなら尚更。
トイレに逃げこんで鍵をかけて閉じこもったこともあるが、外で一緒に遊ぶ時は優しい兄だった。

父はだいぶ私に甘かったように思う。
好きなおかずをくれたりした。

母は厳しく私をしつけていたように思う。

時折、父と母は喧嘩をしていた。玄関先で言い合っているのを眺めていた。
時には父の服が破けるほど母は興奮していた。
原因はその頃の私にはわからない。
数日後には二人で買い物に出かける様子もあった。

こんな家庭だったけど、これが普通なんだと思っていた。

家族

私、30代会社員。
夫、30代会社員。
子ども、3才の娘保育園に通う。
今それなりに幸せ。

私の母、60代パート。
2年前に精神疾患を患うが、半年ほどで普通の生活に戻れた。
しかし、このことがきっかけで私の家族は破綻してしまった。

いや、これ以前に私が高校生の頃両親は離婚した。
でもそれなりにバランスをとって過ごしてきた。

私のこれまでとこれからを、
気持ちの整理として少しずつ綴っていこう。